小栗旬、最新主演劇場作は芥川龍之介原作「TAJOMARU」!

2009年07月06日13時05分映画

今度はスタイリッシュな時代劇作品! 7月5日(日)に東京都内の劇場にて完成披露試写会を行なった小栗旬主演の最新劇場公開作品「TAJOMARU(タジョウマル)」が今秋に一般公開される。

原作は芥川龍之介の小説「藪の中」。映画「TAJOMARU(タジョウマル)」は、「藪の中」に登場する大盗賊、多襄丸(タジョウマル)を主人公とするものの、設定は大きく脚色された完全オリジナルストーリーとして描かれる。メガホンを取ったのはGLAY、ミスターチルドレン、サザンオールスターズらビッグネームのミュージッククリップを数多く手掛け、映画「SF サムライ・フィクション」「RED SHADOW 赤影」などの作品によって、スタイリッシュな演出の時代劇という新境地を切り開いた中野裕之監督だ。制作は「クローズZERO」シリーズでもお馴染みの山本又一朗プロデューサーが務めた。

映画のストーリーは、小栗旬扮する多襄丸名乗る畠山家の次男・直光が、困難の中、いかにして柴本幸演ずるヒロイン・阿古姫への純愛を貫いていくか、に見どころがある。直光の畠山家は名門であり、阿古姫は許婚。まさに約束された将来がある筈の直光であったが、ある陰謀を受けて家を追われる立場となる。奥深い山の中に逃げ込む直光と阿古姫だが、松方弘樹扮する盗賊に襲われる。そのとき阿古姫は思いも寄らぬ告白をし、その場を逃げ去る。彼女の言葉に衝撃を受けた直光は、阿古姫を追おうとした盗賊を殺める。息絶えつつ盗賊は直光に対し、自分の名前である多襄丸という名を直光が引き継ぐように託す。そこにある隠された意図とは何なのか?そして阿古姫が逃亡した理由とは?愛と謎に満ちた活劇が始まりを告げる。

本作は中野裕之演出であるだけに、スタイリッシュでモダンな時代劇という趣がある。現在、映画「TAJOMARU(タジョウマル)」の作品公式HPにて公開されている予告編動画にもその片鱗が伺える。松方弘樹、萩原健一ら実力派ベテラン俳優達が共演している点も大きな魅力で、その流石な演技と存在感はストーリーに奥行きを与える。またB’zの新曲「PRAY」が主題歌となることでも話題だ。

中野裕之+小栗旬により、芥川小説の世界観が新たな光彩を放つことになった映画「TAJOMARU」。公開は9月からの全国ロードショーを予定している。

映画「TAJOMARU」オフィシャルサイト