「六龍が飛ぶ」第44話あらすじと予告動画:バンウォンの毒手と三峰の切り札!太祖は愛妻家?

2017年01月15日14時00分ドラマ
©SBS

明への挨拶状の不手際の責任をとるために明の初代皇帝・朱元璋は三峰=チョン・ドジョンを明に送れと迫ってきた!これがムミョンと手を組むバンウォンの毒手だと考える三峰派は…KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日16日(月)放送の第42話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。

ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ=太祖役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン=靖安大君役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第44話あらすじ
三峰=チョン・ドジョンを明に行かせるべきだという話が持ち上がり、三峰はムミョンとつながっているバンウォンの仕業ではないかと疑う。ヨニは女真族同化政策と三峰が軍権を持っていることが明を不安にさせたのだろうと分析し、決して明に行かないようにと言う。病床に就いた王妃カン氏夫人も、世子バンソクの後ろ盾である三峰を明に行かせないよう太祖=イ・ソンゲに頼み、太祖は何とか阻止しようと動き始める。

その頃バンウォンは、三峰への毒手(とどめの一手)のために腹心たちと作戦会議し、自分が明に発つ前に頼んだ秘密兵器をそれぞれ出してほしいと話す。妻ダギョンは、チョ・マルセンの成均館入り、義父ミン・ジェは、ポウン=チョン・モンジュ亡きあと儒生たちがもっとも慕う儒生、芸文春秋館学士のクォン・グンを味方につけたと、本人を招き入れる。兄バンガンがイ・セク門下生のクォン・グンを間者ではないかと疑う。バンウォンと二人になったクォン・グンは、バンウォンを尊敬はしないが、大義がバンウォン側にあるためについたいい、「宰相総裁制に反対」「ポウン=チョン・モンジュの名誉回復と慰霊」を願い出る。

便殿。ハ・リュンとミン・ジェは、三峰を明に行かせまいとする太祖に、必ず行かせなければならないと伝え、クォン・グンが自ら明に赴き、三峰を補佐すると願い出る。この一言が三峰をさらに追い詰める。
ヨンギュの扇動で役人たちは便殿での会議にも出ない三峰の悪口を言い、チョ・マルセンは儒生たちを率いて、三峰を明に送るべきだという上奏を読み上げる。追い詰められた三峰は、明に行かせてくれと直訴するが、太祖に却下される。

三峰はバンウォンに会って、三峰を明へ送ろうとしたのはバンウォンの差し金かと問い、バンウォンの行動を“私的な欲”と糾弾する。バンウォンは、三峰がやれば“政治”で自分がやれば“私的な欲”なのか、自分は外交をしてきただけと返す。三峰の政が明を刺激したと続けるバンウォンに、建国初期に結ぶ関係が今後の100年を決めると三峰。さらに、外交とは剣(軍事力)と財物(贈り物)を適切に使い分けることで、バンウォンはその流れを断ち切っていると非難し、自らの負けを認めながらも、自分の毒手は使っていないと不敵に言い立ち去る。

別の日の便殿。姿を見せた三峰は全ての官職から退くと伝える。結局三峰以外の遣いが明に送られることになる。全て太祖と三峰の間で合意されていたことと察するバンウォンは、三峰の毒手が何なのか気になる。

一方、王妃カン氏夫人は臨終の時を迎え、最後までバンウォンにバンソクのことを頼む。カン氏夫人が息を引き取ると太祖はどこかへ行ってしまい、三峰も姿を消し、バンウォンは不安になる。

泮村。チョク・サグォンは子どもたちが遊んでいた小屋を怪しみ、中を確認する。ニ重扉になっており鍵がかかった奥に何かありそうだと気づく。そしてこの小屋がムヒュルの祖母ミョンサンの倉庫だと知る。

ムミョン。チョンニョン和尚が、花事団の女忍軍・黒蝶が大勢明入りしているとの情報をヨニャンに報告。鴨緑江付近でも目撃したが、イ・バンジによって守られていたと。ヨニも姿を消しているとキル・ソンミ。六山も重大な情報を報告に来る。

一方、バンウォンは三峰の毒手について考えを巡らしていた。自分なら勝算が3割でも私兵廃止のために戦争を起こすが、三峰は7割の成功が見込めないと動かない人だと妻に語る。そして、気になることをプニに確認する。気になることとは例の“赤い封筒”の中身。中立を守るプニのために内容の確認はせずに、プニが中を見たことだけを確認したバンウォンは、そこには女真族との和親以上の危険な密約があったと推測する。この様子を盗み見していたプニの部下の少女が、三峰の弟、チョン・ドグァンに報告する。

バンウォンは女真族との危険な密約が、私兵の廃止を公に実行できる“遼東征伐”だと見抜き、それを確認するためにムヒュルと共に馬を駆って太祖の元へ向かうが…。

その頃、バンジとヨニは開京の旧王宮にいた。三峰が姿をみせ、ヨニは、補給路と行軍路を全て調査し、女真族との同盟の確認、城郭や軍馬、兵や物資の状態もすべて良好だと報告する。そこに、山寺に籠って亡き妻の冥福を祈っているはずの太祖がイ・ジランと共に現れる。
三峰は、「私兵廃止のための遼東征伐」という方便が、方便でなくなったと太祖に報告する。驚く太祖とジランに、威化(ウィファ)島を回軍したときと今は違う。季節も兵糧の蓄えもある今こそが遼東を取り戻す好機と三峰。当時より明の影響力も増していると危険視する太祖に、三峰は驚くべき情報をヨニに報告させる。

ヨニの報告は2つ。一つは、明へ送った使臣団が全員処刑されたこと。そしてもう一つは明の皇帝・朱元璋が余命いくばくもないこと。いえ、すでに死んでいるかもしれないというヨニの報告に、後継者は孫である幼い皇子でこの擁立には反対もあったことから、内戦が起きると、続ける三峰。これまでどんなに軍政を改革しても遼東征伐の可能性は3割以下と見ていたが、事態が変わった。朱棣が南京に攻め入る今が千年に一度の好機だと。朱棣が南京に侵攻するかどうか不安視するジランに、ヨニも7割の確率と答える。

一方、ムミョンもこの情報を掴み、バンウォンに教える。バンウォンも9割の確率で朱棣が20万の大軍を率いて南京を攻めると考える。1年間傍にいて朱棣の性格を知りぬくムヒュルも、バンウォンに同調する。

■見どころ
チョ・マルセン。35話でピンチのバンウォンとイ将軍(太祖)を山中で助けた儒生だ。この人物は「根の深い木」のキーマンでもある。三峰の弟チョン・ドグァンも登場する。チョ・マルセンにいては35話豆知識で解説している。

ミン・ジェが紹介したクォン・グン。バンウォンに師匠であるポウンの名誉回復を願いでるが、実在の李芳遠(イ・バンウォン)も王位に就いた後、ポウン=鄭夢周(チョン・モンジュ)を高麗最後の忠臣として名誉回復し、手厚く慰霊している。このあたりも史実とフィクションをうまく絡ませている本作の面白さだ。

ところで、何より名誉を重んじる儒生である三峰が、明に行かせてほしいと太祖に直訴したとき、太祖はなんといってこれを留めるのか?時には弱腰とも見られた太祖がどんな思いで王位に就いたのかが分かる深い言葉だ。

バンウォンが私欲と政をはき違えているという三峰に、バンウォンが“大義”についてどんな持論を展開するのか?「歴史は勝者が作る」につながる説得力のある言葉をお聴き逃しなく。三峰に負けを認めさせながらもいらだつバンウォン。そんなバンウォンのいらだちに唯一気づくのは今回もムヒュル。ニヒルになってもムヒュルのバンウォン愛は変わらない。

王妃カン氏の臨終の場面。バンウォンと世子バンソクの手を握るシーン。さあ、バンウォンはここでどんな態度をとるのか?太祖(チョン・ホジン扮)の大きな目をさらに大きくさせたバンウォン(ユ・アイン扮)の手と冷たい表情お見逃しなく。

なぜ、遼東征伐が私兵廃止につながるのか?バンウォンとハ・リュンとの会話で明らかになるのでお聴き逃しなく。

今話ラストでヨニとヨニャンが同じ情報を握る。そして三峰とムミョンがこれをどう読むのか?相反する双方の分析は?
※朱棣(チュチェ)と朱元璋については42話の豆知識で解説。

三峰&ヨニとバンウォン&ムヒュルのヒリヒリする頭脳戦の中、開京でのバンジとヨニの久々の対面に胸キュン必至。韓ドラ定番、足を労わるシーンや「この任務がそんなに楽しいか」と聞くバンジに、ヨニはなんと答えるのか?照れるヨニが可愛い。

■豆知識
①愛妻家だった太祖
カン氏が亡くなった後、太祖は行方をくらますが、実在の太祖も神徳王后=康(カン)氏が忘れられずに、墓の傍に小さな庵を建てそこに籠ったそうだ。朝夕欠かさず番茶を捧げ、その後、後宮を娶るものの亡き妻への想いは募るばかり。とうとう亡き妻のために興天寺を建立し、墓と寺を守ることを日課とし、その妻の産んだ子供たちと時を過ごしたそうだ。
(出典:『王妃たちの朝鮮王朝』より)

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】



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