ウォール街を襲った“モンスター”マネー資本主義-NHKオンデマンド

2009年07月20日20時00分社会
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金融危機をもたらす原因の一つといわれる“金融工学”の実像に迫る、NHKスペシャル「マネー資本主義」の第4回「ウォール街の“モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスにて配信されている。視聴料は315円(税込み)。

100年に一度と形容される、全世界を巻き込んだ金融危機。その原因はどこにあったのかを、様々なキーパーソンらによる証言を集めながら探っていくシリーズの第4回。これまでの放送では「投資銀行」、「金融政策」、「年金基金」と、金融危機を招いたいわば表の役者たちの失敗の原因を探ってきたが、今回はこれらの役割を仕組みとして動かしたといえる「金融工学」に焦点を当てる。

「モンスター」あるいは「経済の大量破壊兵器」と呼ばれた、魔法のような計算式を編み出したのは、マサチューセッツ工科大学など出身の物理学者や数学者たちだった。中にはノーベル賞受賞者さえいた。彼らが発明した、リスクさえ計算によりコントロールしてしまうという数学理論は、証券化商品やCDSといった新たな金融商品を生み出し、ウォール街全体を魅了していった。しかし、金融工学信仰は、盲目的な欲望の暴走へと変化していくのだった。

NHKスペシャル マネー資本主義 第4回「ウォール街の“モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか」 NHKオンデマンド