簡儀（カニ）焼失…ヨンシルは？新たな天才たち登場！「チャン・ヨンシル」第14話あらすじと予告動画

ヨンシルを目の敵にする役人たちとのトラブルの中で、月食観測で詰められない15分の誤差が、地球の公転のためかもしれないと思いついたヨンシルは、仲間たちと新たな計算式に取り組むが…一方、ヨンシルとソヒョンとの恋も大きな暗礁に乗り上げてしまう！実在の科学者、蒋英実の波乱の生涯を描いた「チャン・ヨンシル～朝鮮伝説の科学者～」（BS-TBS）来週6月15日（木）放送の第11話のあらすじと見どころ、豆知識などを紹介！予告動画は番組公式サイトで公開している。本作はDVDも好評発売中で公式サイトでも予告動画が公開中だ。

【「チャン・ヨンシル」を2倍楽しむ】には、ドラマの時代背景や豆知識や、放送にあわせて各話のあらすじと見どころを紹介するので、視聴の参考にどうぞ。

■キャスト⇒相関図BS-TBS
チャン・ヨンシル役：ソン・イルグク
世宗役：キム・サンギョン
太宗役：キム・ヨンチョル
ソヒョン王女役：パク・ソニョン
チャン・ヒジェ役：イ・ジフン

■第14話「悲しみの咆哮」
ヨンシルは仲間のパク・ヒョンウォンとイム・ミョンドクと夜空を眺めながら幸せな時間を過ごしていた。こんな経験をさせてくれたヨンシルに感謝する。ヒョンウォンの新しい計算式はほぼ出来上がっていた。
ところが、ヒジェやハクチュ一味の襲撃を受け、天文観測所と研究資料は焼き尽くされてしまう。ヒジェは地中に隠された写しの資料にまで火をつけ、朝鮮や天文より自分が大事だとヨンシルを絶望させる。そしてヨンシルの背中に向け、剣を振り下ろした。
ひと足先に秘密の部屋に乗り込んだヒジェが、ヨンシルたちの研究成果を目の当たりにし、何を思いどうつぶやくのか？パク・ヒョンウォンやイム・ミョンドクがその能力を認め、命懸けで守ろうとしたヨンシルを、ヒジェは認めようとしないのか？ほんとにヨンシルを殺したのか？

世宗からのご馳走の差し入れをヨンシル達に届けにいったチョンは、燃え盛る観測所や簡儀（カニ）を見て、ヨンシル達を探すが、そこで見たのはヒョンウォンとミョンドクの遺体。写しの隠し場所も焼け落ちていた。チョンは慟哭しながらも3人の墓を作る。
石を積んだ墓の前、雪に埋もれるチョン、駆けつけたソックの嘆きが悲しすぎる。チョン役のキム・ドヒョンは、1999年に演劇『オセロー』でデビュー。実力派ミュージカル俳優でもあり、「奇皇后」のチ・チャンウクを兄弟役で『兄弟は勇敢だった』（2013）で共演している。チャン・ヒョク主演のビューティフル・マインドではちょっぴり頼りない医師クォン・ドクジュン役を演じている。

イ・チョンから、観測所が焼失し、ヨンシルたちが死んだという知らせを聞いた世宗とソヒョンは憤慨し、嘆き悲しむ。そしてヨンシル達を死なせてしまったのもまた、自分のせいだと涙をし、チョンもまた彼らを守れなかったと自責の念に涙する。
ハ・ヨンは明の皇帝に天文観測所の存在を知られたことを世宗に報告し、謝罪の文書を書くよう進言し、世宗は明の皇帝のいる方角に向かって許しを請うと言い、ハン・ヨンにもこのような悲惨に事態になる前にヨンを説得できなかったことを謝罪する。
チョン（キム・ドヒョン扮）の嘆きも凄いが、世宗（キム・サンギョン）の、ヨンシル達を死にやった大臣たちを殺害する妄想シーンの形相は、かつて見たこともないキム・サンギョンの怒りの顔だ。

全てが終わった後、サングクが釈放される。その頃、焼け跡に戻ったヒジェは、誰にも知られずある行動をとり、ヨンシルたちの墓に手紙を残す。
ヒジェはいったい何をしたのか？

世宗の健康状態は良くなかった。ヨンシルがいなくなったことを喜ぶ反世宗派のキム・グナムたちは、余計なことをしないでちょうどいいいと、王の健康悪化さえ良しとしていた。
恒例の大朝会。楽器の演奏があるが、酔っぱらったパク・ヨンが乗り込んで演奏をぶち壊す。
酔いの醒めたパク・ヨンは暴挙に出た理由を世宗に話した。絶対音感を持つ彼は、朝会の調べを聞くに堪えずに酒で紛らわしていたのだと。世宗は叱るどころか、自分もそう思っていたと、全ての楽器の基準となる打楽器の編磬（へんけい）の音程が合わないために音楽全体が不協和音になっていたと補足。ハ・ヨンはすぐに石の研磨の熟練者を探すようにすべきと進言。さっそく、みんなで現在の編磬を聴き比べてみることに。
パク・ヨンも実在の人物、朴堧をモデルにしている。世宗大王といえば、ハングルや科学などが注目されがちだが、音楽への造詣も深かった。詳しくは「世宗大王を知る」参照。「ポンダンポンダン王様の恋」にも登場するが、ネタバレになるので秘密！
“編磬”とは磬石を削って作る打楽器の一つ。朴堧は朝鮮に中国より優れた音楽文化をもたらした。また、中国から輸入していた編磬などの楽器を国内で大量に作れるようにした。

イ・チョンはパク・ヨンに格物の天才ヨンシルの話をして懐かしむ。ヨンシルの噂を聞いていたパク・ヨンは、算学の天才、イ・スンジの話をする。イ・スンジは漢陽の緯度を37度39分と驚く。これを知ったヒジェがイ・スンジを書雲観にスカウトする。そして、何を基準に緯度を割り出したのかと聞き、彼が取り出したのを見て…。
ここで登場するイ・スンジも実在の人物の李純之がモデル。「大王世宗」や「根の深い木」にも登場するキャラクターで、それぞれキム・ホンピョとチョン・ジョホが演じている。この役も「ポンダンポンダン王様の恋」に登場するが、これもネタバレになるので秘密！
イ・チョンが漢陽の緯度を聞くシーンで、イ・スンジがずばり言い当てたが、これは実際にあったエピソード。さあ、イ・スンジが何を使って緯度を言い当てたのか？

◇BS-TBS「チャン・ヨンシル」番組公式サイト
　2017.06.01スタート　月～金17：00-17：54
◇DVD 公式サイト
　「チャン・ヨンシル ～朝鮮伝説の科学者～」
　DVD-SET１＆レンタルDVD Voｌ.1～8リリース中
　DVD-SET2＆レンタルDVD Voｌ.9～16リリース中
　各22,800（税別）
　発売・販売元：NBCユニバーサル・エンターテイメント

【作品詳細】【「チャン・ヨンシル」を2倍楽しむ】