F1のオフィシャルサイトが「ヨーロッパGP」の映像を公開

2009年08月28日15時52分スポーツ
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F1のオフィシャルサイトが、第11戦「ヨーロッパGP」の映像を公開した。この映像は、2分30秒ほどにダイジェストされたものだが、オーバーテイクシーン、アクシデントシーン、歓喜の優勝シーンなど、レースのハイライトとなる映像がふんだんに盛り込まれたものになっており、手軽にレースを振り返るにはうってつけだ。
ヨーロッパGPは、「ハンガリーGP」後の夏休み休暇から1か月ぶりのレースとなったが、レース映像では、スペインのバレンシアストリートコース脇の港に停泊するクルーザーが空撮映像で映され、まだまだ夏真っ盛りといったリゾート気分が味わえる。レースも、夏のようなホットな映像が盛り込まれている。オンボード映像は、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン。
ヨーロッパGPは、負傷欠場のフェラーリのフィリッペ・マッサに代わりミハエル・シューマッハがドライブすることが大きな話題となったが、2月のバイク事故で負った首の傷が癒えず、テストドライバーのルカ・バドエルが起用されている。
予選は、ハミルトンが今シーズン初のポールポジションを獲得、2番手にもチームメートのヘイキ・コバライネンが入り、フロントロウを独占した。3番手はブラウンGPのルーベンス・バリチェロで、メルセデスエンジンがトップ3を占めた。ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴は17番手、注目されたバドエルは19位のトロロッソ・フェラーリのハイミ・アルグエルスアリから約1.5秒離される最下位に終わった。
決勝は、好天で、気温31℃、路面温度47℃と、夏らしいコンディションとなった。そんな中、マクラーレン・メルセデスの2台がスタートポジションを堅持。
ピットインのタイミングにより、バリチェロが上位2台の間に割り込み、ハミルトン、バリチェロ、コバライネンという順になる。
2回目のピットインでハミルトンがロスしたのに対し、バリチェロは完璧なピットをこなしてトップに立つ。レースはそのままの展開で推移し、バリチェロがトップでゴールインした。バリチェロは、2004年の「中国GP」以来、5年ぶりの勝利となった。
2位がハミルトン、3位にフェラーリのキミ・ライコネンが追い上げ、コバライネンが4位。ブラウンGPのジェンソン・バトンは勢いを欠き7位。トヨタのヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックが13、14位で、中嶋一貴は18位に終わった。バドエルは、決勝もさえず17位。
第12戦は、8月30日の「ベルギーGP」。

F1第11戦・ヨーロッパGPの映像