フォルクスワーゲン、新型「ポロ」を発売、フラッシュ動画でより詳しい情報を提供

2009年10月20日16時10分商品・CM
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新型「ポロ」

フォルクスワーゲングループジャパンは、コンパクトモデル「ポロ」(203万円)をフルモデルチェンジし、10月31日から発売する。
同車は、1975年にゴルフより一回り小さな同社のエントリーモデルとして登場して以来、34年間に1060万台以上を販売している人気モデル(日本初導入は1984年)。今回で5世代目となる新型は、新デザインのボディ、高い安全性、インテリアの質感向上、走行性能と燃費の向上といった面で飛躍的な進化を遂げ、クラスの水準を塗り替える高品質なコンパクトカーとして登場する。
デザインを統括するのはフォルクスワーゲングループのチーフデザイナーであるワルター・デ・シルヴァ。イタリア人であるデ・シルヴァは、同社のデザインDNAとして“ラ・センプリチタ”(イタリア語で英語のSimplicityに相当)を宣言。
同車のデザインにあたっては、無駄な装飾を排したシンプルで明快なフロントフェイスや、エッジの立ったキャラクターラインを採用すると同時にヘッドライトのディテールといった細部にまで妥協を排した作り込みを徹底した。
その結果、イタリアの古典的な美を求める資質を持ったデ・シルヴァの思い描くエレガントなラインと、同社の高い生産技術が融合した、かつてない精緻なデザインが完成した。
ボディは、全長で80mm、全幅で20mm拡大され、居住性の改善や安全性の向上を図りつつ、全長は4mを切り、全幅も1685mmと5ナンバーサイズに抑えられた。
コンパクトなボディの一方で、工作精度はより上級のクルマをしのぐ高い目標を設定し、キャラクターラインの合わせやパネル間の隙間の狭さなど、一見して工作精度の高さを見て取れるレベルを実現。
また、インテリアについても同様に、高い質感とソフトな触感を創出したダッシュボードの採用や、パーツ組み付け精度の高さ、ボタンを押した時の節度感など、クラスを超えた水準を達成した。
国内で販売する同社のモデルは、すべてにアクティブセーフティに貢献するESP(横滑り防止装置)を標準装備しているが、同車もESPに加え、ブレーキアシストや万一の衝突の際の安全性を高める、6エアバッグ、フォースリミッター付シートベルトテンショナー(運転席/助手席)やむち打ち低減ヘッドレストなどを標準で装備する。
また、同クラスでは異例ともいえる熱間成形による超高張力鋼板をA、Bピラー、ルーフフレーム、バルクヘッド下部のクロスメンバーなどに広く採用し、前面衝突や側面衝突時における室内へのボディの侵入量を大幅に抑制、ユーロNCAPで最高の5つ星を獲得する高い乗員保護性能を与えた。
同鋼板の採用によりボディの軽量化も同時に実現し、ホワイトボディで7.5%の軽量化が図られ、動力性能や燃費性能の向上にも貢献している。
1.4リッター自然吸気エンジンは、従来型に対しインジェクターやECUの変更等を行い63kW(85PS)の最高出力を発生。エンジンに最適化された乾式デュアルクラッチの7速DSGが組み合わされ、軽量ボディとあいまって過去最高の低燃費を実現する。
また、ローギヤードの7速DSGが組み合わされた結果、動力性能も0-100km/h加速で従来型の14.3秒から、11.9秒(ドイツ計測値)へと大幅に高められ、15インチタイヤの採用や、40mm拡大されたトレッドとあいまって、コンパクトなボディを更にきびきびと走らせることが可能となった。
10・15モード燃費は、平成22年度燃費基準を5%以上上回る17.0km/Lを実現し、シリーズとして初めて政府の「低公害車普及促進等対策費補助金」(エコカー購入補助金)の対象車となり、車齢13年超の経年車の廃車を伴う買い替えの場合、25万円の補助金を受けることが可能となった。
なお、購入後のメンテナンス費用(工賃)が3年間無償となるメンテナンスプログラム「Volkswagen Professional Care」が付帯される。
スペシャルサイトでは、カジュアルなサイト内を同車が所狭しと走る回る中、同車にまつわるライフスタイル、ドライブ、詳細情報、先進性についてなどで、より詳しく情報を得ることができる。

また、同社は、この発売に合わせ、イメージキャラクターであるホッキョクグマの保護に取り組んでいる米国カリフォルニア州のNPO団体「Polar Bears International(ポーラーベアーズインターナショナル、略称: PBI)」のスポンサー活動を行う。
PBIは、ホッキョクグマとその生態環境の保護を目的として、調査と教育・啓蒙活動を行っているNPO団体。同社は、PBIの「プラチナ・スポンサー」として、公式サイトや日本での同社主催イベントにおいて、10月20日から1年間、ホッキョクグマ保護に関する啓蒙活動などを行う。
同社の正規販売店などに募金箱を設置し、一般のユーザーからの募金も受け付ける。スペシャルサイトからも寄付を募る。

新型「ポロ」スペシャルサイト