「シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル」ネタバレあらすじで『劇場版 シグナル』の予習!
現代の刑事(坂口健太郎)と過去の刑事(北村一機)が古い無線機で通信して、また過去の事件を解決した!『劇場版 シグナル』の4月2日(金)公開に先駆けて、カンテレ・フジテレビでは3月30日(火)に「シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル」を放送した!SP版のネタバレあらすじと劇場版の見どころを紹介!SP版はカンテレドーガ、GYAO!、TVerで見逃し配信を開始した。FODでも配信開始した。
■スペシャル版OPは連ドラ名場面と最終回の続きから
廃棄されるはずだった古い無線機で、熱血刑事の大山剛志巡査部長(北村一輝)と時空を超えて通信できるようになった三枝健人(坂口健太郎)は、過去のいくつかの未解決意見を解決した。そんな中、兄・亮太の死の真相を知った三枝は、過去の大山に亮太を助けてほしいと頼んだ。その後、行方不明だった大山が白骨死体で発見される。三枝と桜井美咲(吉瀬美智子)は大山にその事実を知らせ、その結果、大山は自分の死を回避できる。そんな中、三枝は、過去の大山からの分厚い封筒を受け取る。その中には汚職をはじめとした野沢議員(西岡徳馬)のスキャンダルのデーターと手紙があった。だが、大山は入院中の病院から忽然と姿を消し、殺人の容疑で逃走中だった元警視庁管理官・中本慎之助(渡部篤郎)殺害の濡れ衣を着せられ、2020年の今も行方不明。大山の残した証拠のおかげで野沢議員は逮捕することができ、三枝は警部補に昇格し、未解決班に配属される。中本殺しの犯人を捕まえることこそが、大山を救う唯一の方法だと考えた三枝は、未解決班で桜井とともに犯人逮捕を誓う。
※ここまでのあらすじや、なぜ山田刑事(木村祐一)や小島鑑識官(池田鉄洋)が、三枝のことを覚えていないかは連ドラ版最終回ネタバレで詳しく解説している。
■スペシャル版ネタバレあらすじ
そんなある日、カメラマンの武田寿士(古川雄輝)が20年前に貯水池で自殺した女優の卵で婚約者・上杉胡桃(桜井ユキ)の捜査依頼に来る。武田は数日前に思い出の喫茶店で、死んだはずの胡桃を見かけたというのだ。もし、本当に胡桃が生きているとしたら、20年前に貯水池で発見された遺体は別の人間ということになる。三枝と桜井は、突然いなくなった最愛の人を今も忘れられずにいる武田の想いに動かされ、早速、未解決事件として捜査に乗り出すが、不審点がありながら遺体はすぐに火葬され、遺品も処分されていた。母親が肝臓がんで移植手術を受けたばかりだと分かるも、遺族はなぜか非協力的で、捜査は難航する。
するとある晩、時計が23時23分を示したその瞬間、再び無線機が鳴り出し、三枝は2000年を生きる大山とつながる。三枝から話を聞いた大山は、逃走中の身でありながら捜査への協力を申し出て、20年前の武田に接触し、胡桃が所属事務所と揉めていたらしいこと、同じ女優の卵の親友の秋川理保と連絡が取れないとの証言を得る。やがて胡桃がプロダクションからの派遣のアルバイトで訪れたパーティーで、建設会社社長の石川匠(青木崇高)と出会っていたことが分かる。プロダクションは金持ちの男に所属タレントを斡旋していた。胡桃に目を付けた石川が嫌がる彼女をレイプし、その様子を仲間がビデオに録っていた。
一方、三枝たちは喫茶店に残された本の指紋から胡桃が生きていたことを確信し、2000年の大山が知り得た情報を共有し、胡桃の親友の理保を捜すことに。そんな中、石川が元警察官で野沢議員とつながっていたことが判明。理保の足跡を追っていた桜井は、ドイツに行っていた彼女が帰国し、胡桃の母に臓器提供したことを突き止める。そして理保と名乗っていたのが胡桃本人だという事実も。
2020年、レイプされたビデオで脅されていた胡桃は、ビデオを探そうとして“中本を殺害した”という銃を発見し、銃を持って逃げる。その夜石川が銃を取り戻そうと、胡桃の家に忍び込み、胡桃を殺害し、自殺に見せかけて貯水池に遺棄したのだった。だが、殺されたのは胡桃ではなく、たまたま遊びに来ていた親友の理保だった。台所にいた胡桃はおびえながらそれを見ていた。その後、“胡桃”が死んだことになっていることを知った彼女は秋川理保として生きる道を選び、ドイツにいたが、母の臓器移植のために帰国したのだった。その頃、三枝も石川に会って、彼の犯行を確信するが、肝心な証拠がない。だが胡桃の姉・杏珠(篠原ゆき子)が証拠となる音声データー(MD)を持っていた。
帰署した三枝は、桜井から胡桃と会ったこと、中本を殺害したのが石川だったことを聞く。石川を逮捕すれば大山の無実は証明できる。そこに石川の弁護士から、三枝を脅迫罪と侮辱罪で訴えるという連絡が入り、三枝は一計を案じる。証拠のMDの音声を署長に聞かせて石川が殺人犯だと訴える。そこには、胡桃と理保がセリフの練習をする音声と、そのあとに部屋で起きたおぞましいすべてが録音されていた。三枝が睨んだ通り、その音声は署長を通じて石川も知るところになり、証拠として不十分と判断した石川は任意同行に応じる。
取り調べ当日、隣室には公安部長の山崎(田中哲司)もいた。音声データーを聞いた石川は、自分の声だと認めながらも、それが殺害当時に録音されたものではないと、推定無罪を主張する。立ち去ろうとする石川に、三枝は音声データーの続きを聞かせる。MDは、胡桃を訪ねてきた玄関先の武田の声を拾っていた。さらに車いすの胡桃が現れ、驚いた石川は「殺したはずなのに」と自白する。そして胡桃の証言から、中本を殺害したのも石川だと証明できた。
暴れる石川を桜井と山田が押さえつける。拳銃紛失で辞職に追いやられた石川だったが、実は、その拳銃で中本を殺害し、処分に困って紛失したことにしたのだった。石川は、胡桃の部屋で取り返した拳銃を鉄くず屋で処分したといい、決定的な証拠はこの世にないとうそぶく。そして理保の殺害は認めるが、中本の殺害を否認する。悔しがる桜井だが、三枝はあきらめていたなかった。
三枝は大山からの無線を待っていた。23時23分。無線がつながった。三枝は、石川が中本を殺害したと教え、凶器の拳銃を探してほしいと頼む。2000年の大山は、鉄くず屋に駆け付け、証拠の拳銃を手に入れることに成功。石川は中本殺害容疑で逮捕された。
眠りから目覚めた三枝は、インターネットで過去に石川が逮捕されたことを知る。変わった過去により、2020年の胡桃は武田と新しい人生を歩み、かわいい子供もいて幸せに暮らしていた。寂しそうな桜井に、「いつかきっと会えますよ。あきらめなければ…」と声をかける三枝。その夜23時23分、再び無線がつながった。2000年の石川は黒幕に消されるのを恐れ、まだ犯行を否認していたが、大山は刑事に復帰できたという。だが、桜井の待つ城西署ではなく、城南署に飛ばされていた。三枝は、大山にあこがれて2010年に警察官になったことを話し、大山は、黒幕を暴いて会いに行くと約束する。
2010年、三枝は警察学校を卒業し、大山はある調査報告書とそれにかかわる2人の人物の写真を毎朝ジャーナル宛に送ろうとするが、何者かの銃に打たれて川に落ちる。一方、石川もまた獄中で首を吊って死亡していた。
■劇場版でオリジナル「シグナル」誕生!
SP版に登場し、大山が毎朝ジャーナルに送ろうとした人物こそが、劇場版で本格的に登場する公安部長の山崎(田中哲司)と情報操作室次長の三谷(杉本哲太)だった。果たして、大山はどんな情報をつかんで、何を暴こうとしたのか?劇場版にはほかにも官房長官の板垣役で鹿賀丈史、警視庁・刑事部長の青木役で伊原剛志ら大物が登場するほか、三枝たちに協力するジャーナリストの小泉ミチル役で奈緒も登場する。
スペシャル版は連ドラ版でカットされた韓国のオリジナル第7話~第8話で描かれた「シン・ダヘ自殺事件」を膨らませて描かれた(胡桃が盗んだのは拳銃だが、韓国版ではブルーダイヤのネックレス)。劇場版はその続きを完全なオリジナルの新作として制作された。もちろん、「諦めなければ未来は変わる」「過去と現在が無線でつながっていた、過去を変えることで現在も違った運命を迎える」という世界観や、三枝健人(坂口)、桜井美咲(吉瀬)、そして大山剛志(北村)の3人を中心に織りなす人間模様はそのままに、映画ならではのスケールの大きさで、韓国オリジナル版やスペシャル版とは違う新しい「シグナル」となりそうだ。映画版ではアクションもたっぷりあるのでお楽しみに。また、主題歌は連ドラ・SPに続いて世界で活躍するBTSが担当した「Film out」。この曲はback numberとのコラボ曲。詳しくはBTSや清水依与吏(back number)、坂口健太郎のコメントや映画情報と一緒にこちら紹介している。
◇カンテレ・フジ「シグナル 長期未解決事件捜査班」番組公式サイト
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