【四大陸選手権】首位は鈴木!これが回転不足?浅田真央SP3位の演技を動画で確認

2010年01月28日11時09分スポーツ
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前日の公式練習では、17回中14回成功させた浅田真央のトリプルアクセルが、27日のSPの演技では回転不足をとられるなどで、まさかの3位発進となった。27日、韓国全州で「フィギュア四大陸選手権」のSPが開催され、バンクーバー五輪日本代表・鈴木明子(24、邦和スポーツランド)が58.88で首位、同じく五輪代表の浅田真央(19、中京大)は精彩を欠き57.22で3位となった。今大会の浅田の演技に関しては、韓国でも大いに注目をしており、複数のメディアが伝えているなか、MBCニュースが浅田、鈴木らの演技を動画で報じている。

ニュースによると、浅田真央選手は、最初のコンビネーションジャンプでは、特技であるトリプルアクセルが成功したかに見えたが、これが回転数が不足だという判定を受けて4.1点が減点されたと伝えている。
また、基本点数5.5点のトリプルフリップでは、跳躍のタイミングが合わず1回転にとどめ、これが0.2点となってしまったと解説している。
この二つの要素で大量減点にあった浅田は、この後立て直しに入ったが、演技時間の超過で1点の減点を受けてしまい、結局57.22点で3位にとどまった。

動画ニュースでは、首位に輝いた鈴木明子の素晴らしい演技と、初めてシニアの国際舞台に上がった韓国のクァク・ミンジョンの演技も紹介している。

それにしても今大会では、演技以外の部分で浅田を煩わせることが多い。ネット上に浅田の演技妨害予告が書き込まれたり、彼女の宿泊ホテルでの盗撮と見られる動画がネット上に流出したり…。これらを彼女への注目度の高さからきた“有名税”と捉えるのはあまりにも酷というもの。
しかし、当の本人は、SPで回転不足とされた判定などに対して、「オリンピックの前にわかってよかった」と言い、フリー演技やと五輪へ向けての課題として捉える気丈さを見せている。

フリーは29日(金)。フリー競技の様子は、日本ではフジテレビ系列で、夜7時57分から放送される。
ライバル、キム・ヨナの国、韓国での浅田の成績は、2戦2勝と相性がいい!わずらわしい雑音に心を乱されることなく、フリー演技で巻き返して欲しい。
また、せっかく首位に立ちながらも、今回の雑音ですっかり影が薄くなった感のある鈴木の見事な演技に拍手を送りつつ、日本選手たちの活躍を期待したい。

MBC「浅田真央、ショートプログラム3位」

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