25日、厳重な警護で韓国入りを果たした浅田真央は、26日初の公式練習をした。練習では今シーズン序盤の不調がウソのような好調のすべりで会場をうっとりさせた。今大会は五輪大会の1ヶ月前ということで、五輪代表選手の多くやライバルのキム･ヨナは出場を見合わせており、注目は浅田に集中している。そんな中でも、浅田は、ショートプログラム（SP）とフリーで計3回跳ぶトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）を次々と着氷するなど積極的な調整を試みている。同じく五輪代表選手で今大会に出場する鈴木明子（邦和スポーツランド）もジャンプやスピンを細部まで繰り返し確認した。

韓国MBCが、浅田のショートプログラム曲「仮面舞踏会」にあわせて練習する様子と、この後行われた記者会見での様子を報じている。

会見で浅田は、「今、自分のできることを確実にしてできるようにすることだけを考えて滑りたいです。この四大陸大会でいい演技をして、オリンピックにそのままいい気持ちのまま臨めたらいいと思います」と、いつも通りのやわらかい笑顔で語った。

今大会では、韓国のネット掲示板に浅田の演技妨害しようという書き込みがあり、ピリピリムードで現地入りし、空港には大勢の記者たちが詰め掛けていたが、この日の記者会見場の記者席は空席が目立った。

今大会で優勝し、勢いをつけて五輪に臨みたいと強い思いをもって挑んだ浅田。韓国にも浅田のファンは多く、このような悪質な書き込みはほんの一部のアンチファンということを信じて、浅田は自身の演技に集中してよい結果を残して欲しい。

MBC「浅田真央“オリンピックでも良い演技を見せたい"」

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