韓国全州で開催されるフィギュアスケート四大陸選手権への出場の為、25日午後、屈強なガードマンに護られて韓国入りした浅田真央（中京大）を、数十人の取材陣が取り囲んだ。浅田真央の渡韓に関しては、韓国のネットで演技妨害を予告する書き込みもあり、厳戒態勢を敷いての秘密裏の行動だったが、取材陣の関心が高く複数のメディアが浅田の韓国入りを伝えていた。SBSが動画ニュースでも浅田の韓国入りの瞬間とコメントを動画で紹介しているので見てみよう。

浅田は、黒のニット帽をかぶり、にこやかに入国口に姿を現した。浅田にとっては4回目の訪韓とあって、余裕のある表情で軽く手を振っての登場。しかし、今回もタラソワコーチは同行していないようだ。

大勢の取材陣に取り囲まれた浅田は、「コンディションは普段通り、良いです。私ができることをきちんと練習しました」と笑顔で答えている。

浅田は、今シーズン初めには不調に悩まされ、一時はバンクーバー五輪への出場も危ぶまれたが、五輪代表の最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの「全日本選手権」で見事に優勝を決め、五輪への切符を手にした。晴れて五輪代表選手となった浅田にとって、今大会への出場は、五輪1か月前ということもあり、疲労が蓄積するのでは？との声も聞かれた。事実、今大会では、鈴木明子（邦和スポーツランド）は出場するが、同じく五輪代表の安藤も男子の織田も、ライバルのキム・ヨナも出場しない。

2カ月足らずで3大会という日程については、全日本選手権出場前から浅田本人が決めていたことで、「大丈夫です」と力強く言いきっている。それだけに、インタビューで見せた笑顔に、今大会で良い成績をおさめ、勢いに乗ってバンクーバーまで突っ走るという強い覚悟が感じられた。

ニュースでは、浅田が五輪で、ショートで一回、フリーで二回トリプルアクセルを試みる計画と伝えている。
最後に、浅田は「ジャンプで減点がないように努力します。練習したとおり間違いなく演技すれば良い結果があるでしょう」と語った。

2010年のフィギュア四大陸選手権は、韓国・全州市の華山体育館室内氷上競技場で、1月25日から31日まで開催。浅田は、27日（水）午前10時から公式練習をしている。

SBS「浅田真央、極秘訪韓…調子いいです」

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