明日5月19日（日）22時からBSP4K・NHKBSで放送する、伊東四朗主演「老害の人」第3話では、福太郎（伊東四朗）が雀躍堂の経営戦略室に集めた仲間たちの中にサキ（三田佳子）もいて、老人たちのカフェを作ると言い出す。

前回第2話のネタバレあらすじとエンディング挿入曲の紹介と、第3話あらすじと予告動画を紹介する。



本作は、「すぐ死ぬんだから」、「今度生まれたら」に続く、内館牧子原作の「老後」小説のドラマ化第3弾。埼玉県川越の近くの街を舞台に、コロナ禍に福太郎と近所の老人5名が巻き起こす老害六重奏と、家族たちの群像活劇。⇒【関連記事・各話のあらすじ】

本作はエンディングに流れる挿入歌に癒されると話題になっている。第1話では「さらば恋人」（山本潤子バージョン）が流れたが、第2話のエンディングには「歓送の歌」が流れた。この曲は小椋佳、「信頼できる友人との別れの時に激励して送り出してやろうと考えて作った」という楽曲で、作曲は星勝。TBS系のお見合いバラエティ番組『ウエディングベル』エンディングテーマとして使われた。

小椋佳が楽曲提供した「シクラメンのかほり」を歌った布施明も1993年にシングルリリースしているが、第2話で流れるのは1995年にシングルリリースした中西保志バージョンの方だ。⇒YouTube｜中西保志「歓送の歌」



■第2話ネタバレ
©NHKコロナ禍の中、福太郎（伊東四朗）は、大学には行かずバイト先で野菜作りをすると言い出した孫の俊（望月歩）を賛成する。これに反対する婿の純市（勝村正信）が松木ファームの達夫（松木しげる）に挨拶に行くが、結局、息子の弟子入りと頼んで来た。

年が明け、第2回緊急事態宣言が首都圏に発令され、飲食店は時短営業を強いられ、死者は全国で5000人を超えた。そんな中、福太郎は俊と松木ファームが野菜を納入しているレストランを訪れる。そこでクレームをつける老女・村井サキ（三田佳子）と遭遇する。

ほどなくして福太郎はワクチン接種会場でもサキを見かける。接種券を忘れたことを棚に上げて、「目的よりも手続きを優先しろというの？」「この会場の帰りにコロナにかかったらどうするおつもり？」「責任者を呼んでください」と言いがかりをつける。見かねた福太郎がサキを外に連れ出す。

サキがぼっちランチしていたのを見た福太郎は仲間に誘うが、公民館の元館長だったというサキは「そこらのジジババと同じ空気を吸うと、ジジババが感染するんです」きっぱりと断り、帰っていく。

2回目の緊急事態宣言が開けた4月になると、福太郎はまた会社に顔を出し始めた。社員たちは福太郎の自慢話を聞き流すようになっていた。ところが、大口の取引先となった若い経営者が福太郎に会いたいと言い出す。これに気をよくした福太郎は自慢話に上から目線の話を続け、取引は白紙に。

娘の明代（夏川結衣）はたまらず福太郎に「もう邪魔しないで。自慢話や愚痴は仲間内でやって。引っ込んでてください」と頼む。だが福太郎はここでも精神論を持ち出して純市を鼓舞する。明代は「自分の立ち位置ぐらい自分で気づいてよ」と声を荒げ、「老人は引っ込んでいろと言うのか」と言う福太郎と口論になる。

4回目の緊急事態宣言が出て2度目の緊急事態宣言が出た。明代は福太郎に謝る機会を探していたが、機会はとんでもない形でやってきた。福太郎の仲間の桃子（日色ともゑ）がコロナで入院したというのだ。軽症だが、夫の武（前田吟）が病院の外で桃子を心配して大騒ぎ。勇三（小倉蒼蛙）が連れ帰るが、武は公園の土管の遊具の中で辞世の句を書くと、ここでも大騒ぎ。偶然居合わせた俊と友人が武を連れ帰る。

■第3話予告
雀躍堂に事件が。福太郎（伊東）と５人の老人たち、不幸自慢の春子（白川和子）、病気自慢の勇三（小倉蒼蛙）、趣味自慢の武（前田）と桃子（日色）夫妻と、なんとサキ（三田）が経営戦略室にやってきた。この部屋をサロンにして集まり何かやるのだと言う。一か月もたないと軽視していた明代（夏川）と純市（勝村）だが、６人は足しげく会社に通う。やがて、孤独な老人をもてなすカフェ「若鮎サロン」を開くと言いだすのだった…。

■キャスト
戸山福太郎役：伊東四朗
亡妻・八重役：田島令子
娘・明代役：夏川結衣
婿・純市役：勝村正信
孫・梨子役：木竜麻生
孫・俊役：望月歩
≪福太郎の友人たち≫
吉田武役：前田吟
妻・桃子役：日色ともゑ
竹下勇三役：小倉蒼蛙（小倉 一郎）
林春子役：白川和子
娘・里枝：羽田 美智子
村井サキ役：三田佳子
≪その他≫
元部下・山本和美役:高橋惠子

NHKBSプレミアムドラマ毎週日曜22時より放送の「老害の人」（全5話）番組サイトで予告動画が公開中だ。

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◇NHK「老害の人」番組サイト