NHK「燕は戻ってこない」第3話内田有紀“これがわたしの生殖行為”の意味とは? ネタバレと4話予告、今夜一挙再放送も

05月18日21時00分ドラマ
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5月14日に放送したNHKドラマ10「燕は戻ってこない」第3話のネタバレあらすじとみどころを紹介しよう。5月21日(火)22時よりNHK総合で第4話が放送される。NHK番組公式サイトでは、予告動画と過去回のプレイバック動画などが公開、NHK+で見逃し配信されている。

※2024年5月18日(土)24:40~26:55(19日(日) 午前0:40~2:55)



桐野夏生の同名小説が原作の「燕は戻ってこない」は、“命は誰のものか”という重要なテーマを扱った、鮮烈なエンターテイメント作品。

5月14日放送の第3話では、悠子が基の子を切望していた理由とその軌跡が明かされ、リキが“代理母”になることの焦燥感から女性向け風俗セラピストに会うまでが描かれた。

不倫から始まった基と悠子の関係は情熱的で、互いの肉体や存在を渇望する様は、りり子の描く「春画」と違い、どんよりと生臭い。愛する基に“結婚は望まない”“あなたの子供が産みたい”と言い、妻になじられたことを思い出す悠子。

基との今の関係に、後ろめたいものを感じている悠子は“代理母”を受け入れようと“何故そうしなければならないか”を必死に探す。心の淀みが基との思い出も重々しいものにしているようで悠子の辛さが痛いほど伝わってくる。

しかし、初めは悠子が基の子供を望んだのだ。世の中には沢山の愛や欲望があるということも理解できる。そして悠子は愛する基の願いを叶えたい一心で、“遺伝子”が入らなくても、それがわたしの“生殖行為”なのだと、リキと基の子を育てる決意を固めた。この決意に至るまでが、彼女にとっての“生みの苦しみ”だったのではないだろうか…。

一方、リキも“対等なビジネス”にするため1000万で代理母になることを引き受けたものの、“他人の子”を出産することに虚しさを感じる。その憂さを払うために散財してみるが、それだけでは虚しさは埋まらず“男を買う”行為で晴らそうとする。

次回5月21日に放送される第4話では、リキへの人工授精を合法にするために悠子は基と離婚することになる。悠子はさらなる苦渋の決断を迫られることに…。予告動画に千味子が「だって商品でしょ、お金払って買うんだから」と声高に話すシーンが。基だけでなく“孫”に大金を支払う千味子も、契約を結んだリキとリキが生む子は“対価”でしかないようだ。“生殖行為”を“無償”のものと感じる悠子、“生殖行為”を介せず子を持つことになるリキ、お金で子孫を残そうとする親子、それぞれの“子”へ温度差は埋まることがあるのだろうか?



■主要キャスト
大石理紀(リキ)役: 石橋静河
草桶基役:稲垣吾郎
基の妻・悠子役:内田有紀
基の母・千味子役:黒木瞳
リキの隣人・平岡役:酒向芳
リキの同僚・河辺照代(テル)役:伊藤万理華
生殖医療エージェント・青沼薫役: 朴璐美

悠子の親友・寺尾りり子役:中村優子
リキの叔母・佳子役:富田靖子
リキの元上司・日高役:戸次重幸
セラピスト・ダイキ役:森崎ウィン
ほか

■第3話 ネタバレあらすじ
リキ(石橋静河)は草桶基(稲垣吾郎)と悠子(内田有紀)の夫婦とついに顔を合わせる。「プランテ」の青沼(朴璐美)に草桶夫婦が社会的成功を納めていること、自分たちが長年“不妊治療”を続けてきたが子供を授かることが出来なかったこと知らされる。

人工授精をして、生まれる子供は養子縁組をすると聴いたリキは「人工授精」の方法も尋ねる。サロゲートマザーを引き受けてくれたら、その間の生活と多額の報酬を保証され気持ちが揺れる。

トイレにたったリキを悠子は追いかけていってリキを気遣う。そして、リキが手にしていたハンカチが自分が渡したものだと気づき、自分たちがすでにリキと出逢っていたことに運命を感じる。「まさか、もう会っていたなんて…」

悠子は何故代理母をすることにしたのかと尋ねる。「お金のためです」とリキは代理出産は単なるビジネスと話すが、悠子は「ビジネスってもっと対等なものだと思う」という。「好きな人の子供を産みたいと思わないか」「産んだら子供に会いたくならないか」と踏み込んでいくが、リキはビジネスだと言い切る。

代わりにリキは悠子に「赤の他人である子供を愛せるのか」「あなたは本当にそれでいいのか」と反論する。基とは不倫関係で始まった悠子は、自分の身体のせいで基の子供を埋めなかったことに責任を感じていた。「わたしも望んでいるの。女にはどちらかしかない、子供を産んだ女、産んでない女、どちらかが劣っているかは問題じゃないってわかっている、でもわたしもそちら側になりたい」リキは「いいじゃないですか。それで、お金で解決できるんだから」と納得する。

2人の様子をみにきた青沼に「女にはいつだってタイムリミットがある」「あなただけができる人助け」「(年齢的に)最後のチャンス」と囁かれたリキは、1000万の報酬で引き受けることに決めた。

基はリキから提示された法外な報酬をものともせず「何もクレームをつけないで、すんなり子供を渡してください」と快諾する。基は初めて会い、自分の選択に間違いはないと確信していた。そして、自らの遺伝子を受け継ぐ子が生まれることへの期待に高揚する。

今日のお礼として五万円を受け取ったリキは、贅沢な買い物をし、自宅アパートに戻る。すると隣人平岡が顔を出し、また因縁を付けようとするが、リキは「わたしの身体はわたしのものではない」と強気な態度を見せて、平岡を威圧する。

りり子(中村優子)の個展を観に行った悠子は、りり子と飲みに行った先で知り合った編集者(吹越満)たちとの会話から、人間の数だけ“夢や希望”、それぞれが望む生殖行為があることに気づかされる。悠子はかつては自分の望みでもあった「基の子」をこの世に生み出すため、代理母という選択を受け入れることにする。「それが私の生殖行為」だと…。

一方リキは、自分の子宮と卵子が買われることへの抵抗から、テル(伊藤万理華) の勧めで女性向け風俗のセラピスト、ダイキ(森崎ウィン)と会うことにする。



■第4話 あらすじ
リキの自由を契約で縛ろうとする基に反発を覚える悠子。しかし、基の自分への思いの深さを知り、計画へのためらいを振り切る。リキもまた、親友のテルが東京を離れることを知り、我が道を行く覚悟を決める。リキへの人工授精を合法にするため、基は悠子と離婚しリキと籍を入れるが、もともと悠子が気に入らない千味子(黒木瞳)はそのことを知り悠子に電話をかける。

ドラマ10「燕は戻ってこない」(全10話)は2024年4月30日放送開始。NHK総合 毎週火曜 22:00~22:45、BSP4K毎週火曜 18:15~19:00。再放送はNHK総合 毎週金曜 0:35~1:20 ※木曜深夜に放送される。原作:桐野夏生『燕は戻ってこない』(集英社)/音楽:Evan Call/出演:石橋静河、稲垣吾郎、 森崎ウィン、 伊藤万理華、 朴璐美、富田靖子、戸次重幸、内田有紀、黒木瞳、 酒向芳、中村優子、あめくみちこ、吹越満、いとうせいこう ほか

NHKドラマ10「燕は戻ってこない」nhk公式サイト

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