新キリンフリーの新着CMがこの程公開され、プロテニスプレイヤーのクルム伊達公子（39）と俳優の瑛太（27）の２バージョンが視聴出来る。

キリンフリーは2009年４月に発売されたノンアルコールの炭酸飲料である。キリンはこれまでにも「キリンモルトスカッシュ」という超低アルコール飲料を販売していたものの、それでも0.5％というアルコール度数があった。
飲酒運転による事故が社会的にもクローズアップされるようになった風潮を受けて、更にアルコール度数を0.00％に押さえたビールテイスト飲料を発売した。
同商品の販売を通して飲酒運転撲滅の社会貢献も含めたキャンペーンは予想以上の反響を得、2009年のヒット商品となるまで売り上げを伸ばした。
今回は２月にリニューアルをして｢新　キリンフリー」となり、アルコールゼロながらもよりビールに近い飲みごたえを実現した商品となっている。

新作CMでは、クルム伊達による「屋上篇」と瑛太による「海岸篇」が各15秒、この２本をまとめた「新　キリンフリー篇」30秒の合計３本の動画公開となっている。
「屋上篇：では、クルム伊達が都心の屋上でキリンフリーを飲み干した後、壁打ち練習を始めるというもの。一方の「海岸篇」は、瑛太がキリンフリーを飲み干した後に四輪駆動車に乗って砂浜海岸を爽快にドライブするというものだ。
スポーツ前にドライブ前、どちらも通常であればアルコールは厳禁の場面であるが、キリンフリーならばそんな心配は無用である。
今回のキャッチコピーは「ノンアルコールがおいしくなると日本がかわると思う。」とし、キリンフリーの浸透で飲酒運転といったアルコールによる無用のトラブルを回避し、より良い日本に繋げていこうとする狙いもある。
ユーザーからの感想では「飲めないときは『アルコールを口にしない』から『キリンフリーを飲む』という選択肢が増えた」といった意見も寄せられ、ビール党も満足させる味わいが実現している。
キリンでも、様々な場面でのキリンフリーの活用方法を考案している。例えば車で出掛けたBBQや温泉の後、アルコールを入れたくない接待の場、家族や仲間と来たファミレスといった場面での飲用をすることで、「酔いたくないけど飲む雰囲気を楽しみたい」という願いを実現することが出来る。
リニューアルによって、キリンでは更なるユーザーの獲得を期待している。

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