「テロワール」次回最高の恋の告白!主演インタビュー動画-BSフジ

2010年02月24日17時35分ドラマ
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韓国では日本の漫画「神の雫」の大ヒットで、ここ数年空前のワインブームが続いているという。「神の雫」は、韓国でぺ・ヨンジュン主演でドラマ化される計画もあったが、残念ながらこれは白紙に戻ったようだ。しかし、2008年末、ワインと大人の恋が堪能できるドラマ「テロワール」が、韓国SBSから放送された。本格的なワインのドラマはこれが初めてで、韓国で大きな話題となった。このドラマをBSフジが、毎週木曜日の昼に放送している。

テロワールとは、ワインに現れる葡萄畑の気候・地勢・土壌の個性などをあらわす言葉。ドラマでは、主人公の経営するワインレストランの店名になっている。ドラマはこの店を舞台に、ワインに人生をかけた男と、韓国伝統酒店の孫娘が一人前のソムリエに成長していくまでの姿を中心に描いている。

「テロワール」の主人公は、韓国伝統酒店の孫娘のウジュと、ウジュの店を取り上げたカン・テミン。取り上げたとは言っても、ウジュの祖父がテミンの叔父から借金しており、叔父から譲り受けたテミンが、伝統酒店をワインレストラン・テロワールに改装したというわけだ。こうして、ウジュはテミンを敵視するのだが、次第にテミンの人柄やワインにかける情熱に惹かれ、いつしかテミンを愛し、自分もワインの虜になっていく。

ドラマの魅力は、ハン・ジヘのはじけた演技と、テミンの渋い演技。特に、前半のハン・ジヘのはじけっぷりは凄い!「朱蒙」のソソノ嬢の毅然とした演技で彼女を知ったファンには、ついていけない部分もあるかもしれないが、後半の彼女の成長を見るには大切な演技。もっとも、「がんばれ!クムスン」から彼女を見てきたファンには、ウジュのはじけぶりも違和感なく受け入れられるかも知れない。
一方、キム・ジュヒョクは、相変わらず渋い大人の男を演じながら、ウジュに振り回される不器用な男の魅力をもうまく体現している。

ドラマはすでに後半に差し掛かっているが、番組オフィシャルサイトには、全話のあらすじが紹介されているので、そちらで復習すれば大丈夫!
ちょうど、明日(25日)第13話の放送では、ドラマ最大の見せ場の「電話ボックスの愛の告白」シーンが放送される。互いに表現できなかった相手への熱い想いを告白するという、とても重要なシーンだ。ここから、ウジュを愛するジョイ(キ・テヨン扮)と、テミンの婚約者ジソン(ユソン)との、恋の四角関係も複雑に絡み始める。
またこの回では、店の存続がかかったソムリエ大会のための予選もシーンも放送される。これまでウジュに厳しかった女性マネージャーの決断は見逃せない。

ところで、「テロワール」は、ワイン好きにはもちろん、ワインの知識の全く無い方にも楽しく観られる不思議なドラマだ。物語の中に最高のワインが何本も登場するのだが、それが決してワインの薀蓄(うんちく)紹介などでドラマの流れをとめたり、邪魔をしないで自然に溶け込んでいるのだ。台詞の中でうまくワインの味を表現している。ドラマを観終わった後は必ずワインが飲みたくなるのだ。
実は、ドラマの中で使われているほとんどのワインは架空のものらしい。なるほど、これならワイン通も下手な先入観を持たずにドラマのストーリーを楽しめるわけだ。

素敵なロマンスとワインに酔える「テロワール」は、毎週木曜日正午からBSフジで好評放送中。再放送は土曜日深夜1時(日曜日午前1時)から。作品公式サイトでは、主演二人のインタビューコメントが動画配信されている。

BSフジ「テロワール」オフィシャルサイト