【レポート】パク・ヘジン「国民死刑投票」のために体重10㎏増やした!制作発表会でパク・ソンウン、イム・ジヨンらとドラマをPR

2023年08月10日21時45分ドラマ
画像出典:SBS「国民死刑投票」HPより

同名人気ウェブトゥーンが原作のSBS新木曜ドラマ「国民死刑投票」の制作発表会が10日午後、オンラインで行われ、演出を担ったパク・シヌ監督、主演のパク・ヘジン、パク・ソンウン、イム・ジヨンが出席し、新ドラマへの期待と見どころを語った。
会見を視聴したので詳しくレポート。また、2話連続放送の予定が1話に変更となった。詳しくはnavicon記事で。

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「国民死刑投票」(脚本:チョ・ユンヨン、演出:パク・シヌ)は、悪質犯罪者たちを対象に国民投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する物語を描く国民参加裁判劇だ。Kakao WebtoonとKakao pageで連載され、照会数が約1億3,000万回を記録している同名の人気ウェブ漫画が原作。

■パク・シヌ監督
演出を担当したパク・シヌ監督は、「残念なことに映画やドラマよりも現実に起こる犯罪の方が重大な場合が多い」とし、「そのため、不正行為の定義や基準の問題、それを表現するための一連の問題について多く悩んだ」と制作の難しさを口にした。

原作ウェブトゥーンとの違いについて、「緊張感、警戒、アクション、ジャンルの特性を生かす努力をした」というパク監督は、優れた俳優たちがキャラクターを完成させる過程で生き生きと表現したことが、ドラマの強みではないかと説明した。

また監督は、本作を通して、犯罪の処罰のための現在の法律を「被害者の立場から見直す必要があるのではないか」と作品に込めた思いを伝えた。

さらに、キム・チャンム役のパク・ヘジン、クォン・ソクチュ役のパク・ソンウン、チュ・ヒョン役のイム・ジヨンをキャスティングについて「“因縁”だったのではないかと思う」とその理由を次のように明かした。

パク・ヘジンについては、「突然、出会った縁」とし、初めての会議で新しいキャラクターを一緒に演じることに対する期待が大きく、情熱的な姿勢に感銘を受けたと説明。

パク・ソンウンについては「私とデビューを一緒にした俳優なので、古くからの縁を続ける感覚」としたうえで、楽しく新しい姿を発見した。「特にこの作品で(パク・ソンウンが演じる)クォン・ソクチュを通して見せる父親の姿の表現が重要と考えたが、その部分をうまく表現できていて、私も感動しながら撮影しました」付け加えた。
ちなみにパク・ソンウンには(女優シン・ウンジョンとの間に)息子がいるが、娘はいない。「娘役の子役はとても愛らしかった」と話す一幕もあった。

イム・ジヨンについては3年前から彼女を候補に挙げていて、ついにタッグを組むことができたとこれも「因縁だ」と伝えた。

そして、「国民死刑投票」は犯罪と死刑を扱う重く暗いテーマだが、時間が経ち過ぎていく作品なので、他に目を向けずに楽しんで視聴してください」とPRした。

国民死刑画像出典:SBS「国民死刑投票」HPより■パク・ヘジン
劇中で「ケタル」(犬の仮面をかぶった死刑執行人)を追跡する警官で、南部警察庁広域捜査1チーム長のキム・ムチャン役を演じるパク・ヘジン。この役では、これまでのスマートなイメージではなく、乱暴で大胆な刑事の側面をみせている。

パク・ヘジンはこの役のために、「デビュー後初めて80kg台の体重になりました。以前はいつも60~70kg台の体重でした」と明かした。これについてはパク・ソンウンは、増えたのは筋肉とフォローする気遣いも見せた。

原作ウェブトゥーンを読んだというパク・ヘジンは、台本を受け取ったとき、原作ではあまり深く描かれなかった内面を、ドラマでは明確に見せることができると思って、このキャラクターを選んだと、惹かれた点を説明した。

また、「キム・ムチャンは非常に正義感があるキャラクターになるでしょうが、全くの正義とは限りません。正義感があっても、誰もが邪悪な側面も持っている。キム・ムチャンが善に進むのか、悪に傾くのか、その姿も見どころ」と、視聴ポイント紹介した。

さらに、ドラマ「国民死刑投票」の魅力について、誰もが「ケタル」を応援する瞬間があるかもしれないし、警察を応援することもあるかもしれないとし、「ケタルの一面、警察の一面を見守ってほしい。近頃世の中が、荒くて険しいので、ドラマだが実際に感情移入して観ることができるでしょう」とドラマの魅力を伝えた。

また、パク・ヘジンは「星から来たあなた」(13)、「ドクター異邦人」(14)以来年ぶりのSBSに戻ってきたことについては、「10年ぶりで、実家に帰って来たような気持ちです。落ち着くが、ぎこちない部分もあるが、良く見せたい気持ちが大きい」とし、「たくさん愛された以前の作品のように、SBSでもうまくやりたい」と格別な覚悟を示した。

「マン・ツー・マン~君だけのボディガード~」(17)以来6年ぶりの再共演するパク・ソンウンについては、「もちろんうれしいです」とした上で、前作が明るいブロマンス・スパイものだったのに対して、「今回は感情のシーンが多くて、先輩の感情シーンを見ながら、自分の台詞を乗せ、「先輩からこんな感情を受けとることができるんだ」とこれまでとは違う先輩パク・ソンウンの一面にふれ感動した様子で、「実の兄のようだ」と伝えた。

国民死刑画像出典:SBS「国民死刑投票」HPより■パク・ソンウン
そんなパク・ソンウンは、「パク・ヘジンが「国民死刑投票」に出演するという話を聞き、本作を選んだ」と、再共演を喜ぶコメントをしたが、これに対してパク・ジヘンの方でも、「先輩が出ると聞いたので選んだ」と、相思相愛ぶりを見せた。

パク・ソンウンは、「撮影に入る前に、ヘジンと以前よりも頻繁に会った」と明かし、二人だけで台本の読み合わせもし、お互いの役を公開したと説明した。「リハーサルの時、ヘジンが涙を流したのをみて、『本当の感情なんだ』と思った」と、後輩の役への没入感を認め、その後、楽しく演じたと説明した。

パク・ソンウンが演じるのは、有名な法学者だったが、8歳の娘に性的暴行を加えた犯人を自ら殺害して自主し、刑務所で長期服役中のクォン・ソクチュという、善と悪の境界に立ったような立体的な役どころ。「被害者でありまた加害者でもある」その役をぜひ演じたかったとオファーを受けた理由を明かした。

またソクチュを演じるにあたって「大学では学生たちを指導する教授、本を出版した著者、法哲学者だったが、ある瞬間で(被害者の)娘を持つ父親を演じなければならなかった」とし、シーンに合わせて変化する姿をどのように冷静に見せられるかに、神経を使ったと伝えた。

国民死刑画像出典:SBS「国民死刑投票」HPより■イム・ジヨン
「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で演じたヴィラン(悪役)のイメージが強く印象つけられたイム・ジヨン。今回は悪役から一転して、「ケタル」を追いかける正義感溢れる頭脳明晰なソウル警察庁サイバー捜査チームのエースのチュン・ジヒョン役。

チュ・ヒョンの役は、コンピュータを主に使い、セリフも特に多いが、パク・ソンウンは実際と演技の差がないほどキャラクターを完全に具現化したとイム・ジヨンを称賛した。また、イム・ジヨンが深く演じた「ザ・グローリー」については、そのようなジャンルを見るのは苦手だったとしながらもジヨンに言われて「観た」と告白。そしてジヨンから「兄妹で最高の悪役を一度見せてみましょう」という話で盛り上がったと明かした。

イム・ジヨンは、パク・ソンウンとの共演について「先輩はとても慎重で、私の(演技を)受け入れてくれる。気力とエネルギーが感じられ、先輩との共演シーンはとても重要な場面だったが、その気力を集中的に受け取ることができるように助けてくれた」と謝意を伝えた。

また、「ヘジン先輩とソンウン先輩との共演はとても良かった。二人とも美味しいものを沢山ご馳走してくれて、私が一番下の後輩で妹なので、とてもリラックスして接してくれて、現場で少し体力的にきついときは泣き言も言ったりした。それくらい、長い付き合いの兄のような存在だった」と笑顔で話した。

また、本作を選んだ理由については、「タイトルから興味深かった。国民参加の裁判劇というテーマも面白く。普段から社会面の記事も多く読んで、犯罪関連のジャンル作品も好きで、一度は挑戦したかった。台本を読んで内容も面白く、ジヒョンの人物自体が無鉄砲に動く、愛らしい一面もあるキャラクターで、心に響いた」とし、「彼女の明るい一面が自分ととても似ていると思った」と魅力を語った。

前作とは真逆の役を演じることについて「前作の姿を消す必要はなく、作品に上手く溶け込んでそのキャラクターとして上手く演じれば、自然に見えそうな気がする」と語った。自分自身とのシンクロの高い今回のチュ・ヒョン役では、「話し方や、表情、行動ひとつひとつを最大限に自分らしくしたいと思いました。そうして徐々に、(チュ・ヒョンに)近づいていきたい」と語った。

国民死刑画像出典:SBS「国民死刑投票」HPより最後に、「国民参加の裁判劇という新鮮なテーマから、魅力的で新鮮なカタルシスを感じることができるでしょう。また、正義とは何かを自分自身、そして社会に問いかけるドラマになると思います。」とドラマをPRした。

※パク・ヘジン、パク・ソンウン、イム・ジヨンが出演する「国民死刑投票」は10日21時から2話連続放送の予定だったが、国民に台風の情報を詳細に伝える特番放送のためにこれを取り消し、22時10分に第1話を放送する。日本では同日より、Prime Videoにて同日より独占配信される。詳しくはnavicon記事より。

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