演技について口論した酒席で女性に暴行をはたらいた俳優のチェ・チョルホ(41)が記者会見を開いて公式に謝罪した。このニュースを韓国SSTVが動画ニュースで紹介している。

事件を起こしたチェ・チョルホは、11日午後6時ソウルのパレスホテルで開かれた記者会見で「昨年からの人気を失うかもという卑怯な考えから嘘をつきました。どのような弁明をしても許される行為ではないことは、よくわかっています」と謝罪の言葉を口にした。

チェ・チョルホは、7月8日午前2時頃、京畿道（キョンギド）ヨンイン市にある某刺身料理店にて、後輩俳優ソン・イルグォン（32）、キム某さん（23、女性）と夕食をともにしていたが、この席でチェ・チョルホはキム某さんと口論になり、路上で彼女に暴力を振るった。これに対して、当初マスコミが記事にしたとき、チェ・チョルホは「話にならない。後で結果報告して確認しよう」と言い暴行の事実を強く否認したが、9日SBSの「8時のニュース」で、暴行の場面が収録された防犯カメラ（CCTV）が公開されると、ついに暴行の事実を認め、今回の謝罪会見となったのだ。

嘘の証言をしたことに対して、彼は会見で次のように語っている。「マスコミに報道されて多くの方々が心配してくれる中、記者たちからの質問に嘘をついたことは、間違いなく私の過ちです。私が出演中の作品『同伊（トンイ）』に迷惑がかかると、また、愛してくださるファンや家族の皆にも被害が及ぶかと考えての愚かな考えでした」

今回の事件の決定的な証拠となったのは、昨年起きた故チェ・ジンシルさんの墓荒らし事件でも貢献した防犯カメラ（CCTV）だった。公開されたCCTVには、白い帽子をかぶったチェ・チォルホが、女性の腕を引っぱって足で蹴り、手で顔を押しのけながらさらに足蹴りする姿などが収録されていた。

チェ・チョルホは会見の後、夜8時40分ごろに「トンイ」公式ホームページの掲示板（視聴者意見）に「まず、『トンイ』ファンの皆さんに対し、今回の不始末に関し物議を醸したことを心からおわびいたします。わたしができることと言えば、ドラマを降板し、少しでも罰を受けることだと思うので降板を決めました」と人気大河ドラマ「トンイ」の降板を書き込んでいる。

「同伊」は、「チャングムの誓い」のイ・ビョンフン監督の最新作(MBC）で、「イ・サン」の英祖王の母親の生涯を描いた歴史ドラマ。主人公には、「華麗なる遺産」のハン・ヒョジュやペ・スビンが出演しており、視聴率30％ほどで現在放送中の大ヒットドラマ。
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SSTV「“女性飲酒暴行”チェ・チョルホ、弁解の余地ない」
「同伊（トンイ）」公式サイト、視聴者意見