韓国史劇は子役から大人の俳優への切り替わりのシーンがひとつの見どころ！8話の終わり、スが颯爽と馬で駆け抜ける途中に大人のスに変わった。

これは、スの憧れの人物“広開土大王－タムドク”を描いた「太王四神記」でも使われた演出だ。10年の時が流れ、当時18歳だったスが28歳という設定で、キム・ソウンからチェ・シラに変わった。　【PR】DVD情報

【第9話】
大人になったスは亡き祖母のあとを引き継ぎ、カン･ジョらと共に明福宮を守っていた。9話のオープニングは、北域で攻め入ろうとする女真人の戦いのシーンから始まる。そんなスの元に、兵を撤収せよとの王命が届き、彼女は兄成宗に反発する。そんな中、息子ソンが正式な王位継承者となり、冊立式が行われることとなる。
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成宗この王位継承問題の裏には、かのチェ・ジモンの予言があった。ジモンは、成宗には男児の誕生は望めないと予言し、ソンを後継者にするしかないと助言したのだ。ただし、決してスをソンに近づけてはいけないと。
そこで成宗は、ソンを我が子と同じように大切にし、延興（ヨヌン）宮主となったプヨンに慈しみ育てるように命じた。ここまでのところ成宗は、真実ソンを愛し、スの命も守ろうとしているようだが、スとの約束を破り、3年間もスをソンに会わせることだけは許さなかった。

9話では3年ぶりのスとソンとの再会の場面がある。母と別れて暮らすことになった本当の理由を知らLicensed by KBS JAPAN.
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ソンないソンにとって、いまやスよりヨヌン宮主が母のような存在。スとの再会の場では思わずヨヌン宮主の着物の袖を握り、好きな食べ物を聞かれたときにはヨヌン宮主の作ったものと答えたり…。スの切ない思いと、ソンの複雑な心情が入り混じった見逃せないシーンだ。チェ・シラの演技もいいが、何よりソンを演じたパク・チビンの演技が光っている。チビンくんは、「イ・サン」、「善徳女王」などの大作にも出演する売れっこ子役。筆者もイチ押しの天才子役だ。


【第10話】
ソンが王位継承者と正式に認められる冊立式当日、スの元に明福宮が賊徒に襲撃されたという知らせが届く。息子の冊立式を取るか、黄州に戻るか！ここはスの思案どころ。ここで黄州に戻る方を選ぶのがスのスたるところ。しかし、そんな事情を知らず、「母は本当に自分を捨てたのだ」と、ソンの心はますます母から離れた。

さて、明福宮を襲った輩はなにやらただの賊徒ではなさそうだ。ソルの身代わりにカン・ジョの義妹ヒャンビが人質に取られたことを知ったスは、成宗の了解を得る前にカン･ガムチャン、カン･ジョらを率いて救出に向かう。ようやく賊徒の行方を知る女真人のキム・チヤンという人物にたどり着いたスは、彼に人質救出の協力を求めた。チヤンたちと一緒に敵地に乗り込む途中襲撃にあうのだが、チヤンがタイミングよくスを助けたり、チヤンの部下が泣きながら敵の大将を斬ったり、族長の白旗降伏がやたら早かったり…。となにやら様子がおかしい。
キム・チヤンスは、ヒャンビたちの救出を手伝ってくれたキム・チヤンの望みをかなえてやることにした。彼は、元は高麗人だったというキム・チヤンは、生き延びるため、スに自分たちを引き取ってほしいと頼む。
「どこが不自然だ」というカン･ジョの心配をよそに、スはチヤンたちを引き受けることにした。
スとキム・チヤンの運命の出会いだ。しかし、この襲撃事件はすべて仕組まれたものだった。実は、チヤンこそが明福宮を襲った首謀者だったのだ。大勢の仲間を敵に見立てて殺してまで、やり遂げたい彼らの望みはいったい何なのか？謎を残したまま物語は進んでいく。

ソルワン・ウク黄州でスたちの帰りを待つソルにも大きな変化がおきた。ワン・ウクからの贈り物の琵琶を弾くソル。その音色に合わせて笛の音が…。10年間慕い続けたワン・ウクがついに戻ってきたのだ。成人したソルを演じたのはシネ。匂いたつような美しさだ。今後はこの二人の純愛からも目が離せない。

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