サントリー、「ボス シンプルスタイル」山﨑努、松山ケンイチ出演実写版&CGアニメ版TVCMを公開

2010年09月16日17時00分商品・CM
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サントリー食品は、缶コーヒー「ボス シンプルスタイル」を9月14日から発売するが、山﨑努、松山ケンイチが出演するTVCM「連絡白」篇、「いい加減に白」篇を公開した。
同飲料は、“シンプルゆえに上質な缶コーヒー”をテーマにコーヒーの豊かな香りとコクにこだ割り、高級豆マンデリンを100%使用し、3種類の深煎り焙煎(フルシティロースト・フレンチロースト・イタリアンロースト)によりコーヒーの豊かな香りとコクを実現。
また、乳原料は牛乳のみを使用、香料・甘味料は使わず少量の砂糖のみを加えることで、甘さ控えめのすっきりした味わいに仕上げた。
パッケージは、銀色をベースに白い帯を缶の中央に巻いたシンプルで洗練されたデザインに仕上げ、中味への「こだわり」を“チェックボックス”で表記することでわかりやすく伝えた。
TVCMは、それらを体現するのにふさわしい本格派の俳優として、山﨑努、松山ケンイチを起用。今回は、実写版に加え、2人が白クマと白ウサギに扮して登場するCGアニメーション版の2バージョンを制作してその登場を印象づける。
実写版は、会社の専務と部下を演じる山﨑努と松山ケンイチの絶妙の掛け合いを中心に、「ちゃんと連絡しろ~いボス」、「いい加減にしろ~いボス」というダジャレをまじえたコミカルなセリフを通じて、「白いボス」=「シンプルスタイル」のネーミングと中味のこだわりを訴求。
CGアニメーション版は、パッケージデザインをモチーフにした白とシルバーのシンプルな世界に、顔の部分だけ山﨑努の「白クマ」、顔の部分だけ松山ケンイチの「白ウサギ」が登場。演技派として名高い2人が顔だけの芝居を披露するギャップと、手書きにこだわった愛嬌のあるキャラクターデザインが相まって、大人でも楽しめるウィットに富んだ絵本のような作品に仕上がっている。
CMストーリーは、15秒実写版とCGアニメーション版で共通。
連絡白篇は、とある会社の専務の山﨑努が「なぜ遅刻した?」と部下の松山ケンイチを呼び止める。松山ケンイチが「強風の影響で電車のダイヤが大幅に乱れまして……」と回りくどい言い訳を始めると、すかさず山﨑努が「シンプルに言え」と一喝。
松山ケンイチが「寝坊しました」と正直に答えると、山﨑努は右手にボス シンプルスタイルを持ちながら、「ちゃんと連絡しろ~いボス」と威厳のある表情の中にも、軽妙なダジャレをまじえて叱る。
ここで、「白いボス シンプルスタイル」というナレーションとともに、商品ディスプレイがインサート。ラストは松山ケンイチが同飲料をゴクリと一口飲んでいるカットで締めくくる。
いい加減に白篇は、湾岸エリアの高架橋を走る社用車内で、山﨑努が隣の松山ケンイチに「企画書どうなった?」と尋ねる。それに対して、松山ケンイチは「全力で取り組んではいますが……」と回りくどい言い訳を始める。すかさず山﨑努が「シンプルに言え」と一喝。
松山ケンイチが「やってません」と即答すると、山﨑努はボス シンプルスタイルを持ちながら、「いい加減にしろ~いボス…」と言い終わろうとしたとき、車が急ブレーキ。すると山﨑努は、怒りの矛先を運転手役のモロ師岡に向け「ちゃんと運転しろ~いボス」と、またダジャレで叱る。
ここで、「白いボス シンプルスタイル」というナレーションとともに、商品ディスプレイがインサート。ラストはゴクリと一口、同飲料を飲む音とともに松山ケンイチのカットで締めくくる。
撮影は、山﨑努と松山ケンイチが過去に何度か共演経験があるだけに息もぴったり。
「今のちょっと(声掛けのタイミングが)遅かったか?」、「いえ、ちょうど良かったです」などと、テイクの合間に微妙な演技の調整を行い、時には自ら監督にリテイクを志願するなど、演技派同士のこだわりあるやり取りが繰り広げられた。
お互いに納得のいく演技ができたときには、2人で顔を見合わせてにっこり。山﨑努は、「会うたびに大人になっている。成長を見るのが毎回楽しみ」と松山ケンイチについて語る。松山ケンイチを温かく見守る、父親のような優しい眼差しがとても印象的だった。
監督から、「とっさに思いついたことを脈絡なく話している感じ」との指示を受けて臨んだ言い訳のシーン。松山ケンイチは、当初の台詞である「強風の影響で電車のダイヤが大幅に乱れまして……」の後に、すかさず「近くで祭りがあるみたいで、いつもよりバスが混んでいて…」(連絡白篇)など、ユニークなセリフを次々とアドリブで追加し、何度も現場を爆笑の渦に巻き込んでいた。
また、途中からしどろもどろになったり、声が小さくなったりなど、山﨑努の貫禄に圧倒されているのか演技なのか、モニター越しでは判断がつかないほど、迫真の演技を披露。「うまくできていた。さすが!」と山﨑努にお褒めの言葉をいただくと、「ありがとうございます!」と満面の笑みを浮かべていた。
山﨑努が、「ちゃんと連絡しろ~いボス」、「いい加減にしろ~いボス」と思わぬダジャレで返すシーンの本番では、ダジャレを言いそうもない彼の見た目のギャップと絶妙なタイミングが相まって、松山ケンイチと周りのスタッフは笑いをこらえるのにひと苦労。カットが掛かるたびに一斉に笑い声が沸き起こった。
CGアニメーション版では、2人の顔(首から上の部分)だけを1人ずつ撮影。手や体の動きがつけられないため、表情や視線のちょっとした動き、声の強弱だけで演じる、難しい演技が要求された。また、アドリブも含めて実写版とすべて同じセリフが要求されたが、さすがは演技派の2人だけに実写版で演じたアドリブのセリフも見事に再現。
CGアニメーション版の監督も、「動きがかなり制限されるので、いうなれば制作サイドから役者さんへの挑戦状でしたが、本番ではおふたりから見事なカウンターパンチを見舞われた感じ。まいりました」と脱帽する演技力で、順調にOKテイクを重ねていった。

サントリー「ボス シンプルスタイル」CM情報