龍馬渾身の「船中八策」成る、大河ドラマ「龍馬伝」―NHKオンデマンド

2010年10月25日19時50分ドラマ

龍馬・魂の言葉、ここに成る―、大河ドラマ「龍馬伝」第43回「船中八策」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円。

龍馬(福山雅治)は、四侯会議に臨んでいる山内容堂(近藤正臣)に大政奉還論を提案するため、後藤象二郎(青木崇高)ともに京に向かう。その道すがら、龍馬は倒幕後の道筋を示す案を書き上げる。しかし龍馬らが京へ到着する直前、容堂は将軍・徳川慶喜(田中哲司)の態度に業を煮やして土佐に帰ってしまう。

龍馬に同行した陸奥陽之助(平岡祐太)は、京に海援隊の支部を置くべきと提案。さっそく手頃な物件を見つけ現地へ向かう途中、二人は新選組と出くわし近藤勇(原田泰造)らと斬り合い寸前に。そこへ中岡慎太郎(上川隆也)が通りかかり、龍馬らはなんとか脱出、転がり込んだその先はなんと相撲部屋だった。中岡は龍馬に、西郷吉之助(高橋克実)が後藤と会いたがっていることを伝える。

龍馬は後藤に中岡の話を伝え、後藤は西郷と面会する。後藤は薩摩の面々に大政奉還論への同意を求め、西郷は同意する。しかし同席した大久保利通(及川光博)は、大政奉還が果たされないなら土佐も挙兵するのかと迫り、後藤は容堂への意向を聞かぬままこれを約束してしまう。

武力倒幕論に固執し、後藤と西郷の会談に納得がいかない中岡に、龍馬は先に書き上げた倒幕後の道筋案「船中八策」の中身を見せる。それは龍馬がこれまで出会い、刺激を受けてきた人々の聡明な考えがひとつにまとめられた内容だった。中岡はその考え方の急伸さを危ぶむが、龍馬は「命を狙われるくらいのことをやらねばこの国は変わらんぜよ」と応じる。


龍馬の“魂の言葉”というべき「船中八策」がついに明らかになる。それはこれまで龍馬が日本中を駆けまわって出会ってきた盟友、恩師らから得た言葉によってまとめられた文字通り英知の結晶だった。“受け売りの寄せ集め”と言っては元も子もないが、ばらばらに存在していた知恵の数々をひとつにつなぎ合わせる人間がいなければ世の中を変える道は開けない、龍馬の役割のひとつが明確にされたエピソードというべきだろう。(足立謙二)

NHK大河ドラマ「龍馬伝」「龍馬伝」各放送回の見どころ

大河ドラマ「龍馬伝」第43回「船中八策」 NHKオンデマンド