
次は、2004年SBS『オンリーユー』のハン・イジュン。アメリカMBA取得という肩書きを持つ彼は、わがままで潔癖症の御曹司。わがままで意地悪・・・うーん、彼の気品が邪魔をする。
その後、KBSの『九尾狐外伝』で戦士役・・・。いろんな彼に出会った。しかし、どうにもこちらの琴線を震わすほどではなかった。(ペ・ヨンジュン主演の映画『スキャンダル』で若旦那役で出ているが、今回はドラマに限定)
そして、遂に『薯童謠-ソドンヨ-』のチャンに出会った。このとき電流が走った。現世でこんな出会いをしたらきっと恋に落ちるだろうが、ドラマと現(うつつ)をごっちゃにするほどこちらも若くない。残念(-_-;)だが、早く生まれてしまったもんは仕方がない。もっとも遅く生まれても結果は同じだ・・・好演した俳優を「役にピッタリ」という表現で評価したりするが、彼の場合は、チョ・ヒョンジェのために『薯童謠』が、チャンが生まれたといっても過言ではないほどのドンピシャぶりだ。まさに、“歴史ドラマの新ヒーロー”誕生!
チョ・ヒョンジェのプライベートは、なかなかきびしいものだったらしい。両親が共に病を患い、早くから彼が一家の大黒柱として支えていかなければなからなかった。そんな逆境の中でも大学に進学し、歌手として芸能界デビューを果たすもパッとしない。(そういえば演歌歌手・中条きよしにどことなく面差しが似ていないだろうか?)そんな彼に転機をもたらしたのが俳優という職業だった。今回彼の演じたチャンは、数奇な運命のいたずらで、王子であることを知らず悪童として育つが、生涯の師との出会いと運命の恋が、彼本来の強く優しくカリスマ性あふれる強烈なリーダーへと成長していく。
ところが、この脚本家、恋を描くのはあまり得意ではないようだ。主役二人の恋には今ひとつ入り込めなかったが、チャンがソンファ姫(イ・ボヨン)に宛てた求婚の手紙、結婚式当日の二人の姿だけはなんともほほえましくていい。しかし、このドラマを歴史ドラマ最高のラブロマンスに仕立てたのは、敵対する相手でありながらチャンに想いを寄せたウヨン姫(ホ・ヨンナン)の存在だろう。
ウヨン姫は数々のせつない名演を見せたが、「第54話、ドラマ開始25分からのウヨン姫の回想シーン」は秀逸!絶対に見るべし!己の恋に終止符を打つため、「最後に一度だけ抱きしめて欲しい」とすがるウヨン姫にチャンは・・・。回想シーンの後のウヨン姫の言葉とチャンが見せた感謝の想いは…。これぞ歴史ドラマ一押しの恋のシーン!
現在、入隊中のチョ・ヒョンジェの除隊は2年後。復帰後の活躍が楽しみだ。