「善徳女王」見どころ⑦チョンミョンの恋とトンマンの決意[21~24話]

特集 韓ドラここが知りたい 2倍シリーズ
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トンマンは王である実の父から生後すぐに捨てられ、今また命を狙われていると思い、自分の存在価値が見出せずにいた。しかしユシンは、そんな自分のために全てを捨てて共に生きようしてくれる。トンマンは、ユシンの心を知り、チョンミョン王女の指示に従ってしばらく身を隠すことにした。ところが、時すでに遅しで、トンマンとユシンはミシル派からも王族派のウォルチェからも狙われることになってしまった。おまけに、あの不死身のチルスクにもトンマンの存在が知られてしまった。

さあ、絶体絶命の二人を助けたのは、奇妙な一人の青年だった。実はこの青年はミシルと前王であるトンマンは俺たちが守る!トンマンに指一本触れさせないぞ!真智の間に誕生し、捨てられた息子のピダムだったのだ。この運命の出会い以降、ピダムはこの後、何度もトンマンの命を救うことになる。ただし、ピダムは一度だけトンマンを見捨てている。お尋ね者となったトンマンをミシル一派のソルォンに引き渡してしまったのだ。もっとも、すぐに後悔し、ユシンと一緒にトンマン救出に乗り出す。二人のイケメンから守られるトンマンは、このときまだ男装だが気分はすでに姫だ!

敵のソルォンは、この戦いで2つの事実を知る。ひとつは、ユシンがとてつもなく強くなっていること。ユシンは、数日前、ある人物から自分の剣術の腕が相当なものだということをほのめかされていた。自分でも驚くほどに強くなっている。幼い頃から、ひたすら岩を相手に基礎基本の素振りをしたおかげだ。人間やっぱり基礎と、継続は力なり!ということだ。
もうひとつは、ピダムという青年の剣術が国仙ムンノに酷似しているということ。それもそのはず、ピダムを育てたのはムンノだった。

この後もはらはらドキドキが続くが、23話からは歴史ドラマ最高のロマンスも味わえる。
何とか追っ手から逃れたユシンは、新羅を捨てて二人で暮らそうとトンマンに駆け落ちを提案する。ユシンといえば、父が伽耶の王族で母は新羅の王族、信頼できて、強くて、思いやりがあって…。そんな人物が全てを捨てて自分を選ぼうとしているのだから、トンマンとてまんざらではないはず。
しかし、チョンミョンの胸の内を知ったトンマンは、ユシンへの気持ちが揺らいでしまう。トンマンを助けに来たチョンミョンは、さり気なくユシンに自分の気持ちを伝えるが、ユシンの心はまったく動かない。彼のトンマンへの深い愛を知ったチョンミョンは、二人して新羅を立ち去り幸せになることを薦める。

チョンミョンとの再会シーンで、トンマンは初めて女性の姿を披露する。トンマンの姿は美しくはあるが、なんとも動きがぎこちない。この愛らしさは是非ともドラマでご確認いただきたい。そんな妹の髪を、姉が愛しそうに梳いてやる。まるで羽衣をまとった天女の姉妹のように美しい。しかし皮肉なことに、チョンミョンのこういった優しさがトンマンの恋を終わらせてしまうのだ。

ミセン公の100人いる息子の一人テナムボ(俳優:リュ・サンウク)ミセン公の100人いる息子の一人テナムボ(俳優:リュ・サンウク)トンマンと間違われたチョンミョンが、ミセン公の命を受けた花郎の放った毒矢に倒れてしまったのだ。
傷ついた姉の前で取り乱すトンマン。そんなトンマンを連れて解毒剤を探しに行ったのはピダムだった。
一人チョンミョンの傍に残ったユシン。ここで、死の淵をさ迷うチョンミョンの一世一代の愛の告白が始まる。しかし、恋に不器用なユシンは催促されるまで、その手を握ってやることもできない。それもまたチョンミョン王女の切ない恋に涙腺決壊!チョンミョン王女の切ない恋に涙腺決壊!ユシンの魅力だろうが、こんな愚直で一途な男と恋愛する女は幸せなのか不幸なのか・・・。機会があればトンマンにきいてみたいものだ。
結局、薬は間に合わず、チョンミョンは二人の幸せを願ってあの世へ旅立ってしまった。チョンミョンの出番はここまで。演じたパク・イェジンのあまりの迫真の演技に、筆者の涙腺は決壊!タオルでは足らず、とうとうバスタオルまで持ち出してしまった。このドラマ史に残る感動のシーン、韓ドラ好きなら絶対見逃すことのないように!

ところで、このシーンが撮影されたのは洞窟。実は、韓国ドラマでは大切なシーンで洞窟がよく使われる。「チャングムの誓い」でチャングムのオンマ(母)が亡くなったのも洞窟なら、「薯童謠(ソドンヨ)」でチャンのヒョン(兄)が亡くなったのも、「朱蒙」のアッパ(父)が囚われていたのもみんな洞窟だ。そういえば、先ごろ結婚したチャン・ドンゴンとコ・ソヨンが初共演した映画でも、大切なシーンに洞窟が選ばれている。(なぜこんなに洞窟が出てくるのかは、「チャングムの魅力」のコーナー[チャングムの魅力]誕生~少女時代の見どころ]を参照)

そうそう、チョンミョン王女がお供に連れたアルチョン!今回も、控えめながら実に無駄のない名言を残している。アルチョンアルチョントンマンたちを助けに行くのは、おそらく命がけの仕事になるだろうと考えた王女は、アルチョンに詳しい事情を話そうとするが、彼はそれを静止し、「私はトンマンのおかげで命拾いをし、ユシンは友人です。それだけでも、命を懸けるには充分です」と言い放った。さすが善徳F4!カッコよすぎる。

一方、アルチョンと真逆の善徳F4はピダムだ。トンマン、ユシンと一緒に川から上がった23話では、トピダム、見るな!ピダム、見るな!ンマンの胸元を覗き込んだり、川辺ですっころんだり、ユシンの愛の告白を盗み聞きしてからかったり…。まったく、いまどきの小学生だってもっと落ち着いているだろうに。しかし、ピダムのこういった無邪気さがこれからトンマンを元気付ける。

結局、トンマンは姉の遺言を守らず、身分を取り戻しミシルと戦うことを心に誓うのだった。しかし、それはそのまま、ユシンとの別れを意味していた。

でも、答えを出した後の女は強い!打倒ミシルに燃えるトンマンと、どうしてもトンマンのことが諦められないユシン。ここで二人の立場が逆転した。
果たして、ユシンの出した答えは…。

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登場人物も難しい用語も増えてくるので、人物については BSフジ[人物相関図]のページを参考に、用語については「新羅王国」豆知識を、文中紹介しているドラマについては韓ドラ早見表(歴史ドラマ編)と、韓ドラ早見表(現代ドラマ編)をそれぞれ参考にされたい。どれも随時更新するので、マメにチェックするのをお忘れなく!

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(c) MBC 2009 All Rights Reserved.
2009年MBC作品全62話
キャスト:イ・ヨウォン(トンマン)、コ・ヒョンジョン(ミシル)、パク・イェジョン(チョンミョン)、オム・テウン(ユシン)
演出:パク・ホンギュン、キム・グンホン/脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン