豪奢な馬揃え、自ら“神”を語る信長に江は、「江~姫たちの戦国」第4回予告動画

2011年01月26日23時30分ドラマ

“神”を語る信長に怒る江―、NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」第4回「本能寺へ」の予告と前回放送の第3回「信長の秘密」のダイジェスト動画(5分間)が、NHKテレマップムMOVIEに配信されている。

■第4回あらすじ
天正9年(1581年)春、江(上野樹里)ら三姉妹は、信長(豊川悦司)が開いた「馬揃え」の式典に招かれ京を訪れる。江はその席で明智光秀(市村正親)の娘・たま(ミムラ)と顔を合わせる。そして一同の目の前を、豪奢な衣装を身にまとった信長を筆頭に織田家中の武将が登場。観衆は信長の言葉に熱狂する。

その夜、江は本能寺にいる信長に会いに行く。信長は江の前で「自らが神である」と語る。だが江は信長の傲慢さが許せず、怒って寺から出て行ってしまう。

明くる天正10年、信長は甲斐の武田家を滅亡に追いやる。それを祝う席で、光秀が発した言葉に信長は激怒し、衆目の中で光秀を足蹴にする。屈辱を受けた光秀は、焦慮を募らせる。


今週の見どころはまず、豪華絢爛と呼ぶしかない「馬揃え」のシーンだ。洋風とも唐風とも朝鮮風とも表現できる、豊川悦司扮する信長のけばけばしいまでの衣装は見物だ。「馬揃え」といえば、2006年の大河「功名が辻」での山内一豊の妻・千代のエピソードがあまりにも有名だが、そもそもは中央政治を手中にした信長の権威を知らしめる軍事パレードというべき一大イベントだ。その様子はポルトガル宣教師・ルイス・フロイスが記した「イエズス会日本通信」などの文献にも残っており、いまだ服従しない諸大名だけでなく、アジアや南蛮など諸外国に向けてのデモンストレーションを狙ったパフォーマンスとも言えるだろう。そう考えれば、ドラマ上の演出も単なるデフォルメではない厳かさが伝わってくるだろう。

一方、そんな華やかさの影で、辛酸をなめている信長の家臣・明智光秀。そして江と信長が今週居合わせるのは“あの”本能寺という思わせぶり演出。どのような伏線が埋め込まれているのか、気になる。

なお、1月23日放送の第3回「信長の秘密」は、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスにて配信中(視聴料金210円)だ。

江~姫たちの戦国 第3回ダイジェスト&第4回予告
大河ドラマ「江~姫たちの戦国」公式サイト
江~姫たちの戦国 第3回「信長の秘密」 NHKオンデマンド


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