ネットをにぎわした予想外の結末とは?「宝石ビビンバ」第49~最終回までのあらすじ、見どころと予告動画

2012年09月12日19時10分ドラマ
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いよいよ今週末の14日(金)に最終回を迎える「宝石ビビンバ」、主役のヨングク(イ・テゴン)とビチュイ(コ・ナウン)カップルはめでたくゴールインしたものの、ルビとカイル、ホバクとクッスンカップルはどうなるのか?予想外の結末にネットを騒がせた第49話と50話のあらすじと見どころを紹介!BSジャパン番組サイトとDVDサイトではドラマの紹介やキャストの紹介を、韓国番組公式サイトでは出演陣のインタビューやメイキング映像が視聴できる。ナビコンでは、【「宝石ビビンバ」を2倍楽しむ】でドラマの放送にあわせて全話のあらすじや見どころを紹介するのでお楽しみに。

長女ビチュイの結婚、長男サノの外交官試験の合格、さらにビチュイに妊娠の兆候と、おめでた続きのクン家、一方、未だにカイルへの想いが恋なのか、どうなのか?本人自身まだその決断が下せない中でカイルは出家した。

■第49話 跡継ぎ誕生!
サ・ジャンは、ファンドの身の上話を聞き、「ヌナ(お姉さん)」と呼ばせてほしいと言われうれしくて眠れない。一方、ビチュイの懐妊に両家の家族は大騒ぎ!跡継ぎがほしいだろう舅のソ・ロマ会長は、子供が女の子でも男の子でも構わないと寛大。さらに、ビチュイの誕生日の朝には、明け方から起きだしてテリの代わりにワカメスープを作り、ビチュイを感動させる。大学合格発表の日。ホバクもクッスンも努力の甲斐あってそれぞれ受験に合格。早春、臨月を迎えていたビチュイは陣痛が始まり、生みの苦しみの中で両親の苦労を思い出しながら無事に男の子を生む。
そんな中、やはりクッスンはホバクをあきらめていなかった。デパートでホバクが女友達とデートしている現場を目撃したクッスンはホバクに強引にキスをして、その女と別れさせる。

■第50話 翡翠の指輪
いまだにホバクをあきらめていないクッスンは、妊娠したとウソをつき、強引に結婚しようとホバクに強要する。早速クッスンはホバクの子を妊娠したとビチュイに相談し、ビチュイは大慌てで実家に飛んで帰る。家族全員に怒られ、ボコボコに殴られても妊娠がウソだと白状しなかったホバク。ソ会長は仕方なく2人の結婚を許し、結婚の準備を始めさせる。
そんな中、祖母のミョンジャは自宅でパク社長と仲良く食事をしていたことがついにサンシクにバレてしまう。だが、2人は結婚すると言い出し、老いらくの恋にサンシクは困り果てる。そしてクッスンとホバクの挙式の日。両家の家族は式場に向かうが…。

■最終回に寄せて
ここから先は、最終回のネタバレも含んでいます。ネタバレが気になる方は、ドラマ視聴後にお読みください
このドラマには、一般的な韓国家庭の暮らし向きや、面白い文化風習がたくさん描かれていたが、同時に多くの教訓も残している。
親を追い出した張本人のビチュイは、すすんでアルツハイマーの姑に献身的に尽くし、わが子を産むときになって、両親の苦労を思い知る。
好き勝手に生きたペク・チョに対して、慎ましく(強烈だが)生きたミョンジャには老いらくの恋が訪れ、これまでの生き方を悔やんだサ・ジャンにも大ファンのスターそっくりさんのファンドと結ばれる。ドラマ序盤では子供たちに追い出されるほどの頼りなかった両親は、子供たちに降りかかる問題にかかわるうちにたくましくなった。
しかし、予想外だったのは、ルビとカイルの恋。ネットでもこればもっとも多く反響を呼んだ。始めに打算愛を狙ったルビは、途中から心を入れ替えるも、最後に一歩踏み出せず結局カイルと結ばれることはできなかった。もっとも、ビョンフンに泣かされた分、強い立場で結婚でき、姑ともそこそこうまくやっているようなので結果オーライかも?

そして驚きは、最終回に来てまで見せたドラマの大どんでん返しだ。このどんでん返しはビチュイの夢から始まる。「クッスンが心配でたまらない。孫は私が見守るから、どうぞ娘の面倒を見てほしい…」と意味ありげにテリが夢に現れた。夢を気にしながらも、クッスンとホバクの結婚式の日になる。式場では新郎ホバクと新婦クッスンが準備を整え、親族の到着を待っている。ところが、式場へ向かう車の中で、姑テリはお気に入りの指輪をビチュイに託し、静かに息を引き取ってしまう。クッスンにとって人生最高の日であるはずの結婚式の日が、最愛の母の命日となってしまった。自分が苦労させたために母が早死にしたと、クッスンが号泣するシーンは、視聴者の涙腺も大いに刺激したはず。さすがに小悪魔クッスンは身勝手すぎた。これをさんざん苦労をさせられた母テリの仕返しと見るか、結婚まで身勝手なウソでやろうとしたクッスンの今後を心配して「人生そんな甘くない」ということを身を以て教えようとしたのか…。個人的には後者であってほしいが。もう少し、誠意をもってゆっくりことを運べばこうはならなかったのかも。

それでも、ドラマのエンディングは、サンシクとヘジャの還暦祝いで、サ・ジャンの夫ファンドがソル・ウンドのものまねで「上海ツイスト」歌い、みんなで大いに盛り上がるというホームドラマらしく明るく幕を閉じた。

ところで、ドラマの後半を大いに賑わせた兄妹、姉弟同士の結婚だが、韓国では未だに血縁関係はなくとも親族同士の結婚は嫌われる。これを知っておかないと、ドラマの本当の面白さは伝わらない。ドラマのように婚家同士の兄弟姉妹の結婚はもちろん、再婚した両親同士の連れ子同士の結婚も嫌がられる。これに悩み涙したのが、チャン・グンソクと少女時代のユナが主演のドラマ「ラブレイン」だ。日本的な感覚で考えると、勝手知ったる者同士でかえって気兼ねなく暮らせていいような気がするのだが…。
お隣の国でどうしてこんなにも違うのか?
これは韓国の複雑な家族の呼び名に一つの答えが見つけられそうだ。韓国の親族の呼び方をまとめた表を3つ紹介しよう。自分の家族の呼び名配偶者の親族の呼び名新家庭の家族の呼び名。日本も西洋から見ると複雑だろうが、韓国は実に複雑だ。

たとえば、自分の家族の呼び名を見てみると、韓国では「おじさん」一つとっても、それが母方なのか父方なのか、当事者の父より年上か年下かで細かく呼び方が変わる。日本でも漢字で書くと「叔父」や「伯父」などがあるが、呼ぶときは「おじさん」で済ませられる。自分の家族でもこれだけ大変なのだから、結婚するともっと大変だ。これは、日本以上に親族と密接に暮らす韓国らしいところ。係累関係の上下を厳しく取り決めることで、相手が自分にとってどんな立ち位置にいるのかをはっきりさせる。これは、年長者(または係累の上位者)に従う(敬う)という儒教の教えからきているのかもしれない。だから「家門の栄光」のように、叔母がグンと年下でも、ちゃんと敬語を使い、一歩引いて接するのだ。ところが、もし、親族同士で結婚してしまうと、この上下関係が成り立たなくなってしまう。
しかし、こうした煩雑な呼び方も、当事者と相手の関係がはっきりわかるので、便利といえば便利でもある。

歴史ドラマでは、時代背景などがわかるとドラマをもっと深く面白く観ることができるが、現代ドラマもこうしたことに注目すればドラマは2倍楽しめる!
「宝石ビビンバ」は、BSジャパンにて毎週月曜日から金曜日の夕方5時から放送。最終回は9月14日(金)、BSジャパンとDVDオフィシャルサイトでは、キャストの詳しい紹介をしている。韓国番組公式サイトでは出演陣のインタビューやメイキング映像が視聴できる。
17日からはのこの時間は、夕方6時から放送していた「薯童謠(ソドンヨ)」を1時間繰り上げて放送する。

■作品紹介
・制作:MBC、2009年
・話数:全50話
・演出:ペク・ホミン「揺れないで」
・脚本:イム・ソンハン「神様、お願い」「人魚姫」
・キャスト:ソ・ヨングク役・・・イ・テゴン 「神様、お願い」「ヨンゲソムン」「広開土太王」
       クン・ビチュイ役・・・コ・ナウン 「アヒョン洞の奥様」「輝ける彼女」
       クン・ルビ役・・・ソ・イヒョン 「太陽を飲み込め」「輝ける彼女」
       クン・サノ役・・・イ・ヒョンジン 「家門の栄光」     
       クン・ホバク役・・・イ・イルミン   

■DVD-BOX内容
・DVD-BOX1~5:各5枚組
・価格:各12,000円
・発売元:テレビ東京メディアネット/エスピーオー
・販売元:エスピーオー
※好評発売・レンタル中!

SPO「宝石ビビンバ」オフィシャルサイト
BSジャパン「宝石ビビンバ」番組サイト
 ※2012年6月27日~ 月~金、17時より放送。(←放送曜日が変更)
韓国MBC「宝石ビビンバ」映像スケッチ

kandoratop  【「宝石ビビンバ」を2倍楽しむ】

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