ついに吉田が総理に就任…ドラマ「負けて、勝つ」第2回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年09月15日07時42分ドラマ

9月15日、NHK土曜ドラマスペシャル「負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~」は第2回を放送、外務大臣であった吉田茂(渡辺謙)がついに総理へ就任するまでの混迷する道のりが描かれる。反戦の立場から投獄されていた経歴のある吉田は、それ故に戦後に外務大臣として起用された。戦後処理を勧める中で、かつての盟友・近衛文麿の戦争責任も問わねばならないなど苦渋の決断をし続けてきた吉田に、新たな難局が待ち構える。
結局憲法は進駐軍主体で改正されることが決まり、改革は矢継ぎ早に命じられていく。戦犯裁判が近づく中で、吉田は天皇訴追を回避しようと必死に立ち回る。内閣では選挙による鳩山一郎(金田明夫)が総理就任予定だったものの、直前で追放されるという事態が起こる。日本の政治は未だ混迷の中にあった。

■第1回あらすじ
不衛生な獄中で虫のかゆみによる苦しみでのたうちまわる男がいた。吉田茂である。看守に抗議する吉田を激しい衝撃が襲う。米軍の空襲であった。窓は割れ、天井の破片が落ちてくる。そして日本は終戦を迎えた。国務大臣の近衛文麿(野村万斎)は日本が戦勝国らに分割統治されてしまうことを憂いていた。国は進駐軍上陸の前に、慰安所を設置することを検討した。国は日本の女性たちが犯されることを恐れていた。
そして進駐軍のトップとしてマッカーサー元帥が厚木に降り立つ日が来た。そのニュースを前にしても、吉田は無気力な状態で隠居していた。その頃日本国政府は次なる外務大臣の選出に苦心していた。総理大臣の東久邇宮稔彦(今井朋彦)は吉田を指名した。それを断る吉田を説得したのは近衛であった。近衛と吉田はかつてパリ講和会議の全権団の一員同士として知り合い、国際社会で低い日本の立場を互いに嘆き、国の為に気炎を上げる同士となった。そして吉田は外務大臣就任を受け入れた。
吉田は外務大臣としてマッカーサー元帥と面会することになる。堂々とした負けぶりを見せるべきと、吉田は気合いを入れて会談に臨む。マッカーサーから出される葉巻を好みでないと断ったり、歩き回るマッカーサーを檻の中のライオンのようだと揶揄するなどしながら、吉田は天皇の保護を要請した。マッカーサーは日本には東郷や乃木のような責任ある素晴らしい人間はいないのかと批判した上で、昭和天皇と会談する意志はあると告げた。そして昭和天皇とマッカーサー元帥が同じく写った写真が撮影され、国民に発表される。そしてこれが国民の大反発を受けて東久邇宮内閣は総辞職となる。
ある日吉田は、自邸を訪れた白洲次郎(谷原章介)に協力を要請する。白洲は吉田に総理大臣になってほしいと訴えたが、吉田は鼻先で笑うのみであった。その頃、大蔵省主税局長の池田隼人(小池慢太郎)と外務大臣補佐官の柴田達彦(永井大)は慰安所を視察していた。米兵を接待する日本人女性に同郷の幼なじみを見つけた柴田は憤慨するが、池田はそれを叱りつける。媚を売っているのではなく、体を張って日本を守っている女性たちの方が潔いと柴田に喝を入れるのだった。
吉田は近衛の家を訪れた。丁度外孫の細川護煕もいて、吉田は7歳の護煕ににこやかに声を掛ける。近衛は吉田にマッカーサー元帥から憲法改正を任されたと打ち明けた。吉田は時期尚早でないかと近衛に意見する。しかしマッカーサー直々に依頼されたと近衛は舞い上がっていた。しかし近衛は戦争開始の責任を取るべきではないかという吉田の言葉に、当初は開戦反対だった自分が戦犯に問われるはずが無いと断言する。閣議の場で吉田は、憲法改正は不要であり各法令の改正に留めるという意見を表明した。そしてここへ至り、アメリカ側が戦時中の閣僚であった近衛に憲法改正を任せることの批判が集中した。進駐軍は急に手のひらを返し、近衛とは無関係であると主張しはじめた。そして戦犯訴追リストの中に近衛の名が挙げられる。病に倒れた近衛に入院することで訴追猶予を求めるように意見する吉田に対し、近衛は逃げるような真似はしたくないと断言した。そして戦犯の自分とはもう会うなと近衛は告げ、いつか吉田に総理大臣になってこの国を建て直してくれと訴えるのだった。そして逮捕を前に近衛は自決した。吉田は自分が近衛を殺したのだと呟いていた。
吉田の家には、嫁に出た娘・麻生和子(鈴木杏)が太郎ら子ども達を連れて帰省していた。兄の健一(田中圭)は死んだ母の後に芸者・小りん(松雪泰子)を入れたことを批判するが、和子は母の死後に小りんと住むように勧めたのは自分であると父を庇うのだった。
吉田は後に「人間宣言」と言われる昭和天皇の詔書をマッカーサーへ渡しに来た。一般の書類と同じようにボックスに入れるよう指示するマッカーサーに対し、これが日本国民の万感の詰まった詔書であることを訴え、吉田はマッカーサー直々に受け取らせた。天皇の責任追及をしないようにと再度願い出る吉田に、マッカーサーは日本人は誇りのために死ぬか誇りを捨ててアメリカに頼るしかないと言い捨てる。ある時吉田は柴田と共に広島を視察に訪れていた。未だ一面の焼け野原を前に吉田は敗戦を認め、負けても外交で勝っていこうと誓いを立てるのだった。

ドラマ「負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~」第2回は15日(土)9時から10時13分まで放送。予告動画はドラマ公式サイト「次回予告・各回のあらすじ」で視聴出来る。NHKオンデマンドでは翌9日午後6時から見逃し番組で配信予定。

2012年秋ドラマを一挙紹介>>「負けて、勝つ」各話あらすじ

負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~|NHK土曜ドラマスペシャル
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