姫の婚儀に潜む陰謀を暴け!ドラマ「猿飛三世」第5回予告動画と前回のあらすじ-NHK

2012年11月09日09時30分ドラマ

10月9日、NHK・BSプレミアムの時代劇「猿飛三世」は第5回「活の巻」を放送、お市(水川あさみ)に婚礼話が持ち上がるが、その相手は財政が逼迫した悪徳藩主だった。京都所司代・北倉(梅沢富美男)の謀略と知りながら佐助(伊藤淳史)と梅宮主膳(堺正章)はどうすることも出来なかった。
出入りの商人・徳三郎(柳葉敏郎)は主膳たちに冷淡な態度を取るが、徳三郎が父だと知らない佐助は食って掛かる。佐助は家のためと幸せになれないであろう縁談を受ける決意を固めているお市のために、北倉の屋敷へと忍び込む。
<第5回みどころ>
お市との身分違いに悩みながらも一途に慕う佐助には最大のピンチが訪れる。そして徳三郎が家族を捨ててまで成し遂げたい事とは一体何かはまだ謎のまま。高波藩を陥れる一連の騒ぎと関連はあるのだろうか。そして佐助に立ちはだかる服部伴蔵(波岡一喜)は…更なる盛り上がりを見せて物語は進む。

■第4回「人の巻」
太平の世となりつつある時代の忍者はいずれも就職難。町には取り潰された藩の浪人による暴動も起き、貧困に喘ぐものが増える一方で商人たちを中心とした京の発展は相変わらずだった。佐助は船着場で荷運びの仕事を始め、佐助を追ってきた才蔵(細田よしひこ)とさぼてん(川崎亜沙美)もそれぞれ京で暮らし始めた。その矢先、佐助と共に働き始めたさぼてんは暴動で助けられたことから一人の僧・郭雲に恋心を抱く。
ある日、長屋に父親を無くした清太郎という少年がやってくる。清太郎は家賃を払えず家を追い出された父が死に、長屋の住人に引き取られてきたのだった。佐助は才蔵が家賃の取立て屋を始めたのを思い出し、清太郎の父に心当たりはないかと問い質す。才蔵を責める佐助だったが、家賃を払わないものが悪いと才蔵は聞く耳を持たない。佐助はやっとで貯めた日銭で質素ながらも一つの櫛を買う。お市のためのものだった。さぼてんは日々郭雲を町で探し、仕事にも身が入らなかった。ある日佐助は櫛を渡そうとお市の屋敷を訪れるが、そこへ徳三郎が立派な櫛を持って現れたために臆してしまう。お市は琴の腕を見込まれて右大臣家に招かれたのだった。佐助は警護役としてお供をする事を申し出、お市も喜んで同意したものの、格式のある家に佐助は出入りさせられないと断られてしまう。屋敷を去る時、徳三郎にも身をわきまえるように忠告され憤慨する。佐助は未だ櫛を渡せずにいた。一方で郭雲を思って眠れぬ夜を過ごすさぼてんのため、その気持ちを郭雲に伝えに行く。生きる場所が違うとは言え、思いを募らせるさぼてんに一度会いに行って欲しいと佐助は頭を下げた。それは自分とお市の気持ちをも重ねてのことだった。しかし去り際、佐助は買った櫛を落としてしまい、それを郭雲が拾った。
佐助が長屋へ戻ると才蔵が佐助を訪ねており、時を同じくして右大臣家から戻ったお市が佐助に会いに来た。すると清太郎が才蔵を見つけ、自分達を家から追い出したやつだと食って掛かり始めた。佐助は清太郎にそれでも生きねばならぬと人の道を説き、お市はただ見つめるしかなかった。その裏で、お辰(浅野ゆう子)は徳三郎と密かに会っていた。この20年の不在を責めるお辰だったが、徳三郎が独り身を貫いていることを知り安堵する。しかし自分にはやるべき事があるから身分は明かさないようにとお辰に厳しく言い渡し、二人は分かれる。お辰は恩義ある人に歯向かうことがあれば自分も佐助も許さないと言い捨ててその場を後にした。
長屋では、京都所司代の武士たちが浪人狩りを行い騒動になっていた。長屋の住人たちを助けるために佐助は武士たちに立ち向かった。そこへ鴉の一味である黄不動(土平ドンペイ)が佐助に襲い掛かった。激しい応戦の末、佐助は何とか逃げ延びる。佐助を取り逃がした黄不動はしくじったとして突如表れた伴蔵に始末される。
一先ず長屋は落ち着き、清太郎は徳三郎の紹介で子の無い夫婦に引き取られることになった。才蔵は清太郎に幸せになれと涙ながらに声をかける。そしてさぼてんのところへ郭雲が会いにきてくれた。出羽の国に旅立つと告げに来た郭雲は、佐助の落とした櫛をさぼてんに託した。お市に呼ばれて屋敷に向かう途中の佐助に、さぼてんは郭雲の礼を言って櫛を手渡した。お市は右大臣家でもらった金平糖を佐助に土産として贈るのだった。そして人の道にまっすぐに生きる佐助に学んだと頭を下げる。戸惑いながらも、佐助は慌てて買った櫛をお市に渡した。二人は笑いあって金平糖を食べるのだった。そして夜、持ち帰った金平糖を才蔵やさぼてんと分け合いながら佐助は忍者である前に人でなければならないとの思いを強くした。その頃北倉は、伴蔵から右大臣家で琴を披露したお市の評判が上々であると報告を受ける。そして伴蔵はそれを利用して更なる高波藩取り潰しの企みを講じるのだった。

BS時代劇「猿飛三世」第5回は9日(金)よる8時から放送。予告動画は番組公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。第4回「人の巻」の見逃しオンデマンド配信購入期限は11月16日まで、210円(税込・視聴期間:購入後1日)で視聴出来る。NHKオンデマンドではお試し視聴も配信中、見逃し見放題パック(月額945円・税込)の対象となる。

猿飛三世|NHK BS時代劇
NHKオンデマンド BS時代劇 猿飛三世

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