【韓国芸能】同性愛を描いた史劇!「霜花店」vs「王の男」の魅力を主役たちのインタビューで探る!(後編)

2009年01月21日23時26分ドラマ

このニュースは、『同性愛を描いた史劇!「霜花店」vs「王の男」の魅力を主役たちのインタビューで探る!(前編)』からの続き。

■比較ポイント 2:興行の主役、チョ・インション VS イ・ジュンギ

「王の男」と「霜花店」を導いてくれた最大の力!それは俳優たちの骨身を惜しまない熱演だと言えよう。

「王の男」できれいな男“コンギル”役を担当したイ・ジュンギ。彼はこの役を演じるため網渡り、サムルノリ、人形劇を学んだと言う。(サムルノリとは、韓国の伝統楽器であるケンガリ・鉦・チャング・鼓を用いた音楽)

新人らしからぬ熱演で人気を集めたイ・ジュンギは「王の男」たった1篇でスター俳優の座に駆け上がった。

一方、「霜花店」で謹厳な護衛武士の首長役で登場したチョ・インソン。しかし、映画の中の姿とは違い撮影場では愛嬌満点だったそうだ。

[インタビュー:チョ・インソン]
馬が一番大変だった。今日、僕たちは「休もう、休もう」と言うけれど、こいつ(馬)は休む事ができないから~大変なのは馬だ。

撮影場の雰囲気メーカーを自認するチョ・インソン。映画興行の雰囲気メーカーまで立派に消化しているようだ。

■比較ポイント 3:愛に首をつった女 VS 妬みに目がつぶれた女

男性俳優たちが多い「霜花店」と「王の男」で、紅一点で堂々と輝いた二人の女優がいる。

[インタビュー:ソン・ジヒョ]
あの場面(ベッドシーン)で体がどれくらい見えるかは私にはあまり重要な部分ではなかったんです。

[インタビュー:カン・ソンヨン]
「王の男」の出演では、新人のつもりでやりました。すべてそんな心構えで演じました。それが良かったんだと思います。

「霜花店」で高麗の王后として出演したソン・ジヒョ、そして「王の男」で王室の権力者チャン・ノクス役に扮したカン・ソンヨン。

華麗なチャン・ノクスの姿を見せるためカチェを使ったカン・ソンヨン。その重さが相当だったと語った。(カチェは、高麗初期の王室の女性の髪形で編みこんだ長い髪を頭に大きく巻きつける髪型)

[インタビュー:カン・ソンヨン]
カチェというのがチャン・ヨクスのキャラクターを加味させてくれることができる象徴なので、苦しかったけれど気持ち良く撮りました。

また、か弱いながらも堂々とした王后の姿を見せてくれたソン・ジヒョは「霜花店」を通して、そのすぐれた演技力を再評価されている。

2006年、1,000万人観客という神話を打ち立てた「王の男」、そして 3年後、再びタブーとされた恋物語で映画ファンたちを劇場で呼び戻した「霜花店」。果して同種の映画が興行結果まで似た形で終わることができるか、その結末が注目される。

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