貴賤のない世の中を!“マンジョクの乱”の結末は?「武人時代」第140話~144話あらすじと見どころ、予告動画

2013年08月07日20時16分ドラマ
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奴婢・マンジョク

神宗が即位した年からは各地で奴婢による反乱が頻発し、病の為に譲位する1204年まで反乱は毎年起きたと言われており、最初の奴婢の乱が、今回紹介する“マンジョク(萬積)の乱”…果たしてどんな結末になるのか?明日、 8日(木)からの「武人時代」第140~144話までのあらすじと見どころを紹介、DVD公式サイトには予告動画が公開されている。高麗時代のドラマを初めて視聴される方は、【「武人時代」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介と時代背景」に、「ドラマで辿る韓国の歴史‐高麗時代①、②」を更新したのでチェックをお忘れなく。
赤文字は、ドラマの見どころやドラマ視聴に役立つ情報。

■第140話 人間らしく
マンジョンは、自分を信用しないミジョイに、生々しい背の鞭痕を見せ「家族として待遇してくれた主家だったが、結局奴婢はどこまでいっても奴婢であることに気付いた」と語る。この言葉にミジョイはマンジョクを受け入れ、マンジョクは人を貴賤で分ける世の中を覆すため、スンジョンやミジョイらと契りを結ぶことに。一方、ホンニョナのもとで、マンジョクが刺客たちと一緒にいると聞かされたチェ・チュンホンは、兵を引き連れてこの寺の近くに到着したが、暗殺の真相はわかるまでホンニョナとマンジョクを泳がせると言い出し、兵の撤退を命令。
チュンホンはマンジョクに、かつてチョ・ウィチョンの乱で、自分を助ける際にマンジョクが受けた矢の矢じりを見せながら、奴婢の身分から解放(免賤)して良民にしてやると提案する。だが、マンジョクはそれを拒絶。
そんな中、太子は宴席で泥酔したふりをして問題発言をする。そんな太子は、ホンニョナを王宮に呼んで、チュンホンという人物像について聞く。
免賤の話をするチェ・チュンホン。「チュンホンの元にいたい」とこれを断るマンジョク。ここはみごとな腹の探り合い?ホンニョナが、太子に対してチュンホンをどんな人物と言うのかお聴き逃しなく。

■第141話 マンジョクの乱
チェ・チュンホンに対し、乱臣となるのは避けられない運命と言い放ち、だから今のうちに追放するように太子に進言したと言うホンニョナ。また、刑部官憲となったノ・イヌも、チュンホンに、権勢を手放さなければ、挙兵の大義もやがて腐敗すると忠告する。
一方、マンジョクは奴婢たちを集めて、蜂起の計画を立てる。蜂起は、重臣たちが一堂に集まる撃毬(キョック)の日と決定。そんな中、チャウンソンが反乱計画を告発したために、スンジョンが捕えられ、「首謀者以外の奴婢は殺さない」という言葉に計画の全てを自白してしまう。ついにキョックが開かれる蜂起の当日、進撃しようとする奴婢たちは軍部の奇襲を受け、マンジョクは普済寺に敗走することに。
マンジョクが、十分な武力の訓練ができていない奴婢たちのためにどんな作戦を立てるのか?何ともやりきれない作戦をお聞き逃しなく。
撃毬(キョック)というのは、馬上で杖匙と呼ばれる棒状の用具で球を打ち、毬問と呼ばれる相手のゴールに入れれば勝ちとなる競技で、高麗時代のドラマではたびたび登場する。単にスポーツとしてではなく、強い兵士の選抜手段としても開催された。詳しくは「武神」の第3話の見どころで詳しく紹介しているので、参考にどうぞ。


■第142話 貴賤のない世の中
マンジョクを救うため、再びチェ・チュンホンに仕えるというホンニョナ。そんなホンニョナの真意がわからないというチュンホンに、「愛ではなく、同じ賎民として気持ちがわかるのだ」と答えるホンニョナ。チェ・チュンホンに面会したマンジョクは「貴賤のない世の中を作るために蜂起した」と言い、「投降すれば命は助ける」というチュンホンの申し出を断り、かつての主人に別れを告げる。奴婢たちは最後までマンジョクと共に戦うが、捕えられて処刑され、奴婢は人ではないとして、その遺体は川に投げ捨てられる。一方、朝廷ではマンジョクの反乱に対して、その主人であるチェ・チュンホンを問責する意見が出される。
なんとかマンジョクを取り戻そうと、例の矢じりを渡し、「卯の刻まで投降すれば助ける」というチュンホンが、少々憐れでもある。マンジョクの最期の言葉と、その後のホンニョナの言葉に涙腺が緩む。

■第143話 金剛夜叉の亡霊
徐羅伐(ソラボル)一帯でイビとペジャの反乱が起こる。彼らの背後に「高麗滅亡・新羅千年王国再興・民衆救済」を唱えるトゥドゥウルがいると知ったチェ・チュンホンは、パク・チンジェを問いただし、鎮圧軍の先鋒に任命する。新羅の復興を目指すトゥドゥウルは、公明正大な性格のパク・チンジェに面会を申し出て、挙兵の大義を失った乱臣を斬り、鶏林(ケリム)の大義を果たそうと誘惑する。パク・チンジェは鶏林の民に兵糧米を分け与え、それに憤慨して民を皆殺しにしたイビが、民の密告によって捕えられ、処刑されてしまう。
一方、王宮では神宗が倒れ、こん睡状態に。そして、ホンニョナがチュンホンの元に戻ってくる。
徐羅伐(ソラボル)は、ドラマ「善徳女王」にもよく出てきた新羅の首都があった場所。現在の慶州(慶尚北道にある歴史文化都市)⇒時代別の地図で確認。

■第144話 迫る嵐
栄枯盛衰を見届けるため、再びチェ・チュンホンに仕えるというホンニョナ。そんな中、神宗が背腫で危篤になる。太子は神宗が難病と知ればチュンホンが反逆するかもしれないと、病を伏せるが、とうとうこれが朝廷に露呈してしまう。動揺の広がる朝廷に、ノ・イヌは太子に譲位することを提案し、チェ・ウの義父であるチョン・スクチョムは、チェ・チュンホンに王座に就くつもりなら協力すると申し出る。一方、ペジャの農民軍の奇襲で敗走した鎮圧軍に代わり、ペク・チョニュの率いる精鋭軍がやって来る。ところが、出陣の直前、突然の嵐に見舞われ、ペク・チョニュが落馬、鎮圧軍は出陣を延期。
スクチョムの甘い言葉に、玉座への野心がふつふつ湧き上がるチュンホンに、病床の神宗から呼び出しが…。
果たしてチュンホンは、神宗からなんと言われるのか?そしてこの言葉で、チュンホンは最高権力者となる道へ一歩進みだす。

現在テレビ東京にて月~金の毎朝8:25から放送している「武神」の前史となる、チェ氏執権時代の序盤。果たして今後チュンホンは、どのようにしてチェ氏政権を築き上げるのか?こちらにドラマの年表があるので参考にどうぞ。⇒ドラマの年表(高麗時代)

「武人時代」は、月~金の毎日16時から、BS日テレで大好評放送中。予告動画はDVD公式サイトで視聴できる。

「武人時代」DVD公式サイト
BS日テレ「武人時代」番組サイト
 ※2013年1月11日(金)より月~金の毎日16時から、BS日テレで放送中。

kandoratop  【「武人時代」を2倍楽しむ】

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■作品紹介
・放送:KBS、2003年2月8日~2004年8月15日
・話数:全158話
・演出:シン・チャンソク、キム・ソングン
・脚本:ユ・ドンユン
・キャスト:
 李義方(イ・イバン):ソ・インソク
  牽龍軍・隊正→牽龍軍・行首(散員)→大将軍、殿中監、執奏 武臣政権第1の執権者
 鄭仲夫(チョン・ジュンブ):キム・フンギ
   牽龍軍・隊正→上将軍→参知政事 武臣政権第2の執権者
 慶大升(キョン・デスン):パク・ヨンウ
   武臣政権第3の執権者
 李義旼(イ・ウィミン):イ・ドックァ
  牽龍軍・別将→中郎将 武臣政権第4の執権者
 崔忠献(チェ・チュンホン):キム・ガプス
  武臣政権第5の執権者

■DVDレンタル情報
~第1章 武臣政権の幕開け~
~第2賞 イ・ウイバン執権時代~
~第3章 チョン・ジュンブ執権時代~
~第4章 キョン・デスン執権時代~
~第5章 イ・ウィミン執権時代~
~最終章 チェ・チュンホン執権時代~ 
※全79巻・158話(各巻2話収録)

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