ワンダーアキュートが「帝王賞」を快勝! レース映像を配信中!

2014年06月25日20時44分スポーツ

交流重賞「第37回帝王賞(JpnI)」(大井2000m)は、6月25日、大井競馬場で行われ、JRAのワンダーアキュートが快勝した。
レースは、JRA勢のニホンピロアワーズ、コパノリッキー、ワンダーアキュートの3頭がハナをうかがい、その後ろに、JRAのソリタリーキング、兵庫のオオエライジン、高知のグランシュヴァリエが続く。その背後に、浦和のキスミープリンス、JRAのムスカテールとシビルウォーがつける。
向こう正面に入ると、ニホンピロアワーズが先頭でペースを落とす。1/2馬身差の2番手がコパノリッキーで、2馬身離れた3番手がワンダーアキュート。2馬身差でソリタリーキング、1馬身1/2差でオオエライジン、1/2馬身差でグランシュヴァリエ。その後方にキスミープリンスとムスカテールが続き、シビルウォーは後方から3番手。
3コーナーでは、遅めのペースを嫌ったコパノリッキーが先頭に立ち、それに、ニホンピロアワーズ、ワンダーアキュートが並びかける勢いで、すぐ背後にソリタリーキング、オオエライジン、グランシュヴァリエ、ムスカテールが続く。
4コーナーでは、コパノリッキー、ニホンピロアワーズ、ワンダーアキュートの3頭が横一線で、その外にソリタリーキングが迫り、ムスカテール、グランシュヴァリエ、シビルウォーも追撃態勢に入る。
残り200mでワンダーアキュートが抜け出し、コパノリッキーがしぶとく粘り、ニホンピロアワーズか3番手で食い下がるところ、ソリタリーキングがこれに迫る。また、後方では、オオエライジンが故障を発生し、競走を中止する。
ワンダーアキュートは、そのままコパノリッキーを振り切って2分3秒5で快勝、「JBCクラシック(JpnI)」(川崎2100m)に続いてJpnI2勝目を達成するとともに、重賞6勝目を挙げた。
2着にコパノリッキーが2馬身差で粘り、3着にソリタリーキングが2馬身差まで迫った。4着がニホンピロアワーズで、5着がシビルウォー。
ワンダーアキュートの武豊騎手は、「本当に何度も悔しい思いをしてきましたので、特別にうれしいですね。
スタートもいいスタートを切れましたし、他の馬の出方を見てポジションを決めようと思っていたので、いい形で走れました。
向こう正面に入ってからはマイペースを保っていたんですけど、外から1頭来たときに自分の馬が反応したので、馬に逆らわないようにそのまま行かせました。
先頭に立つのが少し早かったんですが、馬の状態が良かったので、なんとか押し切れるかなと思っていました」と、冷静なレースぶりで実力馬に6レースぶりの勝利をJpnIでプレゼントできてほっとしていた。
レースの模様は、地方競馬ライブで見ることができる。

地方競馬ライブ