米に謎の中国人妊婦村?上海で婚活ビジネス急増!中国の少子高齢化問題!4日テレ東「未来世紀ジパング」予告動画

2014年08月04日09時00分社会

アメリカ・ロスに中国人妊婦村なるものが出現!出産のため渡米する家族が押し寄せている一方で中国国内での結婚難、さらに少子高齢化問題…「家族」という形態に異変が生じている…日本にも影響を及ぼすのか?4日(月)「未来世紀ジパング“中国異変”第2弾 家族の三大問題」予告動画は番組公式サイトで公開。

近くて遠い国…中国。急速な経済成長にともなう弊害があちらこちらで生じている。日本の「失われた20年」という苦い経験と同じ道を中国も歩むのだろうか…。60、70年代の高度経済成長期を経てバブル期、そしてバブル崩壊…。国の規模が大きい分、日本と同じ過ちを犯せば日本、いや世界に及ぼす影響は計り知れない…。決して他人事ではない中国の問題を、私たち日本人は身近な問題として認識する必要がある。

「謎の中国人妊婦村」
アメリカで生まれた子どもには、親の国籍に関係なく無条件にアメリカ国籍が与えられることをご存じだろうか? 今、中国では子どもにアメリカ国籍を持たせたい親が増加傾向にある。特に事業に成功した人や官僚などの富裕層が、自分の愛人に生ませる子どもをアメリカで出産させるケースが多いらしい。これもまた「一人っ子政策」のツケなのではないか。
ロサンゼルスではそういった中国人妊婦の出産前から産後まで、手厚くケアしてくれる施設「月子中心」が増えているそうだ。
アメリカ国籍を持つと、小中高と13年間義務教育を受ける権利を得ることができ、さらにその両親の移民申請も行うことができる。中国人富裕層は、こういった形でアメリカ国籍を取得し、自己資産を増やし、守ろうとする人たちが増えている。そして、こうして生まれてきた子どもたちを「アンカーベイビー」と呼んでいる。
中国人妊婦が増え、医療機関のベット数が足りなくなっているそうだ。本来、地元の妊婦が安心して出産できる環境であるべきはずが、中国人妊婦たちに脅かされている。

「上海で急増!結婚できない女性たち」
これもまた「一人っ子政策」の弊害なのだろうか…。現在、上海では結婚できない女性が増加しているという。年収2000万円以上でなければ…、家がなければ…と都会の女性が結婚に求める条件はかなり厳しい。中国人の人口比率は男性120に対し女性100…数字だけ見ると女性には有利に思えるのだが。
番組では上海で急増する婚活ビジネスに密着する。日本では考えられないような合同お見合いや、本人抜き、親同士のお見合いやら…ちょっとでも好条件の異性をゲットすべく、努力する姿はすさまじいものがある。日本もけっして笑って見てられる状況ではない…。

「家族の三大問題“高齢化”」
そしてこれこそ「一人っ子政策」の弊害の極み! といえるのが中国の少子高齢化問題。中国は日本以上に「子どもが親の老後の面倒を見る」風習が色濃く残っている。特に今の中国は住宅価格がバブル景気のごとく高騰し、庶民の手の届かないものとなっている。郊外から2時間かけて通勤…なんていうのはザラだそうだ(日本も同じようなものだが)。夫婦共働きでやっと生活ができる…そんな経済状態の上にのしかかる年老いた親たちの面倒。そして2030年には高齢者の人口が3億人に達するといわれる中国で、日本で介護施設を運営するリエイという会社が、上海で画期的な取り組みを始め、注目を集めている。

4日(月)テレビ東京、夜10時放送「未来世紀ジパング“中国異変”第2弾 家族の三大問題」予告動画は番組公式サイトで視聴できる。さらにテレビ東京ビジネスオンデマンドでも同番組は配信されている。

テレビ東京「未来世紀ジパング」番組公式サイト