残り2話！「若者たち2014」第10話で旭(妻夫木聡)と梓(蒼井優)夫婦に突き付けられた厳しい現実とは…？あかりの退院が決まり、お祭り騒ぎの佐藤家、しかし新城(吉岡秀隆)から告げられたのは、旭が思いもしなかったことで…多香子(長澤まさみ)が香澄(橋本愛)に、そして暁(瑛太)やひかり(満島ひかり)が旭に伝えたい思いとは？「若者たち2014」第10話は17日(水)夜10時から放送、予告動画は番組サイトで公開中。

旭(妻夫木聡)は、ひかり(満島ひかり)や梓(蒼井優)が見守る中、容態の安定したあかりを抱き上げて男泣きする。
1カ月後、佐藤家のリビングで旭がはしゃいでいた。なんでも、そろそろあかりの退院が決まる頃だが、そこへ新城(吉岡秀隆)から呼び出しがあったため、退院を確信しているようなのだ。暁(瑛太)らは落ち着くように言うのだが、旭は聞く耳を持たない。その後、梓とともに病院を訪ねた旭に、新城はあかりの精密検査の結果を伝えるのだが…。
夕方、陽(柄本佑)と旦(野村周平)は、旭が寿司を買って帰ってくるのを待っていたが、帰宅したのはひかりだった。ひかりは、兄弟たちにあかりの検査結果について話す。と、そこへ、寿司を手にした旭と梓が帰ってくる。
その頃、新城にある大学病院の教授職への推薦話が舞い込んでいた。上司からそれを伝えられた新城は、“少し考えさせてほしい”と言うのだった。
同じ頃、意を決して学校へやってきた香澄(橋本愛)は、同級生に声を掛けられる。明るいその態度に安堵したのもつかの間、香澄の机のなかから裸の画像のコピーが出てくる。一方、仕事場にいた旭にひかりから電話がかかってくる。搾乳に来るはずの梓が病院に来ていないという。それを聞いた旭は･･･。

いよいよ残り2話。度々ご紹介するように現代では珍しい“熱さ”で確実にファンを獲得している本ドラマだが、その熱さを作りだす“言葉”が今巷で話題になっているという。
例えば前回の第9話、新城の“幸せになることに臆病になるなよ”というこの言葉。視聴者だけでなく、これには「若者たち2014」のスタッフもガツンと来た、と太鼓判。また、第7話、多香子が暁に言った“光は影がないと自分がどこを照らしているのかわからなくなることだってある”という言葉にもツーンとさせられた。
と、今挙げたのは佐藤家を取り巻く2人だが、もちろん佐藤家の熱い言葉も盛りだくさん。第2話で、旭兄さんが言った“謝罪というのは何を謝るかじゃなくて、何を伝えるか、なんだよ”という言葉。近年増えているという“謝れない”人に響いたことは間違えなし。“夢のねぇ人間は夢を持っている人間に乗っかるしかねぇからな”なんて胸にズシンと乗っかる言葉を言ったのは暁兄さん。捻くれているようで誰よりも周りを見ている彼だからこそ言えた言葉だったかもしれない。ひかりや陽、そして旦も佐藤家イズムを受け継いでいるのは視聴者の皆さんならもちろん承知のことだろう。
古臭い、うざい、暑苦しい。なんて言葉、わからんでもないが、それでも今の人が少し恥ずかしくって言えない言葉を言ってくれるこのドラマ。残り二話になってしまったが、今まで見てきた人も、そうではなかった人もドラマから自分に響く素敵な言葉を探してみてはいかが。

「若者たち2014」第10話は今夜10時から放送。予告動画は番組サイトで公開中。

◇若者たち2014│フジテレビ