土プレ、三谷幸喜監督・脚本・原作、役所広司主演『清洲会議』が6日地上派初登場!あらすじと予告動画

2014年12月05日18時00分映画

天正10年、織田信長死去。残された家臣たちは次の後継者を決める「清洲会議」を開くのだが、筆頭家老・柴田勝家(役所広司)と羽柴秀吉(大泉洋)が直接対決!しかし勝家はお市様(鈴木京香)にメロメロになり…三谷幸喜監督・脚本、地上派初登場『清洲会議』は6日(土)夜9時より放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

日本人は本当に戦国時代が大好きだ。今年のNHK大河ドラマは豊臣秀吉の軍師として活躍した黒田官兵衛を描いた「軍師官兵衛」、現在放送中、小栗旬主演月9ドラマ「信長協奏曲(コンツェルト)」、今年の7月クールではKis-My-Ft2玉森裕太主演「信長のシェフ2」と、立て続けに戦国時代を扱ったドラマが放送された。そして6日(土)フジテレビ 土曜プレミアム枠で三谷幸喜監督・脚本・原作『清洲会議』が地上派初で放送される。清洲会議とは、織田信長死後、だれを当主とするか…という会議を信長の家臣が集まって清洲で行われた会議のことである。この会議に参加したのは、柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀、池田恒興の4人で滝川一益は関東出陣中で参加できなかったとされる。

ここで『清洲会議』(映画)、「軍師官兵衛」(NHK)、「信長協奏曲」(フジテレビ)、「信長のシェフ」(テレビ朝日)の順で配役を比べてみたい。
織田信長:篠井英介、江口洋介、小栗旬、及川光博
柴田勝家:役所広司、近藤芳正、高嶋政宏、デビット伊東、
丹羽長秀:小日向文世、勝野洋、阪田マサノブ、(テレ朝はキャストなし)
羽柴秀吉:大泉洋、竹中直人、山田孝之、ゴリ
池田恒興:佐藤浩市、大橋吾郎、向井理、(テレ朝はキャストなし)
黒田官兵衛:寺島進、岡田准一(フジ、テレ朝はキャストなし)
お市:鈴木京香、内田恭子、水原希子、星野真里
と、ざっと主要メンバーを挙げただけでも、こんなにタイプの違う俳優たちが演じている。一人の戦国武将をどの役者が演じるかで、人間像がまったく変わってしまう。それを見比べるのも時代劇を見る楽しみの一つである。

映画『清洲会議』(2013)は全国430スクリーンで公開され、公開最初の土日の動員は38万人、興行収入4億8,371万6,600円、初登場1位を記録した。最終興収は29.6億円の大ヒットとなった。原作も三谷幸喜が執筆しており、『清洲会議』(幻冬舎文庫)は三谷にとって『大根性』以来17年ぶりの本格小説となった。

■あらすじ
明智光秀(浅野和之)によって倒された織田信長(篠井英介)。残された家臣は次の後継者選び、ならびに領地分配に関する会議が清洲で開かれた。会議に参加したのは筆頭家老の柴田勝家(役所広司)、羽柴秀吉(大泉洋)、丹羽長秀(小日向文世)、池田恒興(佐藤浩市)の4名。勝家はしっかり者の織田家三男・信孝(板東巳之助)、秀吉は大うつけ者とウワサされる次男・信雄(妻夫木聡)をそれぞれ後継者に推す。お市様(鈴木京香)は大嫌いな秀吉に好き勝手にはさせまいと、自分に惚れ込んでいる勝家を利用するのだが…。

見どころは、強面の柴田勝家がお市様にメロメロになり、ダメ男丸出しになるところ。そして一方の秀吉は、飄々としながらも着実に足下を固め、根回しをし天下取りに向けて動いているその対称的な2人が実に面白く描かれている。
「信長協奏曲」では信長の右腕として頼もしい池田恒興だが、『清洲会議』では決断力のない煮え切らない男として描かれており、佐藤浩市がコミカルに演じている。本作には西田敏行が出演しているのだが、2011年公開『ステキな金縛り』に登場した落ち武者の幽霊・更科六兵衛が、幽霊ではなく来ている人間として登場する。


【清洲会議】(2013)
監督・脚本・原作:三谷幸喜
出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、寺島進、でんでん、松山ケンイチ、伊勢谷友介、鈴木京香、戸田恵子、中村勘九郎、天海祐希、西田敏行ほか。

三谷幸喜著、原作本『清洲会議』は幻冬舎文庫刊。映画『清洲会議』DVD&Blu-rayは東宝より発売中。

フジテレビ12月6日(土)地上派初登場!土曜プレミアム『清洲会議』は夜9時より放送。監督・脚本・原作は三谷幸喜、出演は役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、鈴木京香ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

フジテレビ 土曜プレミアム『清洲会議』番組公式サイト