BS日テレ「宮廷女官チャングムの誓い」第1-5話あらすじと見どころ:誕生~少女時代
BS日テレ、イ・ビョンフン監督全8演出作品一挙放送の第3弾は、韓国歴史ドラマの金字塔を打ち立てた大ヒット大河ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」。2024年1月5日からの第1話は主人公チャングムの前史を4話からは女官見習いになるための厳しい修行に耐えるちびっこチャングムの頑張りが描かれる第1話~のあらすじと見どころを紹介、YouTubeにて関連動画を公開中だ。
【「チャングムの誓い」を2倍楽しむ】では、ドラマの3つの見どころをはじめ、時代背景や人物・キャスト紹介、各話のあらすじや見どころ、豆知識などまとめている。
■見どころ
第1話から第3話までで朝鮮王朝激動の四半世紀を描いている。朝鮮王朝第10代王・燕山君は、口うるさい臣下どもを皆殺しにする戌午士禍と、第2話にあった生母ユン氏毒殺にかかわった臣下の皆殺しをした甲子士禍という2度の粛清をした王(「朝鮮王朝系図」参照)。この後の時代を背景にしたドラマ「女人天下」「王の女」「トンイ」「イサン」など、宮廷が舞台となる作品には、必ずと言っていいほど、その名が上がるほど朝鮮王朝一の暴君(ドラマの年表:朝鮮王朝編)。その横暴ぶりは「王の男」のドラマ紹介や【「イ・サン」を2倍楽しむ】の「(3)英祖が恐れた党派、イ・サンが憎んだ党派とは」で詳しく紹介しているので、お時間のある時にでも目を通しておこう。
また、ドラマの見どころは【「チャングムの誓い]を2倍楽しむ】でまとめているので参考にどうぞ。
■キャスト
ソ・チャングム(ソ・チョンス)役:イ・ヨンエ
(子役:チョ・ジョンウン)
チャングムの父チョンス役:パク・チャンファン
チャングムの母パク・ミョンイ役:キム・ヘソン
ミン・ジョンホ(チョンホ)役:チ・ジニ
チェ・グミョン(クミョン)役:ホン・リナ
中宗王役:イム・ホ
チャングムの養父カン・ドック役:イム・ヒョンシク
チャングムの養母(ドック妻)役:クム・ボラ
■第1話 二人目の女
成宗13年(1482年)。朝鮮王朝第9代の王、成宗(ソンジョン)は品行の悪さを理由に元妃ユンの毒殺を命じる。現場に立ち会った武官の一人ソ・チョンスは王命とはいえ、罪の意識に苛まれる。酔っ払い、山中で誤まって崖を転落したチョンスは洞くつで目を覚まし、ある老師から気になる予言を託される。預言によると、「妗・順・好」で表される3人の女性に彼の運命が握られているという。“妗”は、はしたない女。元妃ユンだろうと思い当たる。この予言がどうにも気になりながら14年を過ごしたチョンスは、自らの運命から逃れようと官職を辞す。この時、成宗を父に、亡き元妃ユンを母に持つ燕山君(ヨンサングン)が即位して2年のこと。
一方、宮中の台所、水剌間(スラッカン)では、歴代、最高尚宮をつとめる最高尚宮(チェゴサングン)の姪で女官のチェ・ソングムの挙動を不審に思った女官パク・ミョンイは、これを気味尚宮(キミサングン)に報告。しかしこれは、権力闘争に加担するチェ一族が敵対勢力をつぶすために標的の人物の食事に有害なものを混入している現場で、気味尚宮もその仲間だった。その夜、ミョンイはあらぬ疑いをかけられ捕らえられて山中で毒を飲まされる。その現場に立ち会わされることになったミョンイの友人で女官のハン・ペギョンは、ミョンイが飲まされる毒にこっそり解毒剤(甘豆湯)を混ぜる。翌朝、川縁に倒れているミョンイをチョンスが発見した。ミョンイは優しく従順な女性。そう、チョンスは自分の運命を左右する第2の女性と出会ってしまったのだった。
(c) 2003-4 MBC (燕山君)■第2話 永遠の別れ
あれから8年後。チョンスとミョンイは夫婦となり白丁(ペクチョン)の身分を称し、一人娘チャングムと3人でひっそり暮らしていた。ところがチャングムは活発で向学心も強い良い娘。しかし目立っては行けない。チャングムはたびたび母ミョンイに叱られていたが、父チョンスは、心配しながらもそんな我が娘が可愛くて仕方ない。
一方、即位10年となった燕山君は粗暴直情型。気に入らないことがあると誰彼の区別なく斬り殺し、暴君ぶりはますますエスカレート。しして生母ユン氏毒殺に関わった人物を探し出すべく、全土に当時の武官の似顔絵が張り出される。そんなある日、チョンスはチャングムのために手配中の武官であることがばれ捕まってしまう。そう、“良”こそは、自慢の我が娘だったのだ。家族まで処罰の対象であることからミョンイはチャングムを連れ逃亡し、追っ手から逃れつつ、連行されたチョンスの後を追い漢陽(ハニャン)へ向かう。なんとか漢陽についたミョンイはチョンスに会いたい一心で、かつての友人ハン・ペギョンに手紙を書く。
友は、水剌間で尚宮(サングン)となっていて、宮中を抜け出しミョンイに会いに来てくれる。しかしハン尚宮の挙動を不審に思ったチェ・ソングムが後をつけ、ミョンイの生存を知るのだった。
(c) 2003-4 MBC (カン・ドック一家と右端チャングム)■第3話 夢の宮中
チェ一族の保身のため、ミョンイも命を落し、天涯孤独となったチャングムはトック夫婦のもとに身を寄せる。2年が経ち、利発なチャングムはトックに代わり一人で酒の配達が出来るようになっていた。その頃、燕山君の暴政に堪えかねた臣下たちは、密かにクーデターを計画していた。首謀者パク・ウォンジョンらは燕山君の異母弟の晋城大君(チンソンデグン)の擁立を計画するが、監視の厳しい中、連絡手段がない。そこで幼いチャングムがこの役を任される。酒を届けに晋城大君の前に通されたチャングムは、その場にいた皇太后殿の尚宮に女官になりたいと直訴する。クーデターは成功し、1506年、晋城大君は即位し中宗(チュンジョン)となった。このクーデターでお手柄のチャングムは、約束通り宮中に上がり、その半月後、女官見習になれるのだった。希望に胸膨らむチャングムだったが、仲間たちからは身分の違いを理由に仲間はずれにされてしまう。
■第4話 母の教え
亡き母が残した日記を探そうと、真夜中に王宮の退膳間(テソンカン)に忍び込んだチャングムとヨンセンは、王の夜食を台無しにしてしまい、退膳間の蔵に閉じ込められてしまう。ことの次第を知った教育係の尚宮は、ヨンセンをかばうチャングムにヨンセンの分まで罰を与え、訓練場の外の掃除を言い付けられる。女官見習の試験を明日に控え、チャングムは水桶を持たされ、明日まで水をこぼさず持っていられたら試験を受けてもよいと言われる。チャングムはなんとか持ち堪え、試験を受けることができたが、そこには難問が待っていた。幼いチャングムの奮闘ぶりをお見逃しなく。
みごと試験に合格したチャングムはハン尚宮のもとに配属される。ところがハン尚宮はチャングムに、繰り返し水を持ってくるよう言い付けるだけで、チャングムはとまどう。ある日、チャングムは先輩チョバンから水剌間(スラッカン)の洗い物をすべて押し付られるが、洗い物をしながらあることに気づくのだった。
■第5話 変革
女官見習たちの定期競技。クミョンの提案で急きょ課題が「松の実刺し」に変更になる。1番はクミョン。チャングムも2番の成績を収める。しかし、チャングムはクミョンに松の実刺しを教わったことがばれて皆からのけ者にされてしまう。
そんな中チェ尚宮はチャングムをかつて抹殺したミョンイの娘ではないかと疑い、カン・ドック夫妻に探りを入れる。一方、チェ最高尚宮は、自身の体調不良のためこっそりと男性禁制の宮中に男の医者を呼び寄せていたことが発覚し、失脚する。新しい最高尚宮にはチョン尚宮が就任。公明正大な最高尚宮のもと、チャングムはハン尚宮により厳しく鍛えられ、月日は流れる。
◇BS日テレ「チャングムの誓い」ページ
2024年1月5日スタート 17:00-18:58 再放送
2023年4月16日-6月29日 13:00-14:00 終了
2020.7.27-10.8 月~金 13:30-14:30 終了
2016.1.14-3.29 月~金 13:30~14:25 終了
2015.7.02‐9.15 月~金 12時~12:55 終了
◇YouTube|BS日テレ「韓国時代劇 宮廷女官チャングムの誓い」予告動画
【作品詳細】【「チャングムの誓い」を2倍楽しむ】