映像化不可能といわれた真梨幸子の“イヤミス”小説をHuluが戦慄の映像化!「フジコ」11/13配信!

2015年10月08日06時00分ドラマ

映像化不可能と言われた「イヤミス」の名手真梨幸子の50万部を超える大ベストセラー「殺人鬼フジコの衝動」を、Huluが全6話の連続ドラマとしてオリジナル製作、11月13日(金)よりHulu/J:COMにて一挙独占配信することが分かった。

「イヤミス」とは、後味が悪い、イヤな気分になる―、そんな不快な読後感から生まれたミステリーの新たなジャンル。「殺人鬼フジコの衝動」は、過激すぎて映像化は不可能といわれた真梨幸子のベストセラー小説。タブーだらけのモンスター小説は、あまりの衝撃性と猟奇性から「最低に嫌な読後感だが、先を読まずにはいられない面白さ」という口コミで瞬く間に話題となり50万部を超えるベストセラーとなった。
そんな地上波のみならず映画化すら「絶対不可能」と言われ続けた傑出の問題作に村上正典が挑む。「1リットルの涙」(CX)で日本中を涙で包み、『電車男』などのラブストーリーや『絶対零度-未解決事件特命捜査-』(CX)に代表されるミステリーなど、多彩なジャンルを手掛けてきた名手がその手腕を存分に発揮する。脚本は『凶悪』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した髙橋泉、主題歌には斉藤和義の「シンデレラ」が抜擢され、最強のコラボレーションで究極の不文律をぶち破る。

そして、主人公の殺人鬼フジコには、日本映画界から今最も愛されている女優の尾野真千子が新境地に挑む。生々しくて、血生臭く、あまりに切ないリアルな人間そのもの――、哀しいまでに幸せと愛を求め殺し続けた、壮絶な女の一生を見事に演じ切る。

「イヤミス」ヒロインを演じるにあたり尾野真千子は、最初、台本を読んだ時、「殺人はあってはならない悪いもの」という思いと台本の読後感が「むごい、ひどい、つらい」の三拍子で、断りたかったとのこと。だが、『凶悪』(脚本の髙橋泉が日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した映画)を観て、「できるかもしれない」と思い、不安がとれないまま撮影に入った。決して納得して演じたわけではなかったが、「つくり手の誠実さに賭けた。一言だけで片付けられない、人間の深部に問いかけてくれる部分があるドラマだから、ふんぎりをつけ、受け入れ、チャレンジするように飛び込むことができた」と。
それでも演じたフジコには最後まで共感できなかったようで、「私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとても辛かったです。起伏の激しい平常心でいられない役柄でしたので、とても疲れました。疲労感が凄まじかったです。私にとっては、それだけ全身全霊で入り込めた役ということです。どうなるんだろう、狂気しかないんじゃないかと不安が90%でしたが、完成したものを観てみると、人の痛みもわかりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました。やってよかったなとやっと思えた作品ですので、ぜひ、楽しみにしていてください」と、作品への自信をのぞかせている。

hujiko■あらすじ
稀代の殺人鬼フジコ。なぜ彼女は殺すのか?
一家惨殺事件の生き残りの少女フジコ。お母さんみたいにはならない―
いつしか幸せだけを追い求め殺人鬼となっていく。
一家惨殺事件の生き残りとしてトラウマを負った11歳の少女フジコ。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「あたしは人生をリセットできる女」――、呟きながら殺害を繰り返していく。なぜ彼女は殺すのか?誰が彼女の家族を殺したのか?愛への渇望か、幸せへの執着か、真実が明かされるとき、最高の後味の悪さと驚愕のラストが、観る者を戦慄と慟哭へと突き落とす。

■作品情報
主演:尾野真千子
出演:谷村美月、丸山智己、リリー・フランキー、浅田美代子、真野響子
原作:真梨幸子「殺人鬼フジコの衝動」(徳間文庫)
主題歌:「シンデレラ」斉藤和義(スピードスターレコーズ)
演出:村上正典(共同テレビジョン)「1リットルの涙」『電車男』
脚本:髙橋泉『凶悪』(日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞)
プロデューサー:戸石紀子、川西琢
配信:11/13(金)~Hulu/J:COMにて全6話一挙独占配信!
製作著作:Hulu 共同テレビジョン
製作協力:アスミック・エース/ジュピター・テレコム ©HJホールディングス/共同テレビジョン ©真梨幸子/徳間書店 drama-fujiko.com

Huluで今すぐ視聴!今なら2週間無料視聴実施中!