故チェジンシルの遺作「ラストスキャンダル」放送開始-BS日テレ

2009年05月31日17時12分ドラマ
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「ラストスキャンダル」は、昨年2008年10月に自らの命に終止符を打った女優チェ・ジンシルの遺作となった作品で、BS日テレで6月1日(月)から放送開始する。番組HPでは、ストーリーやキャストの相関図と見どころ動画が配信されている。

この記事は、2009年5月のものです。あらすじなど最新の記事は韓流αのドラマたちにあります。最終回のあらすじと見どころはこちらからどうぞ→最終回に寄せて

チェ・ジンシルは、1988年にMBC特別採用タレントとして芸能界デビューを果たし、同年、MBCドラマ「朝鮮王朝500年-閑中録」で女優活動を本格的にスタートし多くの世代から愛された。91年には大鐘賞新人賞、春史賞新人賞、百想芸術大賞人気賞などを受賞した人気女優でもある。

MBCで芸能界デビューを果たした彼女の遺作が、MBCの「ラストスキャンダル」ということに何か運命のようなものを感じるが、「ラストスキャンダル」は、39歳の平凡な主婦と今をときめくトップスターとのラブコメで、「結婚したい女優№1」といわれたチェ・ジンシルが、クルクルパーマに黒ぶちメガネのダザおばさんのソニを演じるということで話題になったドラマだ。

劇中トップスターのドンチョルを演じたチョン・ジュノは「ルル姫」(カン・ウジン役)などの作品で人気の実力派俳優だが、この配役はチェ・ジンシルの強力な推薦で決定した。ドンチョルは売れっ子スターだが、実はソニと同じ39歳で7つも若くさばを読んでいる、超わがままでだらしのない男。この二人は初恋の相手で、20年ぶりの再会でドンチョルは、自分の初恋の人がクルクル頭のダサおばさんと知ってショックを受ける…。

さすが息のあった二人が演じたドラマは、放送開始後どんどん人気を高め、最終回には21.1%までの高い視聴率を記録している。ファンからの続編を望む声も高く、同じキャストでパート2の制作も決定していた矢先の彼女の死だっただけに、関係者やチョン・ジュノらの驚きとショックは特に大きく、当時の韓国芸能界に大きな衝撃を与えた。

デビュー以来多くの作品を残したチェ・ジンシルだが、同11月のMBC演技大賞では、この作品が「チェ・ジンシルの一番みたいドラマ」に選ばれた。また、同作品でチョン・ジュノが「最優秀主演男優賞」を受賞し、二人に「ベストカップル賞」が送られ、故チェ・ジンシルには、「特別功労賞」が贈られている。

当時、40歳を迎えた女優チェ・ジンシルが少々オーバーではあるが、等身大のアラフォーを見事に演じたこのドラマは、思いっきり笑えて、ほろりと泣かせてくれる韓流史上“最強・最涙”のラブコメとなった。

故チェ・ジンシルが最後に遺してくれた、39歳子連れのシンデレラストーリー「ラストスキャンダル」は、BS日テレで6月1日から毎週月曜日夜9時から放送開始する。

BS日テレ「ラストスキャンダル」

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