感動の最終回「スマイル」を金ブル放送局が動画で語る-TBS

2009年06月20日18時00分ドラマ
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ビトは死刑を受け入れるのか? ビトと花の恋の行方は? そして、ビトの過去の冤罪は晴らせるのか? 解決しない問題が山積みのまま、26日、嵐・松本潤主演の「スマイル」が最終回を迎える。番組HPでは、金太こと徳山秀典と、ブルこと鈴之助が動画コーナー「金ブル放送局」で最終回について熱く語っている。

「スマイル」は、フィリピン人の父と、日本人の母の間に生まれた青年・ビトが理不尽な差別と偏見で不幸な事件に巻き込まれながらも、ビトの人柄に惹かれた人々の善意に支えられ、前向きに生きようとする人間愛をテーマにした重厚なドラマだ。これまで、「花より男子」「ごくせん」「君はペット」などどちらかというと、コミカルでかっこいい役柄の多かった嵐の松本潤が、肌の色を濃くし、次々と降りかかる不幸に身をおく難しい役所を演じている。そんなビトを太陽のような笑顔で支える少女・花を新垣結衣が、ビトの正当防衛を信じて戦う弁護士・一馬を中井貴一が演じた。それぞれが複雑は過去もつ3人は次第に絆を強めていく。

第10話では、花を守るため、昔、所属していた不良グループの極悪リーダー・林を殺めてしまったビトの裁判の判決が下された。第10話の舞台の殆どは、裁判委員制度の元で開かれた法廷と、裁判委員たちの評議の場だ。ここで繰り返されるビトの不幸に胸が痛くなる。中でも、一馬の最終弁論 - 罪を裁くのは法律と裁判委員となった人間で、更正させるのも法律と人間 - という言葉は、新しく始まった裁判委員制度について深く考えさせる重みがあった。しかし、評議の結果下されたのは、死刑だった。ビトに極刑を下すきっかけは、ひとりの裁判員の言葉 - 人はいくらでも言葉で言い繕うことが出来る。つまるところ、その人の行動でしか正義の判断を下せない - という言葉。これもまた真なりだ。

最終話では、ビトの正当防衛を信じる一馬が控訴に向けて動き出すが、肝心なビトがその控訴を取り下げてくれと頼む。いくつもの悲しい偶然が重なって起きてしまったビトの不幸は、果たして本当に偶然だったのか…。最終回では、そこに隠された人の悪意が生んだ必然が明らかにされていく。

今作で主演を演じた松本の演技は絶品だった!彼の泣きの演技に視聴者は何度涙腺を決壊させただろうか。そして、ビトの演技を際立たせたのは、極悪非道の林を演じた小栗旬だ。最近では「花男」の花沢類のイメージを払拭し、不良役を演じることの多かった彼だが、今作での林役は飛びぬけたワルだった。あまりにみごとに演じた救いようのないワルぶりに、彼の今後の俳優人生を心配したファンもいるのでは?

番組HPでは、他の豪華キャストやあらすじ、人物相関図なども紹介されているので、これさえ抑えておけば、最終回だけ見ても感動は十分に伝わる。松本×新垣×中井によるインタビュー記事も更新されているので、是非、チェックしておこう。

「金ブル放送局」によると、第1話から10話までばら撒かれたピースが最終回の11話でひとつにつながるという。差別、偏見、裁判委員制度など、難しい問題に真正面から取り組んだ「スマイル」は、6月26日(金)感動の最終回を迎える。

TBS「スマイル」金ブル放送局