「六龍が飛ぶ」第46話あらすじと予告動画:ヨンギュが作った千載一遇チャンス!趙英珪って?

2017年01月17日13時04分ドラマ
©SBS

武器庫を守るためにチョク・サグァンに殺されてしまったチョ・ヨンギュの死を嘆きながらもイ・バンウォンは、これを三峰打倒のチャンスに変えるべく動き出す!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日18日(水)放送の第46話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。

ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ=太祖役:チョン・ホジン
チョン・ドジョン=三峰/サンボン役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン=靖安大君役:ユ・アイン(ナム・ダルム)
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第46話あらすじ
ヨンギュの死を悲しむバンウォンは、自分が三峰=チョン・ドジョンや世子バンソクを訪ねたのは、二人を殺せるか確認したかったのだと、自分の心に気づく。そしてバンソクと三峰を殺すと話す。ムヒュルは、無条件に従えと言っていたヨンギュの言葉を思い出す。

バンウォンはヨンギュが作った機会を生かし、ヨンギュに関わったすべて人物を集結させろと命じる。ヨンギュが谷山剣法で殺害されたと確信するムヒュルは、かつてチョク・サグァンを殺さなかった自分の判断の過ちでヨンギュが死んでしまったことを悔いる。ダギョンもまた、自分が武器の搬入を頼んだためにヨンギュを死なせたとバンウォンに詫びる。

ヨンギュの葬儀。ムヒュルは三峰と弔問に来たバンジと戦うことになるのかと想像する。腹心とヨンギュと親しくしていた者たちを別室に集めたバンウォンは、ヨンギュが武器庫を守ろうとして殺害されたことを報告し、四十九日までの7回の法要で計画を詰めることにする。

一方、カップンとともにミョサンの倉庫で血痕と奥の秘密の武器庫の存在に気づいたプニは、これをバンウォンに伝える。プニを巻き込みたくなかったバンウォンは心で謝罪し、これが自分の物だと言って、武器庫の存在が明らかになればプニや泮村にも累が及ぶ。その日が来たらしっかり判断しろと助言する。

三峰からの弔問を受けるバンウォン。そんな二人にヨニとチョンニョン和尚がそれぞれ明の皇帝・朱元璋の死を知らせる。三峰は出兵決行の準備にかかり、バンウォンはこの機に挙兵することを決意。だが、私兵廃止となった今、戦力がない。そこでハ・リュンに対策を練るように指示する。

翌日、三峰から明の皇帝の死を聞いた太祖=イ・ソンゲは、チョ・ジュンの遼東征伐に反対にも耳を傾けるが、結局王子たちを集めて遼東出兵を告げる。自分たちが戦っている間に世子の基盤固めする気だ、と考えるバングァとバンガンの三峰への不満は爆発寸前。兄たちの武運を祈るという世子にもバンウォンと共に冷たい視線を送る。

京畿道の郡主たちが順番に王妃の墓守を担当していることに着目したハ・リュンは、手下のイ・スクホンが当番の日に、彼の500名の兵を動かすことができるとバンウォンに手紙で伝える。遼東出兵の日より当番の日が早ければ挙兵できる。

ついに出兵が8月20日正午に決まった。ところがスクホンの当番は26日。これでは挙兵できない。そんな中、ある理由で出兵の日が27日に延期になる。26日に挙兵することを決定したバンウォンはその手順を腹心たちに伝える。
その手順はこうだ。まず、三峰、ナム・ウン、シム・ヒョセンの3人を殺して軍部を制圧。これで太祖たちを諦めさせる。そのために、チョニョンには当日の三峰の居場所と花事団の黒蝶たちの動きを封じるよう命じる。
次に、バンジを遠くに追いやることで成功の可能性を高める。
そして、泮村の武器を密かに運び出す。これはムヒュルとホン・デホンが担当することに。

一方、ムミョンではバンウォンを支援するも、挙兵に失敗した時にはバンウォンを捨て、漢陽の穀物倉庫をすべて燃やすことにする手はずを整える。

出兵前日。ミョサンはムヒュルと同じ木で作ったお守りを我が子同然のバンジにも渡す。三峰はプニを訪ねて、これまで泮村をよく治めたと、プニを褒める。みんなのおかげと謙遜するプニに、新国家の構想でとうとう“民の声を聞く方法”だけは解決できなかったと話す。プニは、本当に“民が根本”なのかと、正倫岩でのことを目撃したと打ち明け、三峰は、これに頷きながらも、民が世の中の根本になるのはまだまだ先の事と話す。その理由を問うプニに、意志を伝える手段である読み書きのできる民はほんの一部しかいないからとも。

その頃、ムヒュルとデホンは武器を搬出する現場をミョサンに目撃されてしまう。今夜バンウォンが三峰を討つと、打ち明けるムヒュルに、ミョサンは逃げようと泣き崩れる。今回の任務が終われば護衛を辞めると約束するムヒュルの言葉に、ミョサンは武器搬出を手伝うことに。

一方、今度はバンジがプニを訪ねる。何とか、出兵前の今夜を無事やり過ごして欲しい一心のプニは、どんなに遅くなってもいいから夜はこっちに泊まって欲しいと頼む。

その夜、三峰と最終打ち合わせを終えたヨニは、外で待つバンジに服を渡す。バンジもミョンサからもらったお守りをヨニの首にかけてやり、強く抱きしめる。

同じ頃、どんな結果になっても後悔しませんという妻ダギョンをバンウォンも抱きしめていた。
ついに、武器を手にしたバンウォンが挙兵!

■見どころ
イ・シンジョク本人には仲間と認めると言ったバンウォンだが、その本心はまだ彼を疑っている様子が、ヨンギュの葬儀のムヒュルへの指示でわかる。さすがバンウォン。三峰も負けちゃいない。私兵廃止に不満を持つ武将たち10人が集まっていることを、あることをみて気づく。三峰は何を見てそれを気付くのか?そこからバンウォンの反乱までを予測することができるのか?

ヨンギュに殺された我が子ウノを弔い、亡き夫・定昌君に謝罪しつつ命を絶とうとするチョク・サグァン。第37話、洞窟でムヒュルに言った言葉は「危害さえ加えられなければ誰とも殺しあいたくない」。果たして彼女はこのまま自死するのか?

ところで、明の皇帝の死を知らせに来たヨニを見て、チョ・マルセンがイ・シンジョクに「三峰の女か」と問うシーンがある。これについては第43話の見どころで説明しているが、最終回に向けて「根の深い木」へつながるエピソードが満載だ。

出兵の日を決めた後、三峰が弟ドクァンを叱責する。ここで三峰が“密本”をなぜ秘密組織としたのかが明らかになる。これも「根の深い木」に登場する“秘密結社・密本”を知るために重要なエピソード。他にも、遼東出兵前日。プニを訪ねた三峰の「民は読み書きできない」という言葉。これこそが「根の深い木」のテーマであり、第4代王・世宗の悩みだ。

ところで、挙兵というバンウォンにとって千載一遇のチャンスを与えてくれたのはヨンギュだが、遼東出兵の1週間延期というこれまた絶好のチャンスをバンウォンに与えたのは、他でもない太祖だった。果たしてその理由は?

ヨニがバンジに渡した服は、バンジが傷つかないようにと願いを込めた戦闘服。ヨニは、この服を縫うことであの七夕の悪夢を乗り越えたのだ。ヨニがやっと柔らかい女性の表情を見せてくれる。この後のバンジの言葉とヨニの手に注目。この先を知る人は、大判のタオルかティッシュのご用意を!

■豆知識
六龍チョ・ヨンギュ(ミン・ソンウク扮)①チョ・ヨンギュ、趙英珪って?(?~1395年)
バンウォンを号泣させたヨンギュの死。ヨンギュは実在の人物、趙英珪をモデルとしている。趙英珪は、高麗末・朝鮮初の武臣。李成桂(イ・ソンゲ)に引き立てられて1371年に衛尉寺判事になり、咸州(ハムジュ)一帯の倭寇を討伐して戦功を立てた。数回にわたって倭寇の討伐戦に参戦して、李成桂が勢力を構築するために新進勢力の武将で大きく活躍した。
その後、ドラマでも描かれたように、1392年李芳遠(イ・バンウォン)と謀議して、李成桂の見舞いを終えて帰る鄭夢周(チョン・モンジュ=ポウン)を開城の善竹橋で撃殺した。その年に趙浚(チョ・ジュン)、鄭道傳(チョン・ドジョン=三峰)などと成桂を推戴して朝鮮開国に功を奏し禮曹典書に昇進し開国功臣二等に冊禄された。(参:斗山百科=doopedia)

実在の趙英珪は病死しており、撮影では演じたミン・ソンウクもこれを意識して、病気の振りをした方がいいのかと、監督に確認したそうだが、監督はバンウォンとの友情を示す熱い死にざまで素敵なエンディングを用意。ミン・ソンウクはこれにいたく感激したと、当時インタビューで答えていた。
ちなみに、血を噴き出して死ぬ瞬間にも、バンウォンを危険にさらさないために、ムヒュルに「戸を閉めろ」と言ったが、この臨終の名セリフはその場で出たアドリブだったそうだ。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

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