「六龍が飛ぶ」第37話あらすじと予告動画:剣で始まった新王朝!イ将軍、太祖に!(玉璽と科挙)

2017年01月04日11時50分ドラマ
ℂSBS

最初からこの大業に私の居場所などなかったのではないですか?バンウォンが三峰=チョン・ドジョンに言った!三峰は王の廃位と新たな建国を早めようと決意し、ついに新王朝が開かれ、イ・ソジンは朝鮮最初の国王太祖となる!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日5日(木)放送の第36話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第37話あらすじ
バンウォンの言葉に、元々お前の居場所はなかったが、ポウン=チョン・モンジュを殺した場所がお前の居場所になると答える三峰。

その頃、チョク・サグァンを匿った洞窟に出向いたムヒュルは、意識の戻ったサグァンに剣を突きつけられ、ポウンが死んだことを告げる。その後サグァンは手紙を残して姿を消す。

恭譲王はチョン・モンジュが死に、サグァン=ユン・ランの生死が分からなくなり、すべてが終わったと感じる。そんな王の元を三峰が訪ね、ポウン=チョン・モンジュをさらし首の刑に処し、逆賊であるという教旨(命令書)を下してほしいと頼む。追い詰められた王はついに御璽を手に取り、意味深な言葉を吐く。

バンジはサグァンの剣を思い出し更なる修練をする。その姿を見たムヒュルは、バンジが谷山剣法を身につけているのに驚く。

三峰は、バンウォン、ヨニ、プニ、バンジ、ムヒュルを集め、新国建国に向けてイ将軍が潔白であることを知らしめるために、ポウン殺害がバンウォンの独断で、イ将軍はこれに無関係という噂を士大夫や民に流すように命じる。そしてバンウォンがこの改革から外れることを告げる。プニはバンウォンを擁護しようとするが、三峰は武力でかたをつけようとしたバンウォンを許そうとはしない。自ら仕出かしたことの責任を取る覚悟のバンウォン。

ヨニャンが三峰を訪ねる。自らがムミョンだと認め、三峰が私田廃止を謳うまでは自分たちが三峰を応援したと告げ、土地改革を井田制でなく科田法にとどめ私田は残すように迫る。その訳を聞く三峰に、偉大なる信念のため。偉大な欲望が高麗という国を豊かにしたのに、私田を廃止し、人の数のとおり土地を分けて、与えられた土地で一寸も広げることができなくなる井田制では、より多くの土地をほしがる人間の欲望を根源的に封じ込める、と。
三峰は、高麗の豊かさが国土の7割以上を持つ権門勢族たちだけのもので、土地を奪われた民は奴婢になって死んでいく。新しい国は欲望の毒で誰も傷つかない国にすると、三峰。
三峰が決して信念を変えないと確認したヨニャンは、改めて宣戦布告する。

話合いの後、今後はより護衛に気を付けるというバンジに、お前たちの母ヨニャンがムミョンだと教える三峰。バンジはすでにプニが母に会ったこと、母の意志で自分達を捨てた、探すな、忘れろと言われたことを告げ、自分も忘れると。

息子バンジの姿を垣間見るヨニョンは、これから戦争だ、バンウォンを気に留めおいて、姿を消したチョク・サグァンも探すようにと、キル・ソンミに命じる。

恭譲王から譲位の教旨を受け、イ・セクは流刑、ウ・ハクチュは拷問を受け、イ・ソンゲ将軍が朝鮮初代国王・太祖となる。廃位された定昌君=ワン・ヨはサグァンと共に流刑地へ。

人事発表。判中枢院事と義興親軍衛同知節制使にナム・ウン。門下左侍中と五道都統使にチョ・ジュン。参賛門下府事にイ・ジラン。政堂文学にミン・ジェ。判尚瑞司事と判戸曹事と同判都評議使司事と宰相である門下侍郎賛成事に三峰=チョン・ドジョン。多くの役人が辞職し、欠員も多く重職のおおい人事となった。主な人事の発表後、太祖となったイ将軍が、善政を敷くと所信表明をする。

新国では全ての役人を科挙で選ぶことになり、民にも官職につくチャンスができる。これにより民心が戻ると期待する太祖。
新しい国の基盤を作るために忙しく動く三峰は、新羅の歴史書からムミョンの痕跡を見つけ出すように指示する。三峰は、ヨニから新たな組織の中心となるべく清廉な人物をリストを受け取り、今後王妃の事もヨニに任せる。ヨニは、三峰や太祖がバンウォンと和解しないことが気がかりで、太祖とバンウォンの間を取り持ってやってはと提案する。

その頃、ハ・リュンが官服を着用してバンウォンを訪ねる。三峰がハ・リュンを役人に登用したことに驚く。ハ・リュンは、役人たちが辞職したための人材不足のおかげといい、三峰にまた新たな役職が増え、都堂、財政、人事まで全5役を任され、これに軍事が加われば三峰が全権を握ると教える。士大夫たちが復帰すれば権力の分散となるはずという妻タギョンに、そうはならないとバンウォン。

そんな中、儒生の7割が失踪。プニは、連絡係のアジョシから消えた儒生たちが見ていたトンソンゴク(通成谷)への地図を入手。バンウォンは自分を処刑しろという貼り紙をしたのが誰なのかを調べるよう指示していたプニから、この地図を受け取り、プニとムヒュルを連れて現地に赴く。そこでバンウォン達は辞職を決意し樹に帽子をつるす(挂冠=ケイカン)を見つける。

ついに科挙の日。だが、この国を反対する儒生たちが科挙の試験場に現れない。バンウォンの指示でプニが、消えた儒生たちがクァントク(光徳)で村を作って暮らしていることを三峰に報告。村人はここをトゥムン(杜門)洞と呼び、どんどん人が集まっている。だが法を犯していない以上、手出しができない。

子供たちから称号授与のお礼の挨拶を受ける太祖。だが、長男イ・バンウは療養中で来ておらず、次男イ・バンイもまだ咸州にいるため来ていない。太祖は一人ずつ声をかけるが、トゥムン洞の一件を口にしバンウォンには冷たい一瞥をくれるだけ。
帰路、三峰に出会ったバンウォンは、自分がトゥムン洞の村人を説得すると約束する。

■見どころ
なぜ自分を殺さなかったと問うムヒュルにサグァンはなんと答えるのか?そして、玉璽を押した王が三峰になんと言い、三峰はそれにどう答えるのか?

廃位された定昌君と共に流刑地に向かうサグァンは、見送るムヒュルと一瞬目を合わせ、「攻撃されない限り復讐はしない」と、心で語り掛ける。サグァンのムヒュルに残した手紙には何が書かれているのか?

新人事の発表の場。乱暴なやり方ではあったものの新国建国に一番貢献したバンウォンの名前は、読み上げられない。
三峰は土地改革と共に徹底した行政機関の改革も進める。役人を統制し公共性を高めるために体系図も作らせる。ここで行われた三峰による各機関の改革が、この後500年以上続く朝鮮の基本となる。
また、ムミョンを調査するために新羅の歴史書を持ち出したが、これはドラマ「善徳時代」にも登場し、ピダムの乱を起こさせたヨムジョンがムミョンを作ったから。

宰相になりながらもなお、粗末な暮らしをする三峰に太祖が重責に見合った豊かな暮らしをせよと言う場面。三峰がなんと答えるのか?前述のヨニャンとの会話と共に、現代の政治家にもぜひとも聞いてほしい一言だ。

トゥムン洞の儒生たちは尊敬するポウンを殺害させたバンウォンを誰よりも恨んでいるはず。果たしてバンウォンは彼らをどう説得するのか?道中、バンウォンはなぜ枯れ葉を手にするのか?バンウォンが見せるのは誠意か狂気か?

■豆知識
①玉璽って?
璽(印章)のことだが、これ自体が王を象徴する神物。即位式では、先代王の遺言と一緒にこの玉璽が引き継がれ、全ての国事に用いられた。これは朝鮮王朝でも同様。詳しくは「イニョプの道」第19話の「豆知識」で解説。

②科挙って?
科挙は6世紀末の中国・隋に始まった人材登用試験制度。科目別に選抜(選挙)することから科挙と呼ぶ。高麗王朝第4代王の光宗が導入した。詳しくは「三銃士」第1話「豆知識」で解説。


DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】