NHK12日「1942年のプレイボール」戦前、戦後プロ野球に命をかけた四兄姉の感動ドラマ!予告動画

2017年08月11日10時00分ドラマ
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太平洋戦争中、野球に命をかけた4兄姉がいた!野口明(勝地涼)、二郎(太賀)、昇(斎藤嘉樹)、そして渉(福山康平)。プロ野球選手として活躍していたが戦争が彼らの夢、将来、希望を粉々に…彼らは再びマウンドに登ることができるのか!?NHK総合12日(土)夜7時半より「1942年のプレイボール」放送、予告動画は番組公式サイトで公開。

■人気脚本家、初のNHKドラマを手がける
大ヒット「半沢直樹」(2013TBS)、「流星ワゴン」(2015TBS)、「ルーズヴェルト・ゲーム」(2014TBS)、「刑事7人」(2015、16テレビ朝日)、「下町ロケット」(2015TBS)、「赤めだか」(2015TBS)、「小さな巨人」(2017TBS)の脚本を手がけた八津弘幸が、初のNHKドラマの脚本を手がけた。

太平洋戦争中、プロ野球界で活躍した実在の四兄姉・野口明、二郎、昇、渉。史実に基づいて家族愛、絆を描いた感動のドラマ「1942年のプレイボール」である。

■戦中戦後、プロ野球に命をかけた四兄姉
後に長男・明は中日ドラゴンズの捕手として活躍。1954年には中日初の日本一に大きく貢献した。

次男・二郎は阪急ブレーブスで活躍。プロ野球通算237勝、甲子園で優勝経験がある投手として最多記録を樹立した。

三男・昇は1941年阪神に入団。しかし43年シーズン中に従軍し45年フィリピンで戦死している。

四男・渉は1944年、近畿日本(現・福岡ソフトバンクホークス)に入団。1947年、国民野球連合の宇高レッドソックス(熊本レッドソックス)に入団したが1年でリーグが解散してしまった。その後、レッドソックスのオーナー・宇高勲が経営する自動車部品製造会社に入社した。

■鎮魂の碑
東京文京区にある東京ドーム敷地内に「鎮魂の碑」という石碑があるのをご存じだろうか。太平洋戦争などで戦死した多くのプロ野球選手の功績を称えた記念碑で戦死した選手の氏名が刻まれている。

プロ野球選手として一番脂が乗った20代、30代の若者が戦争にかり出された。志し半ばにして命を失った選手たちの思いを、私たちは忘れてはならない。現在、野球殿堂博物館の電動コーナー入口に設置されている。

■あらすじ
1941(昭和16年)、職業野球のチーム・大洋軍でエースの4番で大活躍の野口二郎(太賀)。弟で三男・昇る(斎藤嘉樹)も阪神軍に入団、四男・昇(福山康平)もプロの野球選手を目指していた。

しかし太平洋戦争がはじまり、長男・明(勝地涼)は兵役を終え帰国したが、無理がたたって体を壊していた。かつて野球の名選手だった明は、自信を失い婚約者・喜美子(忽那汐里)に八つ当たりしてしまう。

そんな兄を見て二郎は、かつての兄を取り戻してほしいと必死になるのだが…。

NHK総合8月12日(土)午後7時30分より土曜ドラマスペシャル「1942年のプレイボール」を放送。原作:八津弘幸(『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』『下町ロケット』『赤めだか』ほか)出演:太賀/勝地涼/忽那汐里/斎藤嘉樹/福山康平/須田亜香里(SKE48)/足立佳奈/佃典彦/阿部亮平/田中俊介(BOYS AND MEN)/宮崎美子/でんでんほか。放送翌日からNHKオンデマンドで見逃し配信。

NHK総合 土曜ドラマスペシャル「1942年のプレイボール」公式サイト
NHKオンデマンド公式サイト