大河ドラマ「おんな城主　直虎」第35話、戦国の世の正義とは…？政次（高橋一生）を失った喪失感に苦しむ直虎（柴咲コウ）!そんな中、徳川方の裏切りで龍雲丸（柳楽優弥）までもが瀕死に…!?大河ドラマ「おんな城主　直虎」第35話は9月3日(日)夜8時からからNHK総合、BSプレミアムでは夜6時から放送、予告動画は公式サイトで公開中。

政次ロスに苦しむのは世の視聴者だけではない。幼馴染であり、心のよりどころであった存在を失った直虎はいつもの威勢はどこへやら。現実を受け入れられず、虚無感に襲われる様子には大いに心を打たれた。
そんな直虎に追い打ちをかけるように龍雲丸も瀕死状態。本ドラマの前評判において“直虎”という人間は悲劇のヒロインであるという話があったが、まさにその通り。幼少時代からずっと直虎を見守ってきた視聴者には痛いほどの苦しみである。
時代も大きく変わる局面。
実際、34話で描かれた「堀川城の戦い」もしくは「気賀一揆」は残酷な殺戮が行われたとして有名な戦い。民衆、男女関係なく、次々と切り殺されたという。それは気賀の民衆の半分とも、もっと多いとも言われている。さらに徳川方は敗者の首をさらしたというのだから、その惨さがよくわかるだろう。

歴史は勝者が作るもの、と言われている。つまり勝者こそが正義、と考えられることが多いのだが、それでもこの戦いには批判の声が多く上がる。
民衆を、男女関係なく皆殺しにしようとしたのはなぜか。
そこに、徳川方のどんな“正義”があったのか。
果たして、この事件を受けて直虎は。そして龍雲丸の運命はいかに。
歴史的にも大注目の第35話から目が離せない。

■第34話　詳しいあらすじ
政次（高橋一生）を失ったことで直虎（柴咲コウ）は放心状態のまま一人、碁を打ち続けていた。それは、南渓（小林薫）出さえも声をかけることをためらうほど。
直之（矢本悠馬）は川名に居るなつ（山口紗弥加）らの元へ向かい、政次の死を知らせることに。なつは震える声で“きっと本望だっただろう”と話すのだった。
なつと共に川名に居る祐椿尼（財前直見）は、直虎にも川名に来ないか？と話すのだが、直虎は政次の死を受け入れられず、その提案を拒否。一人、現実を受け入れられないでいた。

一方、徳川家康（阿部サダヲ）の軍勢は井伊谷を通り抜け遠江を攻め進み、今川氏真（尾上松也）のこもる掛川城へと迫りつつあった。これに対し、今川勢も粘りを見せ、徳川軍は苦戦を強いられることとなる。

南渓は龍雲丸（柳楽優弥）に気賀にも戦いの波が来ている、と話す。それを聞いた龍雲丸は早速、中村屋の元へ。方久（ムロツヨシ）が徳川と内通していることを知り、愕然とする。政次の一件もあり、龍雲丸は徳川を信用できずにいたのだ。

その頃、今川の圧倒的劣勢状態は少々変わりつつあった。今川に進攻しようとしていた武田が北条から攻撃され、今川の駿府を責める余裕が無くなってきていたのだ。
徳川もなかなか掛川城を落とすことが出来ない状態。そんな中、堀川城に大沢が乗り込んでくる。
徳方久と与太夫（本田博太郎）は命からがら徳川の元へ向かい、、家康に助けを求める。すると徳川は、先に民を逃がした上で堀川城の大沢を攻める約束と引きかえに、中村屋の船を徴用。つまり、中村屋の船と引き換えに民を助けると約束するのだった。

一方、龍雲丸も堀川城に居る民を逃がすために隠し港から、次から次へ民を船に乗せて逃がしていく。中村屋の船もやってきて、いよいよ逃げ切れるか…と言うとき、、大沢勢に気づかれ衝突。さらに、約束を反故にして徳川勢が攻め込んでくる。結局、堀川城にいる者は皆殺しになるのだった…。

その頃、直虎の元には、一通の辞世の歌が届けられ、改めて喪失感を向き合うことに。悪夢を見ていた直虎。そんな中、方久が南渓の元にやってくる。気賀が徳川に襲われた、と…。

■第35話　あらすじ
徳川家康（阿部サダヲ）は大沢基胤（嶋田久作）に乗っ取られた気賀の堀川城を攻略するにあたり、まずは城内に捕らえられた民を逃がすことを方久（ムロツヨシ）に約束していた。しかし徳川家臣の酒井忠次（みのすけ）はこの約束を破り、大沢への見せしめのため気賀の民を惨殺してしまう。
しらせを受けた直虎（柴咲コウ）は気賀に駆けつけるが、そこには瀕死の状態の龍雲丸（柳楽優弥）の姿が。生死の境をさまよう龍雲丸に懸命の治療を施す直虎だったが…。

大河ドラマ「おんな城主　直虎」第35話は9月3日(日)夜8時からからNHK総合、BSプレミアムでは夜6時から放送、予告動画は公式サイトで公開中。

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