「雲が描いた月明り」ここが見どころ①!ツンデレ世子パク・ボゴムと男装内官キム・ユジョンの禁断の恋?!

2017年10月21日08時00分ドラマ

時代劇と男装女子の恋という2つの鉄板ジャンルをドッキングさせた「雲が描いた月明り」が、ついに11月17日(金)からテレビ東京で地上波初放送!待ちきれない方のためにドラマの見どころ①をご紹介、予告動画は作品公式サイトで公開中だ。

時代劇と男装女子の恋はどうも相性がよろしいようで、「善徳女王」「成均館スキャンダル」など人気作が多い。(詳しくは【韓ドラコラム】“恋の障害”考①で解説)
ご多分に漏れず、本作も最高視聴率25.3%をたたき出す大ヒットとなった。もっともスタートは8.5%と一ケタ。後に“クルミ(雲の)シンドローム”を巻き起こすなど誰も予想していなかった。

「恋のスケッチ~応答せよ1988~」テク役で注目を集めたパク・ボゴムと言えども、あちらは幼馴染5人の強烈なキャラがあってのこと。まさか、ボゴム一人でここまでの数字を出せるとは思いもよらなかっただろう。(「1988」5人のキャラについては「1988」の見どころ①で紹介)

「雲が描いた月明り」の演出は、最高視聴率41.6%をたたき出した「太陽の末裔」を手掛けたペク・サンフン監督。ペク監督は「太陽の末裔」でソン・ジュンギを新たな魅力で人気爆発させたが、本作でもパク・ボゴムの新たな魅力を引き出した。「1988」では完全な弟キャラだった彼を、本作では奸臣相手に国を守るたくましい世子に転身させたのだ。

雲彼は「1988」で甘えん坊の天才棋士役を演じ、「君を憶えている」では謎多き秀才弁護士役を演じている。頭がいいという以外はまったく共通点のない役を見事に演じわけたパク・ボゴムは、ルックスだけでない演技派としても認められた。そして本作では遊び人、家臣たちを困らせるイタズラっ子、禁断の恋に悩む一人の男、ツンデレ、奸臣たちに対しては毅然と立ち向かう世子…実に様々な姿を見せてくれた。そんな彼は『ボゴムマジック』という言葉まで生み出した。

役によってカメレオンのように変わるパク・ボゴムだが、素顔はとってもピュアでマネージャーが心配するほど。ファンミーティングやサイン会で素顔の彼に会えば“ボゴム愛”のボルテージは急騰必至!彼の驕ることのない優しい性格に堕ちるのはファンだけではない。俳優仲間からも共演したい№1俳優と言われている。何しろあの大物女優のキム・ヘスが「私の天使、善良で純度の高い青年」と絶賛したほど。
ちなみにキム・ヘスは映画『チャイナタウン』でパク・ボゴムを殺さなければならなかったが、その時の心境を「目を見つめながら刀を向けることができなかった。だからあっちに行って、泣いて帰ってきた」と“苦しい”演技だったことをバラエティ番組で明かしているほど。

雲しかし、いくらパク・ボゴムの演技が素晴らしくても、本作は“時代劇”と“男装女子”をドッキングさせた作品。成功のカギは男装女優が握っているといっても過言ではない。そのカギを握ったのは「太陽を抱く月」でヒロイン(ハン・ガイン)の少女時代を演じて注目を集めたキム・ユジョン。その前には「善徳女王」(チョンミョン王女役)や「トンイ」(トンイ役)で愛らしい子役ぶりを見せている。2014年には「秘密の扉」で大人になる一歩手前までを演じた。ネットには「大人の女優にバトンタッチの必要を感じない」という意見が散見されたほど素晴らしい演技だった。ちなみにキム・ユジョンは、「秘密の扉」では売れっ子作家ソ・ジダム役を演じたが、本作でも『誰も知らない朝鮮恋愛史』という書を執筆している。

女性だがワケあって男性として生きることになった明るい性格の“男装内官”ラオンと、遊び好きで世間知らずな“ツンデレイケメン世子”イ・ヨンとの究極のロマンス。同性(?)&主従関係で出会ったはずの2人が、徐々に惹かれあっていく禁断の恋が、本作を大ヒットさせ「クルミシンドローム」まで巻き起こした一番の要因となったのは間違いないだろう。

雲もっとも胸キュンだけではない。二人の出会いが“落とし穴”だけに、恋に堕ちるまでが最高に笑える。落とし穴に落とされた仕返しにラオンを傍においていじめてやろう考えたヨンは、内官試験に不合格になろうとするラオンをあの手この手で合格させる。晴れて世子付きの内官にしてからも着替えの時に帽子をかぶせようとする小柄なラオンに意地悪するなど容赦ない。

ところが徐々に惹かれあっていくと、ラオンは身分違いの恋に、ヨンは身分以前に同性という大きな壁に悩まされる。一度は突き放そうとするも、一度点いた恋の灯は消せない。BL(?)を覚悟してからのヨンは実に男らしい。意地悪な着替えのシーンは最高に甘いひと時になり、熱を出したラオンを一晩中看病したり、美味しいものを食べさせようとして奥の手まで使う。これは「ポンダンポンダン王様の恋」で世宗(ユン・ドゥジュン/BEAST)も使っている。とにかくヨンは涙ぐましい努力をするのだ。

意地悪そうに口元をひん曲げたヨンもステキだが、凛々しい世子とラオンだけにみせる笑顔のギャップもたまらない。
そんなヨンの猛烈アタックにラオンも覚悟を決め、だんだんと女性へと変貌していく。そんなラオンの初々しい姿は、女性が見てもドキドキしてしまうほど愛らしい。

雲ところが二人が本格的にラブラインを描きだしてから、ドラマが史劇としての本領を発揮する。とんでもない厄介な恋の障害が二人の前に立ちはだかるのだ。二人がとてつもなく大きな恋の障害をどう乗り越えるのかは、ドラマを見て確認しよう。どうしても我慢できない方は、【「雲が描いた月明り」を2倍楽しむ】に、各話の写真付きで詳しいあらすじと見どころがあるので参考にどうぞ。

このクルミカップルをさらに盛り上げたのがステキな共演者たち。次回はそんな共演者たちを通してドラマの見どころをご紹介しよう。

kandoratop【作品詳細】【「雲が描いた月明り」を2倍楽しむ】

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 2017.11.17スタート 月~金08:15-09:11 地上波初放送
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