【最終回ネタバレ】「都会の部長、田舎へ行く」パク・ソンウンが選んだ“第二の人生” 工場建設計画を阻止しヨンリリへ帰還|第12話

08時30分ドラマ
画像:KBS2「심우면 연리리」EP12(최종회)より

KBS 2TVミニシリーズ シムウミョン・ヨンリリ が全12話で完結した。11年ぶりにKBSが送り出した農村ドラマ「都会の部長、田舎へ行く」(심우면 연리리)最終回では、村を守るための最後の戦いと、それぞれが選んだ未来が描かれた。U-NEXTにて全話独占配信中だ。

【「U-NEXT」で独占配信の韓国ドラマはこちら】



「都会の部長 田舎へ行く」(脚本:ソン・ジョンリム、ワン・ヘジ/演出:チェ・ヨンス)は、“自然豊かな田舎の農村「ヨンリリ」に突然移住することになった、生粋の都会育ちであるソン・テフン一家。本作は、ソウルへの返り咲きを狙う彼らの奔走を描いた、賑やかで心温まるヒューマンドラマ。

■キャスト
ソン・テフン役:パク・ソンウン
妻チョ・ミリョ役:イ・スギョン
長男ソン・ジチョン役:イ・ジヌ
次男ソン・ジサン役:ソ・ユンヒョク
三男ソン・ジク役:ヤン・ウヒョク
村長イム・ジュヒョン役:イ・ソファン
(妻)ナム・ヘソン役:ナム・グォナ
(娘)イム・ボミ役:チェ・ギュリ
 ほか

■最終回(第12話)ネタバレあらすじ
チェ理事(ミン・ソンウク)の陰謀によって、ヨンリリは「味ストーリー」の工場建設計画に巻き込まれていた。住民たちが善意でサインした肥料受領証は、いつの間にか工場建設同意書へとすり替えられ、村は存続の危機に直面していた。

この事実を知ったソン・テフンと村長イム・ジュヒョン(イ・ソファン)は再び手を組み、チェ理事への反撃を開始する。2人はあえて対立しているように見せかけながら水面下で協力し、チェ理事の不正を暴くための証拠集めに奔走した。

そんな中、かつて住民たちと対立していたノ・ヒョンガプ(チョン・ソンチョル)が重要な鍵を握る人物として浮上する。長年チェ理事を監視していた彼は、実は住民たちへの罪悪感を抱えており、テフンたちに「チェ理事が重要な証拠を隠している場所」の情報を提供した。

テフンは畜舎に偽装されたチェ理事のアジトへ潜入し、裏金の流れを記録したUSBメモリーを発見。決定的な証拠を手にした住民たちは深夜に集結し、ヨンリリの畑を守るため行動を起こす。

村人たちはそれぞれの立場を超えて力を合わせ、チェ理事を追い詰めることに成功。巨大企業による開発計画は阻止され、ヨンリリの畑と暮らしは守られた。

一方で、テフン自身も過去と向き合うことになる。

10年前、彼は企業の研究員としてヨンリリの農地に“不適合判定”を下した張本人だった。その判断が村人たちの人生を大きく狂わせていたことを知ったテフンは、ジュヒョンに心から謝罪。ジュヒョンもまた長年抱えてきた怒りを手放し、2人はようやく和解を果たした。

その後、テフンは本社へ復帰する。

彼はヨンリリで育てた白菜の品質を武器に村の価値を証明し、工場建設中止にも貢献。その功績が認められ、会社では理事に昇進という成功を手にする。

しかし、都会での成功を取り戻したにもかかわらず、テフンの心はヨンリリから離れなかった。

家族と十分に話し合った末、テフンはある決断を下す。

それは、再びヨンリリへ戻ることだった。

かつては望まない左遷によってやって来た土地。しかし今度は、自らの意志で選んだ人生の場所だった。

妻チョ・ミリョ(イ・スギョン)も、成績や競争ばかりを重視していた母親から、子どもたちの幸せを第一に考える人物へと成長。長男ソン・ジチョン(イ・ジヌ)はイム・ボミ(チェ・ギュリ)の応援を受けながらシェフへの夢を追い続ける。

家族それぞれが新たな未来を見つけた中、ソン一家は正式にヨンリリへ移住。住民たちの歓迎を受けながら新しい人生をスタートさせる。

そして最後は、畑に集まった住民たちが「植えれば、実る!」と声を合わせる中、温かな余韻を残して幕を閉じた。



■最終回の見どころと視聴率
最終回最大の見どころは、“共同体の力”が巨大企業の利益追求に打ち勝つ痛快な展開だ。

これまで対立や誤解を繰り返してきた村人たちが、ヨンリリを守るという一つの目的のために団結する姿は、本作が最後まで描き続けたテーマを象徴していた。特に、深夜に住民たちが集まりチェ理事を追い詰めるシーンは、ドラマ屈指のカタルシスを生む場面となっている。

また、テフンとジュヒョンの和解も大きなポイントだ。10年間積み重なってきた誤解と傷を乗り越え、互いを理解し合う姿は、単なる勧善懲悪では終わらない人間ドラマとしての魅力を際立たせた。オヤジたちのブロマンスは視聴者の胸を熱くした。

さらに、テフンの人生の選択にも注目したい。

本社復帰、昇進という“社会的成功”を手にしたにもかかわらず、彼が選んだのは再びヨンリリで生きる道だった。都会での地位よりも、人とのつながりや家族との時間、自分が本当に価値を感じる暮らしを選んだ結末は、本作が伝えたかったメッセージそのものといえる。

そして、教育や成功への執着から解放されたミリョ、夢へ向かって歩き出したジチョンなど、家族全員がそれぞれ成長した姿も見逃せない。

視聴率は初回2.7%でスタートしたものの、第5話で1.5%に下落。その後も1%台を抜け出せずに最終回は1.6%にとどまった。しかし最終回は、開発計画阻止のサスペンス、家族の再生、そして人生の価値を問いかけるヒューマンドラマがバランスよく描かれた締めくくりとなった。視聴率こそ大きく伸びなかったものの、温かな共同体の絆と“自分らしく生きること”の大切さを描いた作品として、心に残るエンディングを届けた。

KBS DRAMA公式X「심우면 연리리」EP9予告
KBS2「심우면 연리리」HP

kandoratop【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】