中村雅俊の弾き語りにファン感激!「半分、青い。」第10週:息がしたい!あらすじと見どころ、予告動画

2018年06月02日10時00分ドラマ
©NHK

9週は鈴愛(永野芽郁)と正人(中村倫也)&律と清(古畑星夏)の恋の花や、仙吉(中村雅俊)の弾き語りなどこれまでの朝ドラとは違う展開に視聴者も大いに盛り上がった!しかし、次回から早くも2つのロマンスに暗雲が…NHKで放送中の連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」第10週(6月4日~9日)「息がしたい!」のあらすじと見どころをご紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。

■律の夢の欠片
ロボット産業が陽の目を見ない1990年。将来の夢や目標を模索していた律は、宇佐川教授(塚本信也)の「ロボットは時に人を狂わせるが、うまく活用すれば人類最高の親友となる。人の足りない部分を助けるためにある」という言葉を聞いた律は、「ロボットが片耳の失聴の助けになる」と考えつき、「将来、ロボット開発をしたい!」と夢の欠片を見つけた。

ところで、二足歩行ロボットの第一人者といえば早稲田大学理工学部の加藤一郎教授が有名。おそらく宇佐川博士(塚本晋也)は、加藤教授をモデルにしているのだろう。早稲田大学HP「人とロボットの幸せな未来へ」で「WASEDAロボット研究」について詳しく紹介している。

■鈴愛と正人のロマンス
正人のチョコパフェで恋に落ちた鈴愛。そんな鈴愛の背中を推したのは秋風(豊川悦司)の言葉。秋風が鈴愛をスカウトしたのは「五平餅」と、野山を駆け回って育った鈴愛に「リアル」を感じたかららしい。恋愛のリアルを鈴愛に追及させようと「仕事なんかいつでもできる。恋をしろ!」とはっぱをかけたのだった。
はじめてのデートはカエルのワンピースを着て花火デート。いい雰囲気になったがロウソクの火が正人の服に引火したことでほっぺにチューどまり。それでもSNSには朝ドラらしからぬ中村(正人役)の演技に注目が集まった。

・ふぎょぎょ!!これはほんとに朝ドラか?正人くんエロい…
・正人くん…カエルのワンピースじゃなく「カエルのドレス」て言った!凄い。さりげなくグレードアップ。モテるわなーこりゃ。
・正人「鈴愛ちゃん…金魚みたい」、鈴愛「金魚…掬ってください。」に痺れた。
・ぎゃー!やばい!!正人くんエロい…。 中村倫也エロい…。隠しきれない30代の色気が漏れてたよ…。(ちなみに中村は31歳)

■律と清のロマンス
ちょっぴり都会ナイズされて1音節から長文会話もできるようになった律は、大学の弓道場で初恋の人、清と運命の再会を果たした。清も律との出会いは「人生一度の経験」と感じていたらしい。それぞれ頭脳・弓道で秀でていることからプレッシャーを抱えて成長したようで、お互い通じるものがあったのかも。
清がバトミントンのシャトル落としてくれた高校生だった時のことを、「小さな白いひな鳥が手の中にいるみたい」と律が言えば、町内の秀才に過ぎなかったという律に「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」と返す清。素敵な会話と距離を取った立ち位置がまるで少女漫画のよう。秋風に見せてやりたかった。

ちなみに、清が口にした諺。元々は「井の中の蛙大海を知らず」という中国の故事だったが、これに日本人が「されど空の青さ(深さ)を知る」と付け足して、「狭い世界にいるからこそ、自分の道を究めることができた」という前向きになれる言葉にしたそうだ。島国の日本人ならでは素敵な新解釈ではないだろうか。

■仙吉の弾き語り
これまでの朝ドラに必ず登場したのが「戦争体験」。しかし本作は戦後からスタートしているだけに、どこで挟んでくるのかと気になっていたが、まさか中村雅俊が歌うサザンオールスターズの「真夏の果実」でくるとは驚いた。
草太(上村海成)が生まれた年に流行ったガロの「学生街の喫茶店」を仙吉が懐かしそうにギターの弾き語りをすると、聞きほれた草太が「おじいちゃんの青春時代の歌が聞きたい」とリクエスト。すると「おじいちゃんの青春時代の歌はロクなもんなかった。軍歌とか」といって、歌ったのが1990年当時流行ったサザンのこの歌。
歌にあわせて廉子(風吹ジュン)のナレーションで、仙吉が兵隊として満州に渡り、終戦後何とか生きて日本に帰ってこれたと、教えてくれた。「戦争の話はしたくない」と言っていた仙吉…。

直接戦争を語らせずに「抑圧されていない時代の歌」を孫と一緒に歌わせ、最後に亡き妻、「廉子(風吹ジュン)にこの歌を聞かせたかった」と言わせた最後。SNSには「サザンの歌が鎮魂歌のようだった」「泣けた」という声が散見された。

■晴の上京
鈴愛の様子を見に母・晴(松雪泰子)が上京。その夜、「好きな人が出来た」という鈴愛に、「律かと思っとった」という晴。「鈴愛は律でも、律は違う。律と自分とは月とスッポン。律には好きな人がいる」と答えた鈴愛に、「おかあちゃんには鈴愛が一番」と親ばかぶりを発揮した。

さあ、次の10週では何やら若い二組のロマンスに早くも問題が起こりそうな気配がするが、この母との会話の中に鈴愛の本心が隠されている。そして鈴愛と律の本心を本人たちより理解しているのがゆるふわイケメンの正人。そんな正人は次週、一体どんな行動を起こし、何をいうのか?次週は鈴愛と清が取っ組み合いのけんかも!

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【第週(2018/6/4-9)あらすじ
■第55話(月)
ある日、律(佐藤健)は清(古畑星夏)を自宅に招く。そこで清は部屋に飾られた律の幼なじみ4人、梟(ふくろう)会の写真を見つける。律の隣で笑顔を見せる鈴愛(永野芽郁)にやきもちを焼く清。そのころ、鈴愛が暮らす秋風ハウスでは、晴(松雪泰子)がちらかった部屋の掃除に精を出していた。夜になり、鈴愛の部屋の扉がノックされ晴が扉を開けると、アシスタント仲間の裕子(清野菜名)とボクテ(志尊淳)が立っていて…

■第56話(火)
裕子(清野菜名)とボクテ(志尊淳)からレストランの食事券をプレゼントされた晴(松雪泰子)。岐阜に帰る前に行きたいと鈴愛(永野芽郁)を誘うが、正人(中村倫也)との約束が決まっていた鈴愛は、仕事だと偽って誘いを断ってしまう。正人とのデート中も晴のことが気になって仕方がない鈴愛は、思い切って母との食事について正人に打ち明ける。ふたりが急いでレストランに向かうと、晴の向かいには意外な人物がいて…

■第57話(水)
正人(中村倫也)から思いもよらない仕打ちを受けてしまった鈴愛(永野芽郁)。秋風ハウスに戻ってからも泣きっぱなし。裕子(清野菜名)とボクテ(志尊淳)が必死になだめていると、鈴愛は律(佐藤健)に会いたいとつぶやく。裕子から電話を受けた律は、正人を訪ね、彼の本当の気持ちを確かめる。すると、正人は鈴愛に対する真剣な思いを独特の表現で語り始める。やがて、秋風ハウスに律が訪ねてくる。鈴愛の部屋を訪れた律は…。

■第58話(木)
正人(中村倫也)の仕打ちに傷ついた鈴愛(永野芽郁)をなぐさめるため、そばに寄り添う律(佐藤健)。正人は鈴愛と律の関係について、自分たちが気づいていないだけで、お互いの心の中に恋愛感情があるのだと言い張る。一方、原稿締め切り間近のオフィス・ティンカーベルでは、いまだに失意から抜け出せない鈴愛が必死に漫画に打ち込んでいる。そんな鈴愛の姿を見た秋風(豊川悦司)は、好奇心を抑えきれず、近づいてくる。

■第59話(金)
傷心を癒やしてくれたお礼にと、鈴愛(永野芽郁)は裕子(清野菜名)とボクテ(志尊淳)を喫茶・おもかげに招待する。偶然そこに律(佐藤健)が清(古畑星夏)を連れてくる。会った瞬間から鈴愛を意識し上から目線で話しかける清。隣で聞いていた裕子は、清に対して不安を抱く。日が変わりオフィス・ティンカーベルでは、秋風(豊川悦司)による漫画の指導が行われていて、秋風は律に対する今の思いを創作に生かすよう鈴愛に迫る。

■第60話(土)
7月7日、鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)の誕生日。裕子(清野菜名)とともにバースデーケーキを買うかたわら、お祝いの言葉を律に伝えようとマンションに立ち寄った鈴愛。すると清(古畑星夏)が現れ、律は不在だという。律と清は、鈴愛たち梟(ふくろう)会のメンバーの写真が原因でけんかをしたのだった。清の怒りの矛先は鈴愛に向き始める。やがて取っ組み合いのけんかになったそのとき、律が部屋に帰ってきて…。

【作】北川悦吏子
【出演】永野芽郁,松雪泰子,滝藤賢一,谷原章介,中村倫也,清野菜名,志尊淳,上村海成,高木渉,ふせえり,河井克夫,猫田直,矢崎由紗,井川遥,中村雅俊,豊川悦司
【語り】風吹ジュン

NHK「半分、青い」番組公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
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◇公式Twitter「@asadora_nhk」

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