「アイリス」などを見逃し配信スタート-TBSオンデマンド

2010年03月29日22時48分ドラマ
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TBSオンデマンドが、4月から放送の韓国ドラマ「アイリス(IRIS)」と、人気漫画が原作のドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」の話題の2番組の「見逃し配信」をスタートする。

「アイリス」は、元祖韓流四天王イ・ビョンホン主演の韓国ドラマで、韓国では、最高瞬間視聴率52%をたたき出した注目の韓国ドラマ。4月21日から毎週水曜日夜9時から放送される。韓ドラが、地上波で初のゴールデンタイムで放送するとあって早くから話題になっているドラマだ。
一方、「ヤンキー君とメガネちゃん」は、人気漫画が原作の学園ドラマ。23日から毎週金曜日の夜10時から放送開始する。若手注目株の成宮寛貴のはじめての主演作とあって、こちらも早くから注目されていたドラマだ。

「見逃し配信」とは、番組を見逃した視聴者のために次の放送までの間にネット配信して、次週の放送に間に合わせるというサービス。4月からは地上波のゴールデンタイム・プライムタイムで放送する2番組を、放送後約48時間後にTBSオンデマンドで有料配信することになる。1話の配信価格は315円。見逃した回だけ視聴してもらうことが目的だから、視聴者の負担も最小限ですみそうだ。TBSオンデマンドでは、今回の2作品を皮切りに7月以降も継続して番組を増やす方向で進めていく。これなら、お気に入りの番組に合わせて帰宅を急いだり、ビデオ予約を忘れてもあわてなくてすみそうだ。

今回、TBSオンデマンドがゴールデン・プライムタイムの話題作を見逃し配信することに決定した背景には、同社の売上げが前年同月比約5 倍の高水準で順調に推移したことにある。
TBSは、05年11月に開始した有料VODサービスについて、08年9月に運営体制を強化したうえで、新たなブランド「TBSオンデマンド」にリニューアルし、09年4月からTBS制作のライブラリードラマを大量配信し、魅力的なオリジナルコンテンツを自社制作して独占配信した。

さらに「TBSペイテレビ事業部」にて、CSの「TBSチャンネル」「TBSニュースバード」と、当VODサービスを一体運営することで、権利処理当の作業を共通化し、効率化を成功した。
TBSオンデマンドでは、こうしたことが起因して、テレビ局が運営するVOD事業としては初めて「通期での黒字化達成」となったと説明している。

また同社は、3月以降に「TBSオンデマンド」の提携配信先として、新たに「テレビドガッチ」(3/23開始)、「QTVビデオ」(4/1開始予定)、「TSUTAYA TV」(4/1開始予定)が加わることも明らかにしている。QTVビデオは携帯電話向けの動画配信サービスも展開しており、TBSは同社への供給を契機に、携帯電話向けのVOD事業へ本格的に乗り出す考えだ。

TBSオンデマンド公式サイト