サンの摂政開始と、ソンヨンの画員チャレンジ!「イ・サン」19話と20話の見どころと予告動画-NHK

2010年08月19日17時55分ドラマ
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このまま英祖が逝去するとサンが即位することになるため、なんとしても回復して欲しい反世孫の老論派。

とうとうファワン(和緩)が入手した薬を使うことになった。
19話ではサンの摂政を命じる場面が、20話ではソンヨンが画員競技会に参加する場面が見どころとなっている。

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長く沈うつな時が過ぎ、ついに薬が効きだした。英祖の熱が下がりだしたのだ。前回、サンが医学に造詣が深かったと紹介したが、英祖を看病する姿や脈診するイ・ソジンの姿もなかなかどうして堂に入ったもの。

結局ファワンの探し出した薬で英祖の一命はとりとめた。貞純王妃の取り成しでファワンは宮殿に戻ることができた。やはり父親は娘に弱いのか、それとも思悼世子の一件によほど心を痛めていたのか、すっかり元の父娘の関係に戻っている。
ファワンは、先日の恵嬪の嫌味が相当腹に据えかねていたのか、もらった薬を恵嬪の元に返しに行く。もちろん嫌味もたっぷり上乗せして。しかしもはや恵嬪はこれまでと違っていた。チャングムをいじめ抜いたあの度胸で堂々とやり返している。

さて、意識を回復した英祖はサンに摂政を命じるという宣旨が亡くなったことを激怒し、隠し持っていた貞純が言い訳に参上する。涙ながらに口からでまかせをいう貞純の根性に空恐ろしさを感じた。その様子は、ぜひともドラマで確認されたい。
せっかく隠した宣旨であったが、サンへの譲位の気持ちに揺るぎない英祖は、改めて宣旨の内容どおり、サンの摂政を施行することを大臣たちの前で発表した。

英祖の意識さえ戻ればサンの摂政は阻止できると考えていた貞純たちは、想定外の事態にたじろぐが、むしろこれを好機に捉え、サンが王にふさわしくないことを証明しようと躍起になる。

そんなことは百も承知。英祖は政務会議の場で、大臣たちがぐうの音も出ないほどの所信表明をするようサンに命じる。悩むサンにヒントを与えたのはホン・グギョンだった。彼は、サンなら間違いなく王位につけると睨んでサンに仕えている野心家。実は老論派のチョン・フギョムも彼には一目置いており、仲間に引き入れようとしていた。そんな野心満々の彼が、打算抜きで、大きな志を成し遂げようという世孫の野心に惚れたのだ。男が男に惚れる瞬間は19話ラストで見られる。

20話は、古狸の大臣どもを相手にみごと自分の政治理念をぶちまけたサンに大満足の英祖の笑い声から始まる。自分の目に狂いはないと満足気の英祖に、今ではサンの父代わりとも言えるチェ・ジェゴンは少々不安顔。

さあ、いよいよサンによる政治改革が始まる。まず手始めにサンは、ホン・グギョンを役人の不正を取り締まる司憲府の持平に任命し、賄賂などで私服を肥やす大臣たちを一掃することを命じた。

不正を厳しく取り締まると同時に、サンは若くやる気のある役人たちを集め勉強会を始めている。戸惑う役人たちだったが、茶菓子まで用意してくれたサンの気遣いに、次第に心を開いていく。

一方、図画署では大変な問題が持ち上がっていた。図画署では王妃ヒョイの多産祈願の屏風の依頼を受けていたが、ソンヨンの実力を高く評価するパク署長はソンヨンにも手伝わせ、仏手柑(ぶっしゅかん)の絵を描かせていた。サンとソンヨンが特別な関係にあることを知ったチョン・フギョンはこれを利用しようと、カン副署長を使って、茶母に絵を描かせたことを上訴させる。当時、下働きの茶母が筆を持つなど許されないこと。しかし、パク署長は身分や性別にかかわらず才能のあるものを伸ばしてやりたいと、かねてからサンに提案していた。
図画署のトラブルを知ったサンは、ソンヨンが画員競技会で5位以内に入賞すれば、彼女の実力を認めるよう約束を取り付ける。

しかしこのところ不調のソンヨンは自信がもてない。原因は、ヒョイの為の屏風絵。彼女の実力なら仏手柑の絵など何でもないはずだが、力みすぎてどうもうまく描けないのだ。それは、サンとヒョイの多産祈願の画だからだが、それに気づかないソンヨンの女心が切ない。
そんなソンヨンをサンが、「気負わず楽しいことだけ考えてて描けばいい」と元気付ける。ソンヨンがしくじれば自分の立場も悪くなるのに、なんと大人の発言。

いよいよ、競技会当日。裏で糸を引くのはチョン・フギョン。まともに勝負させてくれるはずはない。さあ、ソンヨンは5位以内に入ることができるのか?気になる続きは、20日(金)よる10時からのNHKBShiで確認されたい。

ところでソンヨンが描く仏手柑は、釈迦の生まれた国インドの原産で熱帯性の植物で、仏の手の形をしているところからその名が付けられたみかん科の果物。中国古来より不老長寿の珍果として高貴な人々に珍重され絵画、彫刻などの美術工芸品の題材としてはもちろん、漢方薬や、観賞用盆栽として用いられている。
ソンヨンは、これに限らず劇中何度も絵を描くが、彼女は幼い頃絵を習っており絵はお得意。撮影中も始終画具を持参し、現場のスケッチをしていたという。ドラマ後半では、実際に彼女が着色作業をしたほどの腕前だそうで、どのシーンがそうなのかを見つけるのもドラマの見どころのひとつとなりそうだ。

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