サンの行幸中に始まった英祖王の奇行!「イ・サン」33-34話見どころと予告動画-NHK

2010年10月07日16時52分ドラマ

ソンヨンが清の国へと発ってしまって動揺するサン、ソンヨンへの気持ちが恋心とはまだはっきり気づいた訳ではないが、ソンヨンがいなくなってからの空虚感にただただ戸惑うサンだった。33話では女の身で異国で頑張るソンヨンに負けないように頑張ろうとするサン、34話ではひと回り成長したサンが老論派との共生を試みる。

33話ではテスが偶然であったふたり組みの一人との格闘シーンが、34話ではソンヨンの清国での頑張りが一番の見どころとなっている。そして、2話を通して、英祖王の奇行も見逃せない見どころとなっている。


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【33話】
自分に何も知らせず旅立ったソンヨンの行動に納得できないサンは、図画署に行き、清の芸府司に行くことになったいきさつを聞いた。そこで母方の祖父ホン・ボンハンの推薦で急遽決定したことを知るが、母の恵嬪から「ソンヨンは喜んで修行に出た」と聞き、納得せざるを得なかった。ソンヨンをサンから引き離した後の恵嬪の次なる作戦は、旅に出かけてサンとヒョイとの親密な時間を持たせ、世継ぎを授かることだった。何しろ宮殿でのサンは大忙しで、ヒョイとの語らいの時間さえも十分持てないのだから…。手回し良く、王の許可も恵嬪が取り付けて出かけることになったサンが王の元へ挨拶に出向くときの場面をお見逃しなく。これまで辛いことの連続だった孫に対して「ひと月でもふた月でも骨休みをしておいで。お前に譲位するまでは何が何でも生きて、朝廷を掌握してやる!」と、優しくも心強い言葉。貞純王妃の処罰の軽さへの罪滅ぼしもあるのだろう。英祖の台詞もいいが、サンの心細げで甘えるような「チョナ~」の声がまたいい。

それにしても恵嬪は我が子のことがまったくわかっていないようだ。恵嬪の目論見は大はずれで、行幸先でもサンは政務に忙しかった。なんと、国務を取り仕切る六曹の重臣たちも随行させ、行幸先で政務会議まで始める始末。サンは、戸惑う重臣たちを集め、重臣たちの資質をきみわめるための会議を開くことを予告する。この会議で能無し重臣を追放しようと考えたのだ。

そんな政務に忙しいサンとヒョイとが語らう場面が登場する。サンは妻と向き合っても心ここにあらず。見かねてヒョイがソンヨンの身を案じていると話題を振ると、素直に「自分もソンヨンが心配だが、いつか彼女と会える日が来るまで頑張る」などと、まったく女心がわかっていない台詞。ヒョイの悲しそうな表情をお見逃しなく。

ソンヨンが居なくてさびしいのはテスも同じ。行幸先の居酒屋で一人酒をするテスの傍で、サンの悪口をいうふたり組に出会う。自分のことならいざ知らずサンを悪く言う輩は放っては置けないのがテスだ。さっそく喧嘩を吹っかけるが、なんと小柄な男にコテンパンにやっつけられてしまう。テスの鳩が豆鉄砲を食らったような顔をお見逃しなく。

他にも33話ではソンヨンや図画署の画員、タロたちの、過酷ながらも楽しそうな清への旅の様子が描かれている。もうひとつ気になるのが、英祖王の奇行だ。これについては34話で詳しく描かれる。

【34話】
小柄な男に、テスだけでなく武芸達者なジャンボまでが完膚なきまでにやられてしまったことを聞き、興味をもったサンは、「負けたほうが土下座をする」ということでジャンボと男との再対決をさせた。しかし、やはりまったく歯が立たない。パク・チェガとペク・トンスと名乗る二人はサンの土下座を要求するが、さあ、サンは土下座をするのだろうか…。
サンはふたりを宮中に連れて行こうとするが、妾が産んだ庶子ということで両班でも差別を受けて要職にもつけないふたりは、「言葉だけの身分改革には期待できない」と、これをきっぱり断る。しかし、この二人は今後も物語りに大きくかかわってくるのでお忘れなく!

その頃、清にいるソンヨンも散々な目に遭っていた。女だということで修行先の芸府司への入学が断られたのだ。推薦者であるホン・ボンハンに泣きつくも、どうにも出来ないと冷たくいわれる。朝鮮への帰国も許されないソンヨンは、芸府司に直談判するも聞き入れてくれない。そんな時助けてくれたのは、チョン・フギョムだった。しかし、ソンヨンは芸府司長に、「コネで入るのは嫌だ。試験を受けて堂々と入学したい」と、なんとも肝の据わった願い事を言う。
結局試験を受けたソンヨンは、みごとな絵で入学許可を取り付ける。ソンヨンの書いた素晴らしい絵はドラマの中でじっくり鑑賞しよう。

行幸先では、32話で、サンがチェ・ソクチュに「自ら老論派を解体しろ」と言ったことに対して、チェが取引を持ちかける。もちろん、このチェの態度は、後に老論派から世孫派に寝返った裏切り者と避難されることになる。この人物、生き残るためには何度も裏取引をする実にいやらしい人物ながら、仕事は出来る。サンとしても何とか味方に組み入れたい人物なのだ。架空の人物ながら、そのモデルとなったのシム・ハンジという実在の人物。名前を変えたのは、ドラマの中であまり好印象には書いていないための、イ・ビョンフン監督の優しい配慮なのだ。

ところで、33話から始まった英祖の奇行は、認知症から来るボケ症状だった。これに気づいた貞純王妃の暗躍が始まる。「英祖の奇行が世間にばれたら大変!」のひと言に、内侍が貞純の言いなりに動いてしまった。内侍といえば側近中の側近。これは大変なことになりそうだ。
それにしても英祖を演じたイ・スンジェの演技力には毎回驚かされる。迫力の英祖王も凄いが、認知症の出ているときとそうでないときの顔つきがまったく別人なのだ。彼は、「ベートーベン・ウィルス」でも、同じ病気で悩む老音楽家を演じている。どれだけ凄い演技力かは、明日8日(金)よる10時からのNHKBShiの放送でお確かめいただきたい。

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