ミシルの乱!トンマンと同じ夢を見た女傑の焦り[45~47話]

特集 韓ドラここが知りたい 2倍シリーズ
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以下文中の登場人物は BSフジ[人物相関図]のページで、用語については「新羅王国」豆知識を参考に。

自らが王位を狙うことを誓ったミシルの行動は素早かった!トンマンを「和白会議の場に乱入した反逆者」の首謀者として捕らえたのだ。しかしここで久々の活躍を見せたのがチュクパンとコド。ちょっぴり笑える救出方法でトンマンは助かった。
一方、罠にハマったユシンとアルチョンは、ヨンチュンの死を覚悟の抵抗で何とかユシンだけは逃げ出すことに成功する。

ところで、賢明な視聴者たちはすでにお気づきだろう。ミシルを崇拝する花郎徒たちが、今回の彼女のやり方に首をかしげたことを。それをほんの数秒でうまく表現している場面が45話後半、ユシンが逃げる場面で見られる。

しかし、宮中はすでにミシルの手の中、トンマンたちは宮殿から抜け出すことができず、花郎たちに取り囲まれてしまう。ここでユシンが格好よく登場する。棒長い旗の棒を使ってひらりとトンマンのそばに舞い降りるユシンの格好よさ!ここはユシン最高の見せ場と紹介したいのだが、多勢に無勢でユシンも結局身動きできなくなってしまう。と、そこに颯爽と現れたのはピダム!これまでも何度もトンマンの危機を救ってきたピダムが、いいところでまたも登場した。
どこに行ってたのよ!とでも言うような目で「ピダム」と呼びかけるトンマン。「遅くなりました、王女様」と応えるピダム。ほんの一瞬の2人のアイコンタクトを見逃すことのないように。
このあとの大立ち回りに続いて、ユシン一人が宮殿に残りトンマンたちを逃がそうとする場面がある。ユシンを残して逃げることができないトンマン、そのトンマンを無理に馬に乗せるピダム。三者三様の辛い胸のうち。改めてトンマンが目指した覇道の道の険しさを実感した。

一人残ったユシンは捕らえられる直前に、今回の騒動はミシルが仕組んだことで、トンマン王女は濡れ衣を着せられただけだと大声で叫ぶ。この言葉が、花郎たちの心の奥底に響いた。

王印チルスクに玉璽を取り上げられ捕らわれたソファは、秘密の抜け道を探すチュクパンに助けられ、無事宮殿を抜け出しトンマンと合流する。

さて、ピダムだ。実はミセン公たちは、ミシルがピダムを始末したと思っていたのだ。ところが、ミシルの母性はそうはしなかった。ピダムを密かにヨムジョンに託していたのだ。結局そのピダムがトンマン救出の立役者となった今、ミシルの母性は人生最高の失策となってしまった。

トンマンは大逆人に仕立てられたものの、依然として現王の唯一の嫡子。時の利はトンマンにある。ぐずぐずしていると、権力者がトンマンの側につくのは間違いない。そこで、ミシルは権力者たちの抱え込みと、トンマン逮捕を急いだ。ここで、トンマン逮捕の命が下ったのはチルスク。2度目の命だった。

さあ、時を急ぐミシル一派は捕らえた者たちから、トンマンの居所を聞き出そうと酷い拷問を繰り返す。しかし、そんなことでトンマンを裏切るユシンたちではない。
もちろんトンマンもやられっぱなしではない!今回の一連の騒動がミシルの仕組んだことだと、権力者たちに書状を送りつけ、市中にもミシルを逮捕せよとのお触書を貼り出した。

あせりしかし、宮殿ではミシルが奪い取った玉璽を使って、陛下からすべての権限を自分が委任したと臣下たちに宣告していた。異を唱える臣下の一人をその場で斬り捨て、逆らう者は許さないという強硬姿勢に出たのだ。市中にも戒厳令を敷き、トンマンを反逆者として逮捕することをお触書に書いて貼り出した。こうして一夜にして二つのお触書が誕生した。

ミシルはこれまで冷酷なことをしては来たが、絶対権力者として大義だけは守ってきた。ところが今回は様子が違う。これまで考えもしなかった“女王”という夢に後一歩で手が届くという興奮と、“王妃”という愚かな夢のために何十年も無駄に年月を費やした、もう若くないミシルの焦りが彼女を突き動かしていた。これが、よく分かるシーンが46話中盤で観られる。臣下を前に、王の椅子に座って啖呵(たんか)を切るのだ。いつものミシルではないが、この啖呵、敵ながらなかなか天晴れで胸のすく思いがした。国民不在の政争を繰り返す、今の議員さんたちにぜひとも聞いてほしいものだ。

さあ、これまであまり見せ場の無かったF4のウォルヤが、46話、ユシン救出で大きな手柄を立てる。しかし、残念、チルスクが一枚上手だった。ウォルヤたちのみごとな作戦を遠巻きに見て、助け出されたユシンを追ってトンマンたちの砦を包囲してしまったのだ。

47話では火矢を効果的に使ったものすごいアクションが見られるのでお楽しみに。特に、やっと助けトンマン出されたユシンが、不死身のチルスクと一対一で闘う場面は手に汗握る迫力。
もっともこの窮地を救った一番のお手柄は、他でもない、養母ソファだろう。彼女は囮(おとり)となってトンマンを無事砦から逃がしたのだ。しかし、哀れソファはトンマンと信じたチルスクの手によって殺されてしまう。チルスクは愛するソファを自らの手で殺めてしまったのだ。このチルスクとソファについては、後日[善徳女王もうひとつの恋]で紹介するのでお楽しみに。

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(c) MBC 2009 All Rights Reserved.
2009年MBC作品全62話
キャスト:イ・ヨウォン(トンマン)、コ・ヒョンジョン(ミシル)、パク・イェジョン(チョンミョン)、オム・テウン(ユシン)
演出:パク・ホンギュン、キム・グンホン/脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン