“別れ”だけを集めてみたら…ラブストーリーの定石を変える異色の恋物語になった!!

2008年12月02日16時08分映画

映画『Sad Movie<サッド・ムービー>』は、4組4様、8人に訪れる“別れ”を描いた物語。

出会いを描いた恋物語はたくさんあるけれど、別れだけに焦点を絞った名作を見つけるのは難しい。そんな異色のラブストーリーを【GyaO】シネマ&ドラマ・ステーションが、本日12月1日から放送開始する。

『Sad Movie』はタイトルが意味する“悲しい”だけの物語じゃない。別れて初めて届く想いがあるあること、“別れの物語”の向こう側に温もりがあることを教えてくれる珠玉のラブストーリーだ。

物語は4つの恋と別れをオムニバスの形で描いているが、4つの恋が実にうまく絡み合って、見終わった後、心に大きな感動がわきあがってくる。

恋に不器用な消防士と、彼の危険な仕事への不安を抱えながらも彼からのプロポーズを待っている彼女。
未来の見えない生活に疲れ恋人への愛に終止符を打とうとする女性と、彼女の心をつなぎとめようと「別れさせ屋」を始める彼。
初恋の相手をそっと見つめる耳の聞こえない少女と、そんな彼女のことが次第に気になり始める絵描きの青年。
病に倒れたキャリアウーマンの母親と、2人の時間が終わらないよう必死に母を守ろうとする息子。

4つの恋の主人公には、「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソン、「箪笥」のイム・スジョンら豪華キャストが扮している。

大好きな人との時間を守るため、主人公たちは自分たちの“今”を必死に駆け抜ける。思い通りにいかず、素直になれない自分に苛立ちながらも…。そんな切ない4つの物語は、切なくそして優しくこちらの胸に響いてくる。

『Sad Movie』は、“別れ”を描くことで、逆に人と触れ合う大切さや人を愛する意味を教えてくれる感動作となった。“別れ”が辛いのは誰でも知っている。でも、そんな“別れ”の中にもきっと、明日へつながる道はあることをこの映画は気づかせてくれた。

この映画を見た後、あなたは一番愛している人に逢いたくなる・・・。

◆ 『Sad Movie<サッド・ムービー>』<2005年 / 韓国 / 109分>
・監督:クォン・ジョングァン
・脚本:ファン・ソング
・音楽:チョ・ドンイク
・出演:チョン・ウソン、イム・スジョン、チャ・テヒョン、イ・ギウ、シン・ミナ、ヨム・ジョンア、ソン・テヨン、ヨ・ジング ほか
・放送予定:2008年12月1日(月)正午~2009年1月1日(木)正午

【GyaO】シネマ&ドラマ・ステーション 『Sad Movie<サッド・ムービー>』