5月27日の日曜洋画劇場は2007年のアメリカ映画「ボーン・アルティメイタム」を放送、CIAに再び追われる身となるボーンの真相がいよいよ明らかになる。2002年の「ボーン・アイデンティティー」、2004年「ボーン・スプレマシー」に続く物語は、主演のマッド・デイモンを高収益俳優のトップに押し上げた大ヒット作となった。

物語は、イギリスの大手新聞「ガーディアン」の一面にボーンの写真が掲載された事に始まる。CIAの内部告発を受けて同紙記者・ロスが進めていった取材はCIAロンドン支局のみならずニューヨークのCIA対テロ極秘調査局まで動かす問題に発展する。これによってボーンは再びCIAに命を狙われ、その家庭で新たな計画が浮上している事を知る。記憶を全て取り戻したボーンが自らが暗殺者であった過去と向き合うと同時に組織の陰謀を暴くために立ち上がる。前作と時を前後するストーリーは新事実を含んで思いがけない展開を見せる。
シリーズ3作中一番のヒットを誇る本作の興収は2億ドルを超し、世界中でも大好評を博した。更に第80回アカデミー賞でも編集賞・録音賞・音響効果賞を受賞し、スタッフの技術力の高さも改めて証明された。この人気振りに当然のようにシリーズ4作目の制作も期待されていたが監督の降板に伴ってマット・デイモンも降板を申し出たことから、今年9月公開の「ボーン・レガシー」は関連作でありながらスピンオフの形を取るものとなっている。現時点で本編の最終話となっている本作は今後の展開も含めて要となる。
スリリングなストーリーはもちろん、スピーディでハイレベルなアクションの連続が観る者を惹き付けるクオリティの高さも注目だ。

映画「ボーン・アルティメイタム」は27日（日）よる9時から放送。予告動画は「日曜洋画劇場」公式サイトで視聴出来る。

日曜洋画劇場｜テレビ朝日