新帝国のために!太陽の子の命がけの仮面遊び「光宗大王-帝国の朝-」第51-55話あらすじと予告動画

2013年01月24日10時00分ドラマ
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「光宗大王」も中盤に入り、いよいよ新帝国・高麗を築くために、光宗と腹心の部下たちが行動にでる!2013年1月25日(金)からの第51話~55話では、朝廷をうまく手中にした光宗が、民たちの暮らしぶりを探るために王宮の外に繰り出す…BS朝日番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。

ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表地図【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。

※ドラマ視聴の前に、【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介」に目を通しておくと、ドラマがもっとわかりやすくなります。チェックをお忘れなく! また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。

■第51話
密かにミンチョン公を呼び入れた光宗は、この帝国を永久に保全するためには、自分が天下を運営するしかないと決意。ユ・シンソンに渡された「韓非子」を読んだ光宗は、その意図を悟ると、本当の顔を巧妙に隠しながら、道化の芝居を始める。光宗は手始めに、宮中に功臣殿を立て、撃毬(キョック)のための兵士を募り、撃毬場を大きくしたいと臣下に請う。
この光宗の臣下たちへの過度の気遣いにパク侍中たちは戸惑うが、二世たちは功臣である自分たちに当然の配慮と鼻高々。そんな中さすが剛直の人ソ・ピルは、太子時代とは全く豹変してしまった新王を心配し、戸惑いと不満を隠せない。果たして光宗は撃毬を口実に何をしようとしているのあか?光宗の真意にいち早く気づいたのは、ユ・シンソン、チャン・ダンソル、イ・モンユら腹心と、王の道化ぶりを仮面遊びと呼ぶ知恵者チェ・ジンモだけだった。そして、シンソンらも密かに行動を起こし、ユ・シンソンはチェ・ジンモを、イ・モンユは兵部令ワン・ユク(ワン・シンニョムの弟)とワン・ウク(テモク王妃の兄)らを抱き込む。彼らはいずれも柔和で人当たりがよく、豪族ではないという共通点があった。
ワンギュの時代、ワン・シンニョムの時代から、ずいぶんと成長したように思うのはキム・グンリョル公。今回は光宗のあまりの体たらくぶりにあきれるが、王から高価な金杯を下賜されると態度は一変。その根本は何ら変わっていないようだった。光宗は、妻のテモク王妃にも仮面遊びの真意を伝えていないようで、王の道化ぶりに心を痛める。少々かわいそうな気がするが、敵を欺くには味方から…。

光宗大王チャン・ダンソル■第52話
夜通し狩猟を満喫した光宗は、ダンソルの家によることに。その途中、官職を求めて貢物を持参した地方豪族がパク侍中の家の前で人だかりになっているのを見た光宗は眉をひそめる。その一方でダンソルは高位官職についても、相変わらず質素な藁ぶき屋根の下での暮らしぶり。モンユとシンソンも隣家で同様の暮らし方。腹心であり友でもある彼らの住まい方を見て、光宗は感心する。酒席でダンソル、モンユ、シンソン、そして光宗は永遠の友情を誓って乾杯する。
翌日王宮では、王の態度を心配するワン侍中たち。あくまでも道化を演じながら光宗はさらりと嫌味(地方豪族たちが貢物)をしていると伝える。さらに、キム公らと同様に中国の金杯を自らの手でプレゼントする。さすがにこれには侍中たちも頬を緩めるが、ただ一人、金杯を拒絶した人物がいた。果たしてその人物とは?
それにしてもダンソル達の家は酷い。質素にしても程度があるだろう、と思わずツッコミを入れたくなるほど粗末。そんな友と契りを結ぶ光宗。そういえば百済を舞台にしたドラマ「階伯〔ケべク〕」でも、王と友情を結んだ臣下が永遠の絆を誓うが、あちらは後に王が彼らを裏切っている。果たして光宗たちの絆は?

光宗大王テモクヒの母、ワンゴンの第4妃・神静王太后■第53話
もう一人の友人キュニョ和尚が光宗を訪ね、一向に名君として動き出さない光宗に苛立ち「民が待つ広野へ出るべきです」と強く迫る。そんなキュニョを焦らす光宗。たまりかねたキュニョがある事実を教える。その真剣な様子に光宗は、「余はうまく仮面をかぶったようだな」と本心を明かし、時がきたら広野に出るとキュニョに約束する。
一方、テモク王妃は自分の出身でもあるファンボ一族の従兄弟たちと会い、ダンソル、モンユ、シンソンと親しくすれば生き残れる、と助言。テモク王妃の母が現れ、政務に首を突っ込むより、先代王妃への気遣いや、行方知らずとなった先々代王の恵宗娘で光宗の第2妃のキョンファグン夫人の行方を探すべきと、王妃として、人としての道を説く。
撃毬をだしに内軍の再編成を始めた光宗は、今度は租税改革に乗り出す。功臣殿を建て、「功臣たちにこの場で飲めや歌えの場として自由に使ってくれ」と言う。そして「功臣が2000名もいては…」と付け加えると、元老たちはいそいそと功臣の整理を言いだし、シンソンらが「ついでに功臣が租税を支払わない慣習を見直しては?」と水を向ける。こうして朝廷はいつの間にか光宗の手中に握られることになる。そして次に光宗は、キュニョと約束した通り広野へ出向く。
「“王太后(ワンテフ)”と呼ぶな」とテモク王妃をたしなめた母は、ワンゴンの第4妃の神静(シンジョン)王太后。「千秋太后」のヒロイン・スの祖母・明福宮夫人のこと。「千秋太后」ではパン・ヒョジョン(本作の荘和王太后役)が演じだ。ややこしい~。

光宗大王■第54話
光宗はお忍びで礼成江へ出かける。そこで多くの民が奴婢として売られているところ見た光宗は、奴婢船を探らせる。すると、「高麗では飢えに苦しむばかり。中国に行けは腹いっぱい食べられる。この国の民は故郷も祖国もない」と奴婢線で働く輩は逆ギレ。身分を怪しまれた光宗一行は彼らに襲われ、なんとか妓楼(遊女屋、遊かく)に逃げ込む。楼主にかくまってもらう光宗は、妓楼が高麗一の商人で大夫人とよばれるチョ・ソンという女人だと知る。ピンチを脱した光宗たちは無事高級に帰る。
朝廷では、全功臣が四つの等級に分けられる。光宗はできたばかりの功臣殿で宴を催し、功臣たちをもてなす。しかし、これまでとはちと様子が違う。光宗が用意した余興は、功臣たちの度肝を抜いた。果たしてその余興とは?
光宗たちを匿った妓楼の主が、ダンソルを訪ねてくる。ダンソルはこの大夫人とは絶影島からの付き合いで、全国の情報を入手したり、酒代を負担してもらったりする代わりに、その商いを守るという持ちつ持たれつの間。楼主は、札が誰のものかを尋ねに来たのだ。光宗がお忍びで王宮の外に繰り出していることを知らないダンソルは、一目でそれが光宗の配下の札だと知るが…。
チェ・ジモンが光宗に「貞観政要(チョガンチョンヨ」という書を勧めるが、これは、唐の太宗の政治に関する言行を記録した書で、古来から帝王学の教科書とされている全10巻40篇からなる書。
さて、ドラマは中盤を越え、光宗を演じたキム・サンジュンの演技が光ってきた。柔和な表情と時折見せる厳しい表情との切り替えが実にウマイ!さすが、本作でKBS演技大賞 最優秀演技賞を取っただけのことはある。キム・サンジュンは他にも、「宮-クン~Love in Palace」のJohn-Hoon演じるユル君の父役や、「正祖暗殺ミステリー 8日」の正祖など、王または王族の役を演じることが多い。 失礼ながら、あまり華やかな顔立ちではないが、それが却って高貴な雰囲気を醸し出しているようだ。


光宗大王左から 内軍将軍、光宗大王、大殿内官■第55話
再びお忍びで市井にくり出した光宗は、キュニョが貧しい民に施しを始めたことを知る。キュニョはタンムンの山寺で、哀れな民を救おうと懸命の努力をし、そのためには強欲な豪族の信仰心をも利用することをいとわなかった。
そんな中、妓楼で大夫人チョ・ソンと対面した光宗は、彼女が美しい風体と商才を持ち、他国の事情や海に精通していることを知り興味を持つ。奴婢を中国へ売買していることにも探りを入れると、大夫人は「高麗は間抜けな王と強欲な豪族たちの国。奴婢たちが生きていくために手助けをしているだけ」と、痛烈な批判の言葉を吐く。一方王宮では、侍中の息子たちがシンソンらの動きを怪しみ始めるが、肝心なパク侍中はいたってのんき。
楼主は、光宗が大夫人と話し込んでいる隙にダンソルを呼びに行き、対面させてその正体を明かそうとするが…。
王宮に戻った光宗を、大殿で王妃が待ち受けていた。
大夫人と呼ばれるチョ・ソンを演じたのは、イム・チェウォン。今回、光宗と二人で統一新羅時代の海の覇王チャン・ボゴの話しをする。このチャン・ボゴを主人公にしたドラマに「海神-ヘシン」がある。主人公のチャン・ボゴを演じたのは「太祖王建」でワンゴン(光宗たちの父)役を演じたチェ・スジョン。チェ・スジョンは、やはり史劇には欠かせない俳優だ。

kandoratop 【「光宗大王」を2倍楽しむ】

BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
 ※2012.11.12-  月~金 9:00-10:00
韓国KBS「帝国の朝」(光宗大王)番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
DVD公式サイト
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■作品紹介
・原題:帝国の朝(제국의 아침)
・放送:KBS、2002.3.2~2003.1.26
・話数:全94話
・演出:チョン・ソンホン、キム・ホンイル
・脚本:イ・ファンギョン
・キャスト:
ワンソ(後の光宗) …キム・サンジュン
ワンヨ(後の定宗) …チェ・ジェソン
テモク妃…チョン・ヘジン
ムンゴン妃…ホン・リナ
恵宗(ヘジョン)…ノ・ヨングク
ウィファ妃…キム・ヒョンジュ
ワンギュ…キム・ムセン
パク・スリ…チョ・ギョンファン
■DVD-BOX
・構成:DVD-BOX1〜8:BOX1 DISC5枚組 10話、
BOX2~8 各DISC6枚組 12話収録/デジパック、
・リーフレット、オリジナルポストカード2枚封入
・初巻発売日:2009.6.5
・各BOX価格:15,000円(税抜) / 15,750円(税込)
・販売元: ブロードウェイ








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