天地開闢(てんちかいびゃく)の妙案とは?「光宗大王-帝国の朝-」第66-70話あらすじと予告動画

2013年02月14日10時00分ドラマ
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2013年2月15日(金)から始まる第61話~65話では、王権を立て直すために、実際にやった光宗の偉業の一つが描かれる!天地開闢(てんちかいびゃく)の妙案というその偉業とは?BS朝日番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。

ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表地図【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。

【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「(1)ドラマの紹介と時代背景」では、新たに「高麗時代」について詳しく紹介しているので、チェックをお忘れなく! また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。

■第66話
雙冀(サンギ)は、かつて親同士が決めたチョ・ソンの許嫁(いいなずけ)だった。チョ・ソンの妓房を訪れた雙冀(サンギ)は、ワン・ユン、ユ・シンソン、チャン・ダンソル、イ・モンユと酒を酌み交わし、豪族たちと光宗の対立について語り合った。サンギは「真の忠誠心がなく既得権ばかりを求める豪族はもはや不要。一掃するべきだ!」と力強く語り、「高麗に来たのなら命をかけねば」と、彼らに協力することを誓う。そして、天地開闢(てんちかいびゃく)の妙案を考えたことをほのめかす。
一方、チョ・ソンは昔のこととはいえ、サンギと結婚するという親同士が決めた約束を思い出し心が揺れる。
光宗が、今後熾烈を極めるだろう豪族たちとの戦いを考えあぐねているとき、キム・グンリュルとパク・ヨンギュが謁見。ワン侍中に同情し、光宗の政策を今になって非難する。すると光宗は烈火のごとく怒り、ついには盗人、逆臣だとまで罵る。
一方、平州一族と密会したことを母に知られたヒョウン太子は、反省どころか権力欲が芽生え始めたようす。
“天地開闢”とはまた大それたことを言うサンギ。この意味は、天と地ができた世界の始まり。これまでの高麗を潰して全く新しい高麗を作るということ。いったいその妙案とは?また今回、チョ・ソンの出自が明らかになるのでお聴き逃しなく。それにしてもグンリュル&ヨンギュの義父コンビ。少し見直したのだが、やはり先の見えない人物たちのようで、光宗に意見に行ってこっぴどくやられる様をお見逃しなく。

光宗大王■第67話
楼主(接主)から、光宗との関係をどうするのかと聞かれたチョ・ソンはそろそろ友の関係を解消した方が良いと考える。そんなことを知らない光宗が妓房を訪れる。チョ・ソンが推薦したサンギという人物を見つけ、高麗に呼び寄せたので紹介したいと、無邪気に言う光宗に、「お許しください、卑しい商人である私が、陛下の友を続けられません」と言ってクンジョル(丁寧なお辞儀)をする。そして「許嫁は死んでいません…」と話すも、光宗はこの言葉を聞き流し、「今までよい友だった。これからもそうしたい」と告げる。
その後、サンギを含めた臣下たちと夜明けまで政局について語り合った光宗は、彼が用意した天地開闢(てんちかいびゃく)の妙案に度肝を抜く。居合わせた全員が度肝を抜かれたその妙案とは?
一方、光宗に苦言を呈しにいって、逆に大目玉をくらったグンリョルらは、このままでは、自分たちも危ないと、平州に加担する覚悟を決める。果たして平州らの謀反に、光宗派天地開闢の妙案で立ち向かうことが出来るのか?
ヒョウン太子。困った。実母が「玉座に就ける器ではない」と太鼓判を押しているのに、国王になる夢を見ている。夢見ると言えば、今回は光宗とチョ・ソンとの友情以上恋人未満の関係が崩れる回。すでに、チョ・ソンの心は光宗でいっぱいのようだが、果たしてサンギがチョ・ソンの許嫁だと言ったとき、光宗はどんなリアクションを取るのか?、

光宗■第68話
サンギの提案した妙案とは「奴婢按検法(ノビアンコムボプ=ぬひあんけんほう)」だった。感心した光宗は、実に素晴らしい人材だと雙冀に一目置く。そんな中、光宗のもとへ御子のことを報告しに行ったテモク王妃は、光宗から「王妃の実家だからと言って黄州だけを厚遇することはない」と言われ、顔を曇らせる。何の優遇もなく官職にも、租税の免除の配慮しない光宗に、黄州では怒り心頭。ただ一人、一族の長、ファンボ・グアンギョムだけが慎重に事を見守っている。
そのころ、平州一派は、次期国王候補であるヒョウン太子を掌中に取り込み、光宗を「和解の証として狩猟に誘い、王都の外へ誘い込み待ち伏せして王を討とう」と画策していた。
さて、久々の朝会の日。会場にサンギがいることに臣下たちが不満を口にする。特にソ・ピルは「高麗に人材がいるのにわざわざ中原からよそ者を呼んだ」と声高に文句を言う。光宗が登場し、「サンギを高麗の臣下とする」と宣言しても怒りは収まらない。ワン侍中は欠席で、光宗が会を進行、ついに爆弾宣言をする。
サンギが言ったように、当時、奴婢の数は国民の半分を超えていた。918年に始まった三国時代を、ワンゴンが936年に半島統一し、その戦で新羅や百済の捕虜を奴婢として豪族たちに下賜したのだ。当時(朝鮮時代になってからもおなじ)奴婢は、金品と同じように売り買いできる大切な財産。この財産を豪族たちが手放すはずもなく、捕虜たちはずっと奴婢のまま数十年を過ごしてきたのだ。もちろん奴婢の子は奴婢。増えるばかりだ。サンギの妙案とは、彼らが奴婢になったいきさつを調べ、身分を回復してやろうというもの。働かない豪族たちにとって、奴婢を取り上げられれば、手足をもがれたのと同じ。さらに平民になれば、国に税を収め国庫が潤う。王室にとっては何ともありがたい妙案だ。実際に、光宗は弱体化した王権を強めるために3つの方法を考えた。その一つがここで紹介した「奴婢按検法」(956年)だ。後の2つはこの後のドラマの展開で出てきたときに。

光宗■第69話
「大臣たちが抱えている奴婢を解放させる!」臣下たちを前に朝会で光宗が「奴婢按検法」を打ち上げた。大豪族たちは、「国家を揺るがす重大な問題です」と再考を願い出るが、光宗はすべてを退け、続いて人事の異動も発表。新侍中にワン・ハムミンを据え、「余の命をすぐに天下に知らせろ」と命令する。侍中を補佐する広評侍郎には元鳳省のチェ・ヘングィ、平州長男パク・スンウィが担当していた内奉省令にはユ・シンソン、ダンソルは軍部卿になり内軍と国軍を統括し、徇軍部は廃止。新人事から平州が一掃され、黄州の人間の抜擢もない。これまでいきり立つ息子たちを制止していたワン・スギョン元侍中も、ついに立ち上がる!光宗と豪族との多tカインお火ぶたが切って落とされる。
さっそく都城内外に「奴婢按検法」の公文書が張られ、民はこの新しい法令を大歓迎する。
スギョンは、今になって初めて亡きワン・シンニョムが光宗の即位を大反対していた理由がわかっただろう。

光宗■第70話
狙い通りに奴婢という身分から解放された人々の多くが、光宗に感謝し兵士に志願。奴婢に逃げられた豪族たちの不満は高まり、新侍中のワン・ハムミンへの風当たりも強い。
王妃の実家である黄州までがなんと優遇措置も取られなかったことに、王族たちは改めて光宗の恐ろしさを知る。中でもトンヤンウォン夫人は、ヒョンウ太子が平州と接触していることに怯え、シラを切るように言い聞かせる。あれほど自信ありげだったヒョンウ太子も青ざめる。
タンムン大師、キュニョ和尚は光宗の改革に驚きつつも、「これは始まりにすぎず、ますます途方もない事が起こるはず」と予測する。そんな中、平州パク氏の屋敷では、20年分の労働の報酬だと奴婢たちの略奪行為が始まる。
さあ、7年間じっと弱腰の王を演じてきた光宗が、軍の改革、租税改革、奴婢の解放と豪族たちに息つく暇も与えず次々と改革を進める。次回はいよいよ平州の反撃!平州一族には生涯の忠誠を誓った私兵たちが残っているだけに、果たして光宗は、これをどう乗り切るのか?

kandoratop 【「光宗大王」を2倍楽しむ】

BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
 ※2012.11.12-  月~金
韓国KBS「帝国の朝」(光宗大王)番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
DVD公式サイト
★本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・複製を一切禁止いたします。


■作品紹介
・原題:帝国の朝(제국의 아침)
・放送:KBS、2002.3.2~2003.1.26
・話数:全94話
・演出:チョン・ソンホン、キム・ホンイル
・脚本:イ・ファンギョン
・キャスト:
ワンソ(後の光宗) …キム・サンジュン
ワンヨ(後の定宗) …チェ・ジェソン
テモク妃…チョン・ヘジン
ムンゴン妃…ホン・リナ
恵宗(ヘジョン)…ノ・ヨングク
ウィファ妃…キム・ヒョンジュ
ワンギュ…キム・ムセン
パク・スリ…チョ・ギョンファン
■DVD-BOX
・構成:DVD-BOX1〜8:BOX1 DISC5枚組 10話、
BOX2~8 各DISC6枚組 12話収録/デジパック、
・リーフレット、オリジナルポストカード2枚封入
・初巻発売日:2009.6.5
・各BOX価格:15,000円(税抜) / 15,750円(税込)
・販売元: ブロードウェイ








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